うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

珍しい地震が発生しました。

2007年07月16日 23時59分53秒 | うちなー日記(沖縄編)
先ほど、報道ステーションを見ていたのですが、中越沖地震の報道の最中に、北海道で震度4、北海道から関東にかけての広い範囲で震度3を観測する地震が発生しました。
しばらくして震度マップが表示されたのですが、マグニチュードは6.6、震源はなんと京都府沖の日本海でした。古舘さんも、かなり驚いている様子でした。

この震度分布、私が思うに、どうやら「異常震域」という、珍しい現象が起きたようです。この「異常震域」とは、地殻の深い場所で大きな地震が発生した際に見られる現象で、地震のエネルギーが垂直に伝わらず、斜めに(潜り込んでいるプレート沿いに)伝わるため、震源から水平距離で遠く離れたところで揺れが観測されるのです。今回も、震源の深さは370キロメートルもあり、かなり深い部類にあたります。
北海道から関東までと、強い揺れの範囲が異常に広いのも、この異常震域の特徴です。地震のエネルギーが地表に達するまでに拡散するのです。

何年か前にも、紀伊半島の地下が震源なのに、近畿では揺れず、東北地方で揺れを観測した地震があり、新聞で読んだ記憶があります。
結構珍しい現象ですが、やはり中越沖地震と何らかの関係があるのでしょうか・・。(今日は奈良でも震度3の地震がありましたし・・)

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