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酔生夢死ってわけでもないけれど、、、日々雑感

奈良散策 ~ 飛火野の「鹿寄せ」

2013年03月10日 | まち歩き

春本番ではないですが、いい陽気。

奈良に「鹿寄せ」を見に行ってきました。

 

 

9時前に近鉄奈良駅に到着。散策としてはゆっくりです。

P1000803(ハイキングの人たちでごったがえしています。)

 

ハイキングの人たちはバスでどこかに行くのでしょう。奈良公園方向に歩いて行くのは私ぐらい。

気持ちいい散歩です。

 

そうそう、今は毎晩、東大寺二月堂で「お水取り」をやっています。「奈良国立博物館」も特別展示中。

P1000807

 

帰りに余裕があったら寄ってみるかな。

P1000806(結局寄らず、、、)

 

 

春日大社の「一の鳥居」横のお手洗いをお借りした後、参道をぶらぶら。

「ムクロジ」という珍しい樹らしい。

P1000809(立派の幹の上に若笹のような鮮やかな緑の葉が。)

 

「仏教美術資料研究センター」(旧称:「旧奈良県物産陳列所」)。明治時代に建てられた洋館。

P1000810(重要文化財。)

 

「鹿寄せ」は飛火野の一画で10時から。20分ほど前に到着。

P1000842(この写真は「鹿寄せ」が終わった後ですが。)

 

まだ人はまばら。

P1000813

 

「鹿寄せ」は「財団法人 奈良の鹿愛護会」主催。愛護会の方がいろいろと教えてくれます。

 

愛護会の方は鹿と顔見知り。「調子はどうだ?」って感じで会話。

P1000814_2

 

この方にチラシをいただきました。おじさん曰く、「鹿は紙も食べるから、読んだらカバンにしまってね」。

P1000816

「僕たちはペットじゃない。奈良公園で暮らす野生動物だ! ベタベタさわると怒るぞ!!」

 

確かにこの注意看板がそこかしこにあります。

P1000854(今や奈良公園では有名な看板。)

 

5分前。結構人が集まってきました。

P1000817

 

「鹿寄せ」はホルンを吹いて寄せます。ホルン奏者のお兄さん登場。

P1000821

 

注意事項などを拡声器で説明してくれます。

「え~っ、鹿寄せは、ホルンを吹くと100頭ぐらいの鹿が林の奥から走って来て~、集まったらドングリをまきま~す。鹿がそれをどんどん食べて、食べ終わったら、勝手に帰って行きま~す。それだけのことで~す。」

 

そして、ホルンを吹きならして「鹿寄せ」スタート!

P1000823(お兄さんが向いている奥の林から鹿が来るはず。)

 

おっ、来た来た。写真なので分かりませんが、かなりのダッシュです。

P1000825

 

あっという間に近づいて来て、、、

P1000826

 

ホルンのお兄さんの周りは鹿だらけ。

P1000829

 

この後、第二陣もダッシュで到着。ひとしきり集まったところで、ドングリおじさんの登場。

P1000831(このおじさんがドングリを持っていることを知っている鹿たちは「早くまけ!」とばかりにおじさんを小突きます。)

 

ホルンお兄さんがドングリまきをバトンタッチ。

P1000834

 

この頃、観客側では鹿せんべいの販売が始まっています。

鹿は、ドングリは「大好き」、鹿せんべいは「超大好き」。ドングリで食欲に火がついた鹿が、せんべいを買った人に目がけてダッシュしてきます。

P1000835(「せんべい、買ったよね。ちょーだい。」、「せんべい、食わせろ!」とガンガンきます。)

持ってない人にも来ますが、そんな時は、「持ってないよぉ~」とバンザイすれば、どっかに行きます。

 

で、最後は、ローマ帝国の歩兵も真っ青の密集形態。

P1000840(“鹿だんご”状態。)

 

本日の観客はこれぐらい。飛火野が広いので、余裕で見物できます。

P1000836

 

鹿せんべいの販売のほか、愛護会の方が募金を集めて回ります。楽しいものを見せていただきましたので、私も募金を。かわいいシールをもらえます。

P1000838

集まったお金は交通事故で傷ついた鹿の治療などに使われます。

 

「鹿寄せ」、思った以上に楽しかったです。家族連れにもおススメですよ。

 

 

「鹿寄せ」が終わって10時半過ぎ。

奈良公園とその周辺を散策します。

 

 

「鹿寄せ」の場所からそう遠くない所にある、「片岡梅林」。

この「丸窓亭」の近くにあることから、「丸窓梅林」とも言います。

P1000846(元は春日大社の経庫だったそうです。)

 

小ぢんまりと250本の梅林。ほぼ満開ですね。

P1000845

 

「浮見堂」に下りてみました。

散策道のアセビが満開。

P1000847

 

「浮見堂」。桜の季節がベストかな。

P1000849(手前の桜樹はまだつぼみ堅し。)

 

「春日大社」へ足を伸ばします。

参道を歩いていてすぐに気付くのは、立派な燈籠。参道を挟んで一対ではなく、片側に一対並んで立っています。

Photo_3(江戸時代、いやもっと昔か。「砂糖商」、「綿問屋」、「青物問屋」などの寄進。)

 

