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酔生夢死ってわけでもないけれど、、、日々雑感

霧島温泉・宮之城温泉2泊旅行②〔霧島温泉「鳥遊ぶ森の宿 ふたり静」編〕

2020年11月27日 | 旅行記

今日泊まるのは、霧島温泉「鳥遊ぶ森の宿 ふたり静」。

(ここを入るとすぐに駐車場があります。)

「ふたり静」は、静かな鳥遊ぶ森に点在する、母屋と離れ5棟の、1日限定5組の古民家風温泉旅館。

(母屋の玄関。昔懐かしい、すりガラスの木の引き戸。)

5つの離れの名前は、「花の音」、「森の音」、「鳥の音」、「水の音」、「風の音」。各離れに、内湯、露天風呂を基本に、サウナ、岩盤浴、足湯などのどれか、計3種類以上の❝風呂❞があります。もちろん、温泉は源泉かけ流し。

私たちの泊まる離れは「森の音」。

宿の方から部屋の中の説明を聞くのがパターンですが、「森の音」の場合は、まずは、この❝道具❞の説明から。

(ウェルカムのお茶&お茶菓子と、この❝道具❞。)

実はこの❝道具❞、「森の音」の玄関の鍵です!

玄関の重々しい引き戸の下の方にある鍵穴に突っ込んで、内側にあるかんぬきを上げて開けるというなかなか凝った作り。(実際やってみると、割と簡単にできました。)

部屋です。まずはメインの和室。

寝室。

(しっかり目のマットレス、私好みです。)

洗面所から、内湯、露天風呂、トイレにそれぞれ続きます。

内湯はヒノキ風呂。

(24時間源泉が出ています。ちょっと熱めかな。)

ウッドデッキには足湯があります。

(足湯も源泉かけ流し。)

露天風呂にはこのウッドデッキから。

(左に見える窓は内湯の窓。)

部屋の探検が一通り終わったら、「今空いています。」とのことで、貸切露天風呂に行ってみました。

(貸切露天風呂へのアプローチの道。)

見えてきました。

貸切風呂を使う時は、フロントに電話をすると、空いている場合、「入浴中」と書かれた大きな木札を離れまで持って来てくれますので、それを持って行って、扉にかけておきます。

こちらが貸切露天風呂です。

静かです。本当に鳥の声と風の音と木の葉のそよぐ音しかしません。(ちなみに、中学生以下は宿泊不可。)

ゆっくり温泉を楽しんだら離れに戻って、内湯、露天風呂にも浸かって、温泉のはしごを。(笑)

そうこうしているうちに、夕食の時刻に。

食事処は母屋にあります。離れごとの個室となります。

(私たちは一番奥の個室でした。)

さすが鹿児島です。有名焼酎がずらりと並んでいます。

そして器は薩摩切子。

(見ているだけで楽しいです。ずっしり重いワイングラスタイプは12万円だとか。)

それでは、「ふたり静」の「モダン懐石料理」のスタートです。

■食前酢、吸い物

(酢は、大隅半島の❝付け根❞あたりの、黒酢の産地、福山の「壺畑」のもの。)

ブルーベリー黒酢、秋の味覚の土瓶蒸し(松茸、やがら、さつま地鶏、車海老)。

■先付け

柿と占地(しめじ)の白和、素揚げ銀杏。

■お造り

伊勢海老、白チヌ、鰹。

■替わり

霧島で育ったサーモンのヴァプール、ミルクバターソースで。「ヴァプールって何?」って思ったら、蒸し料理の総称だそうです。

ここで、芋焼酎、、、ではなく、日本酒にチェンジ。

(大分の佐伯の「飛翔」という純米酒を選びました。初めていただきます。)

先程見た薩摩切子のグラスを出してくれました。

■蓋物、蒸し物

(器がすごくいい。)

蓋を取ります。

備長炭で焼き上げた秋刀魚の柚子焼、フォアグラの茶碗蒸し(地野菜の餡かけ、トリュフの香りで)。

■お口直し

みかんとトマトのシャーベット、ピンクペッパーとともに。

■メイン料理

鹿児島県産黒毛和牛のリブロースステーキ、牛蒡のソース、ヒマラヤピンク岩塩と山葵で。

■お食事、椀物

きのこと地鶏の炊き込みご飯、伊勢海老のお味噌汁。

■デセール

安納芋のベイクドスイートポテト、塩ミルクアイス、梨。(「デセール」って「軽めのデザート」くらいの意味みたい。)

いやぁ、全品、素晴らしいです。まさに五感で味わうとはこのことですね。

出された時の驚きとワクワク感、食べた時の美味しさ(素材の良さ、確かな技術)と感動、あっという間の2時間でした。

離れや温泉も素晴らしいですが、「ふたり静」の真骨頂は料理かもしれません。

ごちそうさまでした。

 

食事の最後に、果実酒の瓶と、メッセージを書いて貼るシールが出されます。

再訪するならそのまま置いておく、再訪未定ならお土産として持ち帰る、ということのようです。

確かに、食事処の一角にたくさんのこの瓶が置かれている棚がありました。私たちは再訪未定なので、持って帰ってきましたが、いい記念になりますね。

 

大満足の食事の後は部屋でゆっくり。妻に日頃の疲れを癒してもらおうと、エステをプレゼント。(寝室をエステ仕様に整えて施術。) 私は何度か温泉に浸かってから就寝。

 

翌朝。少し曇っていますが、気持ちのいい朝です。

目覚めとともに露天風呂へ。

(源泉が少し熱めなので、私にとっては露天風呂の方がちょうどいい湯加減です。)

朝食も昨晩と同じく食事処へ。

個室の窓の外は、昨晩は気付きませんでしたが、この竹林。

(窓から見る竹林は一幅の絵のようです。いい雰囲気。)

朝食は鯖の塩焼きとさつま揚げをメインにたくさんの小鉢で。

新米でしょうか、ツヤツヤのご飯と、一人鍋の湯豆腐、ご飯の左には「朝カレー」。

朝カレーは少し和風に仕上げられている感じで、まさに朝にピッタリでした。

 

離れに戻ると、鍵穴の近くにカマキリが。

(カマキリかな?ちょっと違うような気も。)

チェックアウトは11時。それまでは部屋でゆっくり。

最後まで温泉を堪能しました。

「鳥遊ぶ森の宿 ふたり静」、常宿にする方もたくさんいらっしゃるのではと思える、全てに上質の宿でした。(ちなみに、クレジットカード不可ですので、ご注意を。)

 

2日目は、霧島から伊佐市、さつま町へと巡って行きます。

〔道中編その2〕へ続く。


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