土曜日は本降り。
でも、11月も中旬を過ぎて、今年の“歩き納め”を意識する今日この頃なので、お天気にも恵まれた日曜日、気力・体力充実で、「曽爾高原」に最後のススキを見に行ってきました。
曽爾高原は、奈良と三重の県境。名張に出て、そこからバスで小一時間。
お得なこれを利用します。
(近鉄&バス、地ビールなどがセットで、何だかんだで¥1000はお得。)
鶴橋駅、8時。さっそく「曽爾高原すすき散策きっぷ」を購入。
“地ビール券”もちゃんと付いてます。
名張駅に到着。
バス停。ススキの見頃を少し過ぎているし、昨日の雨で出足は鈍いだろうと思ったら、大混雑。
久々に立ちっぱなしで1時間バスに乗りました。
私が降りようと思っているのは「曽爾高原ファームガーデン」。ここでお手洗いを済ませて、空腹に耐えれなくなった時用に軽食を買って歩き出す計画。
降りたのは私とあと2人だけ。どうやら皆さん、終点の「曽爾高原」まで行っちゃうみたい。
「ファームガーデン」で情報収集。
パンフ入手。
“遭難”時用食料に、名物(?)「山芋まんじゅう」を購入。
ススキは最終盤。「逆光で見ると銀色に輝く」とある。その景色を見てみたい!
出発!
東海自然歩道に入るべく舗装道路をてくてく。ここから歩く人は少ない。
道は単純。迷うこともなく、自然歩道に進入。雑木が色づいて美しい。
熊笹の中に立つワイルドな道標。
そして、ワイルド過ぎる「フィールドアスレチック」。まるっきり林の中に突如出現。こんな所でやるのは命がけだと思うけど、、、
(林の色に迷彩していて見づらいですが、アスレチックが設置されている。)
高原散策の起点、「青少年自然の家」に到着。景色抜群。
ススキ野原に入ったとたん、雰囲気最高!
ススキが風にそよぐ。
紅葉もある。
目指すは「亀山山頂」。「倶留尊山」(くろそやま)は“お気楽モード”では登れないので行きません。
登り始めて振り返ると、「お亀池」を中心に絶景が。
亀山下山後に見付けた「お亀池」の説明板をここで。要は、とっても貴重な湿地。
お天気最高、気持ちいい~っ!
だいぶ登って来た。
こんな感じでちゃんと登山道があります。
亀山山頂まであと400m。このあたりから風が強くなってくる。
ここからは尾根づたいに登るのですが、吹き上げる風が烈風となって体を叩く。飛ばされないように一歩一歩慎重に進む。
風が強過ぎて写真を撮る余裕が、、、山頂あたりで撮った一枚。
亀山、810m。1000mに達しない山でも麓と山頂ではこれだけ気象条件が違うのだから、山は本当に油断ならない。
今の服装はこれ。「Champion」の厚手のフリースに手袋。
ユニクロの暖パンの上(暖ジャン?)をリュックに入れていましたが、出して着る余裕なし。このフリースがすぐれもので良かった。
すごい強風の中、足を踏ん張ってシャッターを押す。何が撮れているかも分からない状況。
(麓のお亀池、遠くの稜線が本当に美しい、、、と帰宅してからパソコンで確認。)
山頂から少し下った所で、カメラを左に振ってみた。こちらも絶景ですわ。
何とか吹き飛ばされず、山頂から3分ほど降りた。手すりがありがたい。見上げてみる、、、
そうだ、「逆行で見ると銀色に輝く」ってススキを見なきゃぁ。
で、見てみた。
(穂が銀色に輝いているぞぉ~。満足。クリックするとそこそこ拡大してよく見えます。)
風が“そよぐ”程度になった所で再度見上げる。「結構山だったんだなぁ」と実感。
亀山に登る道中の眼下に見えた雑木林の紅葉エリアに入ったようです。
無事下山。山頂は荒天の印象だったけど、麓はのんびり青空。
「お亀茶屋」。割とシンプルな茶店。
「仙女一休」。かなりブレークした売店。ここのおばちゃんがちょっと有名らしい。
本日歩いたコースはこちら。案内板にトレースしてみました。
(クリックすると少し大きくなります。ぐるっと一周しました。)
それでは、「曽爾高原ファームガーデン」へ戻ろう。独り言を言いながら。
気持ちいい~。
こんな所にゴルフ場?
キャンプ場。常設のテントとロッジタイプがあるんだ。
「曽爾村」の道標。傾いてる、、、
大型バスの駐車が絶妙。
イチョウは落葉。踏みしめる。
また村の道標。やっぱり傾いてる、、、
「ファームガーデン」に戻ってきました。朝と違って賑わってる。
今日はいつもの手製のおにぎりではなく、レストランで食事をする計画。お昼時とあって少々待って、“おひとりさま”入店。
感じのいいレストランです。
ランチコースは3種類。“歩き納め”になるかもしれないので、一番高いコースを。
前菜(地野菜のサラダ)とかぼちゃのスープ。ボリューム満点。
メインのステーキ登場。肉の下にはこれまた曽爾村の温野菜の付け合わせ。
比較物がないので分かりませんが、このステーキ、でかい。食べ応え十分&うまい!
地ビールも登場。店員さんが好きだという「アルト」にしました。地ビールっぽくて美味しかった。
最後にコーヒーと軽いお菓子が出て終わり。¥1800の価値ありのランチでした。ごちそうさま。
さて、あとは帰るだけなのですが、何せバスがこれ。
14:30までまだ1時間強あるので、「ファームガーデン」を探検。
売店でさっきの地ビールが売ってる。結構売れてるみたい。
こんなポスターあり。
そんなにトマトに自信があるのか、、、トマト好きとしては買わねばなるまい。
ということで、屋外の野菜の直売所で購入。大玉4つで¥300。
「ファームガーデン」の「米粉のパン」が美味しいとネットで評判。探していると、別棟でした。「曽爾高原お米の館」。
店内に入ってみると、売り切れ寸前。メロンパンが1つ残っていたので購入。¥130。
(曽爾村はお米も有名なんですね。お米を買っている人も多かった。)
ランチ直後にもかかわらず、さっそく外のベンチでいただく。もっちりしていて美味しい。こりゃ流行るわ。
何だか人がどんどん多くなってきたような気が。車もどんどん来る。
まだ時間があるので、入らなかった「お亀の湯」を見に行ってみた。
「お亀の湯」は少し高台にあるので、景色がいい。それにしても、マッコウクジラのような山の稜線、迫力あるなぁ。
地ビール工場も見に行ってみた。
まだ30分以上時間があるけど、バスはここが始発じゃないので、満員で乗れないなんてことのないように、バス停に並ぶ。
30分間、この景色を見てボーッ。
美しい景色はずっと見ていても飽きません。30分、そんなに待った感もなくバス到着。気が付けばバス停には長蛇の列。
ギネスに挑戦かというほど押し込まれて発車。
出発前、運転手さんとバス停で乗客整理していた係員(どうやら管理職)のやりとり。マイクがON状態で、車内に筒抜け。
運転手: 次の太良路(たろうじ)でもお客さん待ってるやろうし、赤目も紅葉谷も。どないすんの? このバスはこれ以上乗られへんから、置いて行かざるを得んで。
管理職: ・・・
運転手: 予備の車両もないのにどうすんの? 俺はええけど、会社としてほんまにそれでええんか?
管理職: ・・・
で、何の解決策もないまま出発。
案の定、次のバス停で待っていたハイカーは置いてけぼり、その次のバス停でも、、、
14:30のバスの次は15:30。これが名張駅行き最終。おそらく15:30の方がもっと混んでいると思います。「ファームガーデン」でも乗れないかも。
どうなったんだろう、、、
曽爾高原に公共交通機関で行く時には要注意です。レンタカーで行った方が無難かも。
道中はすれ違いのできない箇所が大部分で、結局到着時刻も遅れて、バスを降車後、ダッシュ。ギリギリで一本遅れの大阪方面行き急行に飛び乗れました。10日ぶりのアルコールのせいか、爆睡して鶴橋に到着。
さて、帰宅後の夕食。
先日の高知土産の「はちきん地鶏のチキンカレー」と、本日購入の曽爾村のトマト。
カレーはなかなかの辛口。地鶏がしっかり主張していてレベルの高い一品。
トマトは、ちょっと若い感じですが、しっかりした味の中に甘みもあって美味しい。さすが曽爾村が自信を持っているだけのことはあります。いいトマト。残りの3玉も楽しみ。
曽爾高原、素晴らしい所です。一度行ってみたかった所ですが、今日、思い切って行って良かったです。
さぁ、いよいよ今年もあと1ヶ月少々。徐々にモチベーションを高めていきますかね。
DS@京都です。
ついに念願の曽爾高原に行かれたんですね。
何度か行ったことのある場所なので、手に取るように分かりました。
ススキでもツツジでもコスモスでも、何でも一面に広がっているのは圧巻で、心がスカッとするものですね。
個人的にはファームガーデン前の草もちが大好きです。
元女優の綺麗な奥さんの写真がパッケージになっている美味しい草もちです。
DS家では子供たちの山登りへのモチベーション維持に向けた検討が続いています、やはり子供にとって山登りは辛いだけのものみたいです。^-^
曽爾高原、行ってきました。年内ラストとなるかもしれない散策で念願の曽爾高原に行けて良かったです。
それにしても亀山の山頂の風の強さはすごかったです。もうちょっと強かったら飛ばされるんじゃないかという怖さを感じました。
DSさんご推薦の草餅屋さん、長蛇の列でした。帰りのバス停からボーっと見ていましたが、なかなか列が進まないのが不思議でした。
子どもたちの山登りモチベーション、再び検討ですか。山登りそのものが目的っていうのは子どもたちには魅力がないですかね。
山頂にめっちゃ美味しいホットケーキ屋があるとか、山頂での記念写真を3ヶ所見せたらレアカードがもらえるお菓子屋が近所にあるとか、そんな目的が必要なんですかね。自然って本当にきれいなんですけど。
そういえば、亀山の山頂近くで、強風の中、「山頂ラーメン」を作ろうとするハイカーがいました。山頂ラーメンの美味しさぐらいでは子どもたちはだまされないか、、、
では、また。
そうそう、先斗町、楽しみにしています。