樹林に囲まれた地道、「鷺原道」。

P1000858(なかなか情緒がある。)

その昔、興福寺から僧が春日大社にお参りするために歩いた道だとか、、、うんっ? 仏に仕えるお坊さんも神様にお参りするのか。

 

3月13日に「春日祭」とやらで、勅使が参行されるのですね。

P1000860(参道の中央だけ砂利の色が違います。そして立ち入り禁止。勅使が歩く道ですな。鹿がバンバン歩いてましたが。)

 

本殿でお参り。諸々お願い事を。

P1000862

 

春日大社と言えば藤の花。「砂ずりの藤」。満開の時に見たらさぞ美しいだろうなぁ。

P1000863

 

お約束のこの景色も観てきました。

P1000864

 

春日大社から「若草山」を経て東大寺の「二月堂」へ。

P1000866

 

春日大社の敷地を抜けると、このあたりは「水谷道」。

P1000867(向こうから修学旅行生がやってきます。)

 

若草山です。こんなに間近で観たのは初めてかも。

P1000868(入山は有料。「鹿せんべいとばし大会」とは一体、、、)

 

暑い。ゆっくり歩いていても汗ばみます。鹿はちょうどいいのか、居眠り。

P1000870

 

若草山から10分弱で「二月堂」。

P1000877

 

二月堂と言えば「お水取り」。あまりにも有名な行事。これですね。

Photo(ネットより拝借。)

 

夜は超混雑するので、昼のうちに見学。

今晩使う松明の最終準備でしょうか。

P1000881

 

近くで見せていただきました。

P1000884

良く見れば、竹に名前が書かれています。奉納なんですね。一本いくらするのか。

 

こちらは、裏に置かれた竹。昨晩までに燃やされた松明でしょう。

P1000885

 

松明とは関係ないですが、「二月堂があるのなら、三月も四月もあってもいいじゃないか。」と思っていたら、「三月堂」も「四月堂」もありましたよぉ。

 

ここは「裏参道」になるようです。人も少なくて雰囲気がいいですね。

P1000886(夜は「お水取り」の観光客でびっしりらしい。)

 

大仏殿の横に出てきました。

P1000890

 

この門の向こうが大仏殿。有料区域。

P1000891

 

山門はいつ見ても立派。

P1000896

 

さて、ここで鹿せんべいの不思議。「鹿せんべいを売っているパラソルの近くには必ず鹿がいる。」

P1000901

これは、観光客がせんべいを買うのを待っているのではなく、「お店の人が野菜くずなどで鹿を近くに引きつけている。鹿が少しいた方が売り上げがいいから。」らしい。(※観光案内人が説明しているのを立ち聞き。)

それよりも、私は、平積みされているせんべいを、近くにいる鹿がなぜ食べないのかの方が不思議。

 

 

お昼も回りました。奈良公園の散策は一段落したので、昼食へ。

 

駅の方に戻る途中の商店街を抜けて行きます。

Photo_2(3つの商店街。それにしても縦長だなぁ。)

 

(奈良とはあまり関係ないけど)美味しいとネットで評判だったカレー屋さん。その名も「若草カレー」。

P1000904(随分とシャレたビルの1階。)

 

「オム若草カレー」。

P1000903(イメージは若草山ですね。)

玉子のマイルド感とは逆に、なかなかドライな本格カレー。美味しいです。付け合わせの玉ねぎのピクルスも最高。

ごちそうさまでした。

 

 

昼食後は、「ならまち」をぶらぶら。奈良で一番古い町並みだとか。

 

普通の住居の間にこんな雰囲気のある古いお店が散在。

P1000912

 

「奈良町資料館」に縄暖簾のようにぶら下がっているのは何だろう、、、

P1000908

 

「身代申(さる)」というもので、家の軒先に吊るすと、人の災厄を身代りに受けてくれるそうです。

P1000909(“背中”に願い事を書きます。家内安全、無病息災、交通安全、商売繁盛、厄除祈願などなど、ご利益多数。)

 

奈良の名産、「蚊帳ふきん」のお店も発見。

P1000911

 

おっ、「吉田蚊帳」って、妻が以前使っていた蚊帳ふきんのお店だぁ、、、と思ったら、それは「吉岡商店」でした。

R0012750_3(2010年撮影。)

 

「ならまち」のことはあまり調べてこなかったので、行きあたりばったりの散歩になってしまいましたが、雰囲気のいい町並みですね。

 

 

さて、最後は、奈良県庁へ。

P1000900

 

奈良県庁に何をしに来たかというと、期間と時間限定でやっている屋上開放へ。

P1000923

 

緑化された屋上のこの絶景!

P1000921(開放感、最高!)

 

大仏殿と若草山の方を望む。「こんなに歩いたのか」と自ら感心。

P1000918

 

興福寺方面。

P1000920(興福寺は修復中。)

 

奈良県庁の屋上開放、もちろん無料。行ってみる価値ありですよぉ。

 

 

これにて本日の散策は終了。14時過ぎ。

奈良はやっぱりいいですねぇ。足馴らしの20000歩弱の散策、最高に気持ち良かったです。

 

 

さぁ、次は奈良でも奥の方の「広橋梅林」の散策がターゲットです。

 

 

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