仕事の関係で「石垣島トライアスロン2023」を見に行ってきました。コロナ禍で中止や規模縮小など、応援も含め制限なしの❝完全開催❞は久々。間近で見るトライアスロンはすごい! 生で観戦するのは初めてでしたが、選手、応援者、サポートする人たち全員が「イシトラ」(略してこう呼ぶそうです(笑))に参加しているみたいで最高の盛り上がりでした。
さて、石垣島へは、往路は関西空港から直行便、帰路は沖縄那覇空港で乗り継いで伊丹空港、というルート。朝7時台の関空特急「はるか」でアクセスしますが、大阪駅「うめきた地下口」初体験です。
(場所は大阪駅直下というよりは旧引込線の福島エリア寄りの地下という感じです。)
早朝のせいか、乗り入れている路線が限定的なせいか、地下通路に人気なし。
(右手に見える階段状の滝は「うめきた広場」の「せせらぎの道」横の滝。)
3月18日に開業した「うめきた地下口」。当日のニュースで話題になっていたアーチ状の改札です。
(事前にスマホアプリで顔を登録しておけばスルーで改札を通れます。まさに❝顔パス❞。)
交通系ICカードでタッチ通過もできますが、私は残念ながら紙の切符でしたので、お隣の普通の改札で入ります。開業してから2週間ちょっとというところですが、今は鉄道ファンの姿もありません。ということで、ゆっくり見物。
南紀白浜へ行く特急「くろしお」をイメージした顔出し。
(「うめきた、できた、行ってきた?」。語呂はいいですが、目つきの悪いパンダになっています。(笑))
大型サイネージ。
(この時は海のイメージの映像が流れていました。)
「空き」状況が表示されるトイレ。
(イチョウが舞っているのは、大阪府のシンボルの木だから?)
大体見所はこんな感じでしょうか、一通り見たら入札してホームへ下ります。
(この掲示板もサイネージで画面が展開します。)
こちらがホーム。
(きれいにカーブを描いています。右側に停車しているのは「おおさか東線」の久宝寺駅行き。)
これもニュースでやっていた可動式の安全ドア。
(特急「くろしお」が停車中。パンダのラッピングです。このサイネージ部分が車両のドアの位置によって可動します。)
来ました、私が乗る特急「はるか」。
(こちらはキティちゃんのラッピング。乗り過ごさないように大急ぎで写メ。(笑))
1時間弱で関西空港駅に到着。
(JR(青)と南海(赤)の改札がお隣どうしで並んでいます。南海電車なら特急「ラピート」で難波駅から30分ちょっとだそうです。)
関西空港、初めての利用かもしれません。(ここに来た記憶がないので。)
石垣島への直行便の搭乗口です。
(保安検査場からすぐで、動線的にはコンパクトな印象です。)
こちらが登場する飛行機。
(中型機ってところでしょうか。確か、3列・3列だったかな。)
JALは座席に機内誌がありました。
(石垣島トライアスロンのことが載っています。スイム1.5km、バイク40km、ラン10km。)
石垣島までは約2時間半。到着です。
(九州勤務時代にも一度来た石垣島。人生2度目です。)
ここに来たら見ておかないといけない「オオジャコ」。
(絶好の記念撮影スポットの脇で存在感を放つオオジャコ。)
説明プレートにはこう書かれています。「このオオジャコの貝殻は、2007年2月頃に石垣島内磯辺の沖合200m付近で発見されました。世界最大クラスの大きさで、数千年前の化石ではないかといわれています。沢山の人に見てもらえるとの理由で、新石垣島空港開港に合わせて新空港に寄贈されました。」
先に現地入りしているスタッフの方々と合流してトライアスロンの受付センターへ。
(石垣市市民会館。)
お目当ての方々にもご挨拶できましたので、ちょっと遅めの昼食へ。一緒に来た同僚の方が、八重山そばを食べようと事前にリサーチしてくれていたお店はどうやら予定外の定休日のようです。
(「なかよし食堂」。まっ、休みたい時には休む。島時間ってことでOKです。(笑))
