mo-diary

酔生夢死ってわけでもないけれど、、、日々雑感

尾道・鞆の浦2泊旅行①〔1日目道中編〕

2023年09月24日 | 旅行記

9月の三連休を利用して尾道と鞆の浦(福山)に2泊3日で旅行に行ってきました。この地を旅先に選んだのは、尾道で泊まってみたい宿があるからと、尾道と近い鞆の浦を一度訪ねてみたいから。数ヶ月前に予約し、あれこれプランを立てていた頃は、「初秋の旅になるなぁ。」と思っていましたが、猛暑の収まる気配なく、さながら真夏の旅となりました。

今回泊まる宿は、尾道が「ベラビスタ スパ&アリーナ尾道」、鞆の浦が「汀邸 遠音近音」です。

さて、旅の足は、新幹線で福山駅まで行き、レンタカーを借りて各地を巡ります。連休のせいか、新幹線はグリーン車も含めて満席のようでしたが、福山駅に停車する❝直通❞ののぞみがあって、快適な約3時間でした。

(福山駅の新幹線構内に掲げられている巨大な書。地元の大門高校の書道部が福山城築城401年を記念して書いたようです。福山城には3日目帰路に立ち寄りますが、この書にある「水野勝成」・「漆黒の守り」というキーワードの意味はその時に知ることになります。)

1日目道中は「千光寺公園」に立ち寄りますが、レンタカーをピックアップしたのが11時を回っていましたので、まずは昼食です。尾道と言えば、「尾道ラーメン」が思い浮かびますが、砂肝が入ったお好み焼き「尾道焼」も名物なようで、どちらにするかレンタカーで走り出してからも妻と話していましたが、ラーメンに決定。事前にリサーチしておいたお店は尾道の中心街から少し外れた「食堂きはら」。

(ザ・大衆食堂。(笑) 福山駅から30分弱。尾道の中心街までは10分もかからない所です。連休で混雑しているであろう中心街を避けて、この雰囲気満点の地元の名店を選びました。)

ラーメンだけでなく炒飯もおススメらしいですが、私は暑さに負けて「冷やしラーメン」を、妻は普通に「ラーメン」を。

(冷やしラーメンは写真のフレーム外。ラーメンは600円ですが、冷やしラーメンは720円。)

私の「冷やしラーメン」が先に来ましたが、見慣れた冷やし中華でした。(笑)

(美味しかったですが、尾道らしさは感じない冷やし中華。お隣は、これも「きはら」名物の「イナリ寿し」。妻と1個ずつシェア。)

妻の「ラーメン」登場。

(美味しそう。絶対こっちでしたね。(笑) 少し食べさせてもらいましたが、めちゃウマでした。「食堂きはら」に来たら「ラーメン」と「イナリ寿し」がおススメです。)

大衆食堂で旅情を感じながらの昼食の後は、「千光寺公園」へ向かいます。車で10分ちょっとという距離。千光寺公園は小高い山にありますので、ロープウェイを使って登ってくる人が多いようです。そのせいか満車が心配だった駐車場にも待ちなしで入れました。

(千光寺をめざして歩き出します。が、真夏の日差しが厳しく、日傘をさしながらの散策です。)

散策プランでは、マップにある通り、千光寺の参拝道(左側)と「文学のこみち」(右側)でぐるっと一周するつもりですが、この酷暑ですので、ヤバくなったら散策を打ち切ってホテルに向かうことにします。

(ネットより拝借。駐車場=スタート地点は、左やや上の「鼓岩」の向こう側「公園駐車場」です。)

歩き出すとさっそく「鼓岩」がありました。

(巨岩です。写真にも豆粒のように写っていますが、巨岩のてっぺんに硬質ゴムのトンカチが置かれています。これで岩を叩くと「ポンポン」と鼓のような音がするので「鼓岩」。やってみましたが、岩の音なのか硬質ゴムゆえの音なのか微妙な感じでした。(笑))

緩やかな下り坂に入ると一気に視界が開け、尾道港の絶景が飛び込んできます。

(風も吹き渡り、ちょっとだけ暑さが緩みます。)

本堂を見上げながら階段を上ります。

(こちらが本堂。)

階段を上りきると、「三重岩」という巨岩が現れます。

(本堂を背に立っています。「三重岩」は「さんじゅういわ」ではなく「みかさねいわ」と読み、3つの巨岩が重なっています。千光寺の建つ「大宝山」は巨岩の名所でもあるそうです。)

それでは本堂でお参りさせていただきます。

(お参り後に順路を進んだ所から振り返っての景色。)

千光寺は正式には「大宝山権現院千光寺」。標高140mの大宝山の中腹にあり、尾道港を一望できる絶景のお寺としても有名です。開基は平安時代初めの大同元年(806)、弘法大師によります。様々な旅先でいつも思いますが、弘法大師の活動範囲の広大さには驚きます。

