ザ・万歩計 (文春文庫) | |
万城目 学 | |
文藝春秋 |
☆
前回の鹿男で、奈良に散策に行き、
今回は万城目学氏のエッセイ「ザ・万歩計」をご紹介。
結構、好みが合うのが、随所に解る。
まずは、篤史、MY,LOVE、と「「渡辺篤史の建もの探訪」での番組と
本人そのものを愛すると・・・私も、数少ない観るTVのひとつである。
「おはようございます。渡辺篤史です。」
最後には、「いかがでした。○○さんのお宅」、上品な音楽、シンプルな構成。
こんな家に住みたいというより、こんな生活をと、憧れもこめて観ている番組。
でも、嫁さんは、こんな白っぽい部屋、住みにくいわとか、
こんな階段、子供できたら、あぶなかっしいわとか、結構、否定的に突っ込む。
まあ、我家の連休の始まりの、ひとときですな。
そして、「トイレ本」・・・我家も同じ。
時には「風呂新聞」もあり、結構濡れるのを、防ぐには、テクニックを要する。
まあ、大事にしている本は、さすがに憚れるので、自ずから偏る。
岩城宏之とか、荻昌弘、古谷三敏などのエッセイは、
風呂本の定番で、今や表紙はボロボロ。
最高に、風呂に入った回数が多いのは、やはり落語本。
既に、表紙はないので、確か、古典落語(上方編)
、講談社文庫(昭和48年出版ぐらい)だと、記憶しているが・・・
再版、お願いしたいですな。
そして、京都、奈良と続いて、次回作は、大阪が舞台とか。
そこで、普段大阪弁で喋る著者が、小説の中ではできるだけ大阪弁を
使わないようにしているとか・・大阪弁を使うとひらがな多くて読みにくいと
でも、大阪が舞台なら、無理でしゃろ。
大阪を舞台にした小説の構想を練るとき、
愛すべき大阪弁と小説をどう折り合わせるべきか悩んでいるようである。
次回、万城目さんの大阪小説は楽しみですな。
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