ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

しをんのしおり~三浦しをん

2013-07-23 05:22:49 | 本の少し
しをんのしおり (新潮文庫)
クリエーター情報なし
新潮社

☆☆☆

三浦しをんさんの2001年~2002年にかけてのエッセイ集。

この本のタイトルは、本当ならば「人生劇場」になるはずだったとか。
担当の方ふたりと着々と「人生劇場」としてできつつあったのに、
偉いサンさんの「しをんのしおり」でいきましょう。」の一言の横槍。
あれこれ抵抗してみたけれど、「こちらの方が売れますよ」で降参。

今、みたいに売れてからだと「人生劇場」も有りかと思いますが、
初期のエッセイとしては「しをんのしおり」の方がかわいくて良かったんでは。

本のタイトル、表紙のデザイン、って大事ですよね。

私たちは、作家を知らなければ、手に取るか取らないかは、
咄嗟にそれだけの情報で判断しているんですよね。

(そのあと、買うか買わないかは、裏のミニ解説もちょっと参考にしますが)

自分の本棚を観ていると、本のもっている顔ってあるんだなと、この頃つくづく感じますな。

この本のカバー挿画は、東ちなつ、さん。

スマホにでてくる絵文字みたいで、12年前で斬新と思ったが、文庫本は7年前か・・・・。

一度好きなカバーを選んでみよう・・・・その時はやっぱり内容に影響されるんでしょうな。


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