道路向かいにも美味しいと評判のお店「おいしん坊」がありましたので、そちらへ。
(ほんわかした店名が多いですね。(笑))
メニューを見ながら「やっぱり『そば』かな。大にするか中にするか、、、。」なんて悩んでいたら、お店のおばさまに「『スタミナ丼セット』がおススメよぉ~。」と強めに勧められたので(笑)、それにしました。
(沖縄そばと八重山そばはちょっと違うということも九州勤務時代に教えてもらいました。)
「スタミナ丼セット」登場。豚バラ丼と八重山そばのセットですかね。
(両方とも美味しい! ちょっと多めに見えますが、ペロッといけます。)
遅めの昼食の後は、翌日のトライアスロンのバイクのコースを車で試走します。石垣島トライアスロンのバイクのコースは、トライアスロンには珍しいそうですが、周回コースではなくしかも山岳コース。
(ネットより拝借。コース図では分かりませんが、アップダウンたっぷりの厳しいコースです。途中本当に試走している自転車の人が数人いましたが、ヘロヘロになっていました。)
コースの下見も終えて、ホテルにチェックイン。
(「イシトラ」関係の人たちと普通の観光客でどのホテルも満室のようです。ようやく日常に戻って、経済が回って何よりです。)
部屋からの景色。
(最高!)
部屋に入って落ち着いた頃には16時を回っていたと思います。最近会社で配られた❝便利なノートPC❞でメールなどをチェックしたりしていると、夕食に出かける時刻となりました。
夕食(兼飲み会)の場所は事前リサーチして予約済みの「八重山村」。
(今回の出張の3人で小ぢんまりと。)
建物の壁にでかでかと掲げられたこの看板が気になります。
(かなり分かりづらいと思いますが、魚の「グルクン」がおにぎりをくわえています。「グルクンおにぎり発祥の店」とあります。これは食べねば。)
まずはオリオンビールの生で乾杯して、定番「海ぶどう」。
ビールの後はご当地泡盛「八重泉」。
(瓶も透明、泡盛も透明。この美しさが気持ちいい。)
メニューに「八重山村ランキング」というのが書かれていたので、そこからもチョイス。ランキング2位「お刺身盛り合わせ」。
(マグロやイカなどお馴染みの魚種ですが、こちらの魚はなぜか身がねっとりした感じで、それがまたいい。)
こちらはランキング外ですが、石垣島に来たら食べるべしの「石垣牛たたき」。
(味噌ベースでしょうか、タレが石垣牛の美味しさを最高に引き出します。)
ランキング4位「イカ団子」。
(❝3兄弟❞。その名の通りイカの団子です。塩味でレモンをかけて。)
ランキング外「ポーク玉子」。
(スパムと玉子、ケチャップが相性抜群で泡盛が進みます。)
ランキング外「ふーチャンプル」。
(これ、めっちゃうまい! ❝裏❞ランキングなんてのがあれば1位では。(笑))
ピザ好きの私のリクエストで「アーサーピザ」。
(「アーサー」とはあおさのこと。チーズとあおさがこんなに合うとは、新発見。)
そして〆はランキング1位「グルクンおにぎり」。
(ジューシー(炊き込み御飯)にカリッと揚げたグルクンが具で混ぜられているイメージで、これはうまい! 3人とも「グルクンおにぎり」の虜になりました。(笑))
日頃ゆっくりと飲みながら話す機会もなかなかなかったので、本当に楽しいひと時でした。「八重山村」、いいお店でした。リサーチ、ありがとうございました!
夜の石垣島の街をぶらぶらと歩いてホテルへ帰ります。寒くも暑くもないちょうどいい気温、都会にはない夜の本来の暗さと、公園やお店で夜を楽しんでいる島の人たち、歩いているだけでも幸せな気分になりました。
翌日。「石垣島トライアスロン」のレース当日です。
(朝の7時過ぎ。トライアスロンのスタート時刻は早いです。)
石垣島トライアスロンのスタート地点「南ぬ浜(ぱいぬはま)人工ビーチ」へと続く「サザンゲートブリッジ」を選手たちが続々と渡って行きます。
(応援の人たちもご一緒。)
南ぬ