うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

琉球大学受験旅行1日目(前期編)

2005年02月24日 17時03分54秒 | うちなー日記(沖縄編)・・旅
この旅行は琉球大学理学部の前期入学試験を受験するために2泊3日の行程で、沖縄を訪ねたものである。ちなみに、作者は三年前に一度観光で沖縄を訪ねていた。

1日目、朝、リムジンバスで大阪空港に到着後、日本航空のカウンターにてチェックインを済ませる。今回搭乗するのはJAL2081便、機材はB747-400Dである。久しぶりの飛行機旅行なので、今回はカメラを持参して機窓からの風景を撮ることにしている。
手荷物検査場に向かうと、とんでもなく混んでいた。関空からの伊丹シフトの影響もあるのだろうか、朝の出発便ラッシュの時間帯にあたってしまったのだ。ようやく順番が来て、ゲートをくぐったのだが、「ピンポン」と音がなり、ひっかかってしまった。困った、ますます時間が無くなる。出発まで15分を切っている。何回かポータブル金属探知機の検査を受けるが、毎回ひっかかってしまう。何が反応しているのだろう。そこで、ベルトをはずし忘れていたのを思い出した。「そうか!」そしてベルトをはずしたのだが、念のためにと靴底の検査まで受けてしまった。
なんとか搭乗口まで辿り着くと、ちょうど搭乗が始まった。機内に入ったのは、ほとんど最後だったが、意外に空いている。私の席の横2席は空席だ。早速窓から外を眺めていると、機はほどなくしてドアクローズし、出発した。10分程度でB滑走路の南端につくと、まもなく短い滑走で離陸した。
今日は全体的にもやがかかっていて、地上の風景は鮮明には見えない。そのまま上昇を続け、大阪湾上空に到達。左に大阪市内を望みながら、南西に向かう。関空が左に見えてきたと思ったら、そこで雲に入った。それほど天気は悪くないが、軽い揺れがしばらく続き、10分くらいで雲上に出ると、まもなくシートベルトサインが消えた。ジュースのサービスが始まり、私は久しぶりなのでコンソメスープを頼んだ。やはり、空の上でのコンソメは美味しい。音楽を聴きながら本を読んでいたら、いつのまにか奄美大島まで来ていた。再びベルトサインが点灯し、着陸のための降下に入る。今日は沖縄付近の天気は悪く、かなり揺れるようだ。その間も、私は窓から外の風景の写真を撮っていた。機体はやはり上下左右に大きく揺れる。しばらくして、雲の切れ間から海が見えた。かなり波は高い。5mはあるようだ。完全に雲から出ると、揺れも収まり、左に伊江島と本部半島が見えてきた。いよいよ沖縄だ。まもなくフラップとギアが降ろされ、最終着陸態勢に入った。着陸に備えて座席の周りを整理し終わると、那覇の市街地が見え、行き交う船の上を通りすぎ、「ドスン」とかなりのハードランディングで着陸した。機体は大丈夫なのか?と思うほどだったが、無事にブレーキがかかり、自衛隊の対潜哨戒機の横を通り、機は駐機場に停まった。ドアオープンし、早めに降機すると、そこには沖縄の空気が漂っていた。この湿っぽさが懐かしい。いつのまにか、空は晴れていた。足早に到着ロビーに出ると、「めんそーれ沖縄」の看板が出迎えてくれた。せっかくなので、那覇空港の展望デッキでしばらく飛行機の写真を撮ってから、ゆいレールで旭橋に向かった。旭橋には、那覇バスターミナルがある。モノレールからの視点は新鮮だ。駅ごとに流れる車内放送のチャイムも、沖縄民謡のアレンジ版で、心地良い。しかもなかなか速い。あっというまに旭橋に到着した。しかし着いたは良いが、バスターミナルに行く道がよく分からず、戸惑ってしまった。なんとかバスターミナルに着き、琉球大学行きのバスに乗った。途中、不意に雨が降ってきた。見る見るうちに土砂降りになり、道は水浸しだ。1時間少しかかって琉球大学東口に到着した。ところが、不意の大雨で雨具無しの私は歩くに歩けない。バス停のそばのコンビニで雨ガッパを買い、試験会場の下見に向かった。やはり大学は広い。案内板を頼りにかなり歩いて、理学部の試験会場に辿り着いた。試験を行う教室まで行くと、張り紙が張っていて、明日の説明が書いてあった。教室には入れないので、すぐに会場を後にし、今日のところはバスで那覇に戻った。バスターミナルで預けていた荷物を持ってホテルに向かったが、泉崎の交差点まで来ると、歩道橋を渡らなければならなかった。重い荷物を持って階段を上っていると、足ががくがくした。大学で歩いたのがかなり響いた。限界ぎりぎりの状態でホテル東横イン旭橋駅前に着き、チェックインした。
今日はだいぶ疲れてしまった。果たして明日の試験は大丈夫なのか?