それでも僕はテレビを見る

社会‐人間‐テレビ‐間主観的構造

印度人来る

2009-10-22 21:38:20 | イギリス生活事件簿
もうすぐ一か月が経とうとしています。

生活のリズムは安定していて、研究は次の面談に向けて加速中です。

さて、今日「♪昔インドの偉い人・・・♪」と歌を歌いながら、カレーを作っていたところ、突如インド人男性が寮に入ってきて、「君はここに住んでいるのかい?」とたずねるから、「そうだよ」と答えると、「よろしく」と握手を求められました。

新しい寮のメンバーが来たのです。これで6人全員そろったのであります。

先日、中国内陸部(湖南省)から女の子が来たばかりなのだけど、さらに最後のメンバーが来たわけです。

カレーを作っていたのだけれど、これではインド人歓迎カレーのようです。といっても、日本のカレールーなのだから、インド人にとってはカレーの亜流というか、もはやカレーですらないのかもしれません。

ともあれ、自分以外の男の子がこれではじめてきたわけで、感慨深いものがあります。嬉しいんだけど、かえって面倒くさいきもする。分かりません。別に変らないのかもしれない、それが最も現実的な答えのような気がする・・・。

それと中国と日本という比較的文化圏の近い地域から、インド(カルカッタ出身)という南アジア地方の人間が来たわけで、アジアはアジアだけど、文化圏は少し遠くなったのであります。

僕にとっては到着初日にインド人とずいぶん親しくしていたから、インド人の印象はとても良いのです。歴史的にもインドと日本は近からず遠からず、中韓のような悲劇の歴史はなく、独立運動の活動家が日本に来ていたというくらいのものです。

ただ、インド人の生活スタイルについては、ここでは噂がいくつかあって、家族を呼んで、寮の定員を超えるひとたちが生活しているとか、インド料理のスパイスの香りがきついとか、インド人だけを集めた寮を作るために移転しているらしい、とか、不思議な習慣をインド人たちがとっているらしい、というのです。

ひとそれぞれだし、インドは何を隠そう多民族国家なので、インド人ひとくくりにはできないわけですが、どうなるのかはとても気になります。それにパキスタンと、バングラディッシュといった「元インド」の扱いも良く分からないし・・・。

ただ、冷蔵庫のものを買って食べるとか、飲むとかといった、非アジア地域の一部のひとたちの行動パターンをインド人がとっているは聞いたことが無いので、共存可能なのかもしれません。



最近、スーパーに行って、タオルケットや靴下やら、肉(大学内ではほとんどソーセージなどの加工肉しか手に入らない)やら魚(サーモンくらいしかなかったけど)やら、パンやらシリアルやらを買いました。で、たくさん冷凍しました。

決済にはクレジットカードを使ったわけですが、ポンド上昇以前だったので、ありがたかった。

本も最近、2冊買ったけど、これも上昇以前だったのでよかった。

まだ足りないものは幾つかあるのですが(例えばコショウ、ザル、大量の洗濯物を運ぶための丈夫な袋)、とりあえず、日本での生活を再現する環境にはなっています。




話がちょっととびますが、最近暖房が入ったのです。

こっちは暖かく、暖房もいらないなあ、と思っていたのだけれど、最近ちょっと冷えてきてこれはいかん、と思ったので、暖房を入れてもらったのです。

暖房は実質的にはもう入っていたのだけど、自分の部屋はまだ暑すぎるから止めていたのです。

ところが入ったとたん、外は寒い(といっても北海道より暖かい)のに、部屋は真夏です。

寝苦しい真夏です。

買ったタオルケットは、布団にかけるつもりだったのに、今ではそれだけで寝ています。いずれにせよ、買ってよかった。



研究と大学のことを少し書こうかと思ったのだけど、インド人が来たので、今日はその話になりました。こっちの方が面白いので良かったと思う。では。