うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

ご無沙汰しております、もとすけです。

2008年10月23日 23時55分18秒 | うちなー日記(沖縄編)
沖縄に来て早3年半、思い返せばあっというまだったなあ・・と思っている今日この頃です。
すでに3年以上経っていたことを、今朝自宅のトイレに入っているときに気づきました。3年といえば、中学校や高校の卒業年限で、こんなに年月が早く感じるというのは、毎日が充実しているというよりも、歳を取ったからかなと思います。
大学に入ったときは18歳、まだぴちぴちのティーンズでしたが、いまや22歳、ヤングアダルトです。(外見は全く変わっていませんが・・)

諸事情あって、卒業は来年の秋を見込んでおります(一応現在四年次後期ではあります)が、そろそろ大学院受験に向けて勉強を始める時期に来ています。
我が理学部海洋自然科学科生物系の今年の四年次は、隣の研究室の友人を含めて二人が東京大学大学院に合格するなど、院試で健闘しています。
そのような状況なので、私も、奈良先端科学技術大学院大学や、京都大学、北海道大学など、興味のある大学の大学院に入れるよう、頑張らなきゃと思っているこの頃なのです。
とりあえず、TOEICで600点から700点以上取れれば、英語の試験が免除になる大学院が結構あるので、最近はTOEIC対策に精を入れています。TOEIC演習の講義も現在受講しています。大学院以上になると、当然のごとく英語論文が読める能力が求められますから、英語は特に大切です。

そうそう、英語といえば、この後期から、我が研究室にネパール人とバングラデシュ人の留学生が配属になって、急に英会話の能力が必要になりました。全く日本語が分からない彼らに、研究の内容や日常のコミュニケーションを伝えなければならないからです。幸い、私の研究とは直接関係ないので、接する機会が少ないのですが、最近の私のデスクの上には『英語フレーズ「これが言いたかった、これが言えなかった」大辞典』なる本が常駐しています。

ところで、現在私は来週のゼミで発表する論文を全文和訳する作業をしています。
先日、Yahoo!ニュースを見ていたら、「頭の良くなるタンパク質」というニュースがありました。読んでみると、国立循環器センターの研究チームが、マウスを使った実験で、特定のタンパク質が学習効果を向上させることを証明したという内容で、興味が湧いたので、その論文を今度のゼミでプレゼンすることにしました。当該の論文(題名「Genetic increase in brain-derived neurotrophic factor levels enhances learning and memory(BDNF(脳由来神経栄養因子)レベルの遺伝的な増大は学習と記憶を向上させる)」)は、8月に発行されたオランダのジャーナル「Brain reserch」に掲載されたもので、ネットで「Brain reserch」のサイトに行き、論文のテキストをパソコンに落として、現在翻訳しているのです。
で、この論文なかなか面白い内容なのですが、何故かやたら長文の英語が多く、アブストラクト(概略)の最初の1行だけで、日本語で200文字近い長文になります。多分著者(日本人)の性格によるものだと思います。田中康夫の文章を読んでいるような感覚ですかね。ただでさえ、脳科学の専門用語が多い論文なので大変です。
一応、今日現在のところ、アブストラクトとイントロダクションの翻訳が完了、このあと、一時間くらいでリザルトを翻訳できると思います。
ちゃんと翻訳しないと、後々正しく理解できないことに繋がってしまいますので、ここが大事なところです。
来週のゼミは無事に乗り切りたいです。これさえ終われば、あとは研究や講義の方に専念できますからね・・。

てなわけで、結構頑張っている今日この頃です。