順路を先に進みます。

(巨岩の間を進みます。ちょっと角度が悪くて見えませんが、左側の巨岩は「梵字岩」。江戸時代、徳川綱吉が将軍の頃、縁のある僧が梵字を刻んだ巨岩です。)

涼しげなイベント「福鈴まつり」開催中。風鈴の風受けの短冊に願いを書いて奉納するようです。

(少しは風が吹いていたような気がしますが、写真を見ると全く短冊が揺れていませんね。(笑))

御朱印をいただきました。

(暑さで判断力がおかしくなっていたのか、駐車場の領収証と並べて写メしてます。(笑))

千光寺からの絶景ポイントのひとつ、「鐘楼」へ。

この鐘楼の鐘は元禄の時代から時を告げてきたそうです。今ではこの地域の除夜の鐘としてテレビ・ラジオで報じられています。

(現在の鐘楼は明治23年(1890)に再建されたもの。)

そして、ここから見る尾道港が絶景です。

(鐘楼、尾道港、ロープウェイの3点同時に写メに収めたいところですが、ロープウェイが思いのほか速く(笑)、この1枚が精一杯。)

鐘楼から本堂へ引き返す途中に「護摩堂」へ続く上り階段があります。本堂や鐘楼よりも更に上にありますので、また違った景色を望むことができます。

(護摩堂には小さな鐘があって、誰でも撞くことができます。(鐘楼の鐘は撞くことができません。))

そして、視界を独占するこの巨岩が「玉の岩」(周囲50m・高さ15m)です。昔々、この岩の頂に光る如意宝珠(宝玉)があったそうです。夜に海上を照らしていたのでこの地を「玉の浦」と呼ぶようになったという伝説のある巨岩です。今でも玉の岩の頂には直径14cm・深さ17cmの穴があるそうで、光る如意宝珠があった跡だとか。ちなみに、現在掲げられている宝珠も夜には光るそうですが、それは現在のテクノロジーによるものです。(笑)

玉の岩だけでなく、本堂側を向けば、「三重岩」も見ることができます。

(本堂の屋根にもたれかかるような巨岩。おそらく三重岩の❝上2つ❞だと思われます。)

本堂の美しい屋根と尾道港。

(各種ケーブルがちょっと野暮ですが。)

玉の岩と本堂の間に立派な松がありますが、上から見る姿がなかなかに美しかったです。

(姿の美しさもさることながら、艶々の緑の美しさに妻と感嘆。)

千光寺のお参りはここでひと段落。暑さで汗が止まりません。当初の散策プランでは、千光寺の境内のどこかにある「文学のこみち」を登って「千光寺頂上展望台」に行こうと思っていましたが、暑さでヤバそうなので、もと来た道を戻ります。が、戻る途中で展望台への案内板が出てきたので、「せっかくなので行ってみるか。」となりました。

(千光寺山頂展望台「PEAK」。ちょっとアートっぽい。)

暑さでヘロヘロでしたので展望台に上るのをためらっていると、先に上っていた妻から「景色がいいから上って来い。」とのお誘いが。で、行ってみると、風が通って暑い中でも一息つけました。

(短距離走ができそうなまっすぐで長い❝展望通路❞。)

山頂展望台というだけあって、眺望が素晴らしい。

別方向。

もういっちょ別方向。

しばし「PEAK」で絶景を楽しんで展望台の階段を降りると、降りた所にこの石碑が。

(「文学のこみち」。ここから下っていくと千光寺の境内に通じているようです。)

ということで、「文学のこみち」は歩きませんでしたが、ほぼ散策プランを歩き切ったことになりました。駐車場に戻って本日の宿へ向かいますが、ちょっと寄り道を。尾道の中心街の人気の手作りアイスのお店「KARASAWA(からわさ)」に行ってみます。

(「たまごあいす」という手作りアイスを最中生地に挟んだ「アイスモナカ」が人気ナンバーワン、と事前リサーチ済み。)

海沿いの広い道路でしたので、ちょっと停車。私が車に残って妻に買いに行ってもらいました。

(「アイスモナカ」。もうひとつ、「ワッフルコーン」も買って、車中でいただきました。素朴な味で美味しかったです。)

ちょうどいい時間となりました。ここから本日の宿「ベラビスタ スパ&アリーナ尾道」へは20分ちょっとというところです。

 

・・・尾道・鞆の浦2泊旅行②〔「ベラビスタ スパ&アリーナ尾道」編〕へ続く。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 外構・庭のリフォーム〔アプ... | トップ | 尾道・鞆の浦2泊旅行②〔「ベ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

旅行記」カテゴリの最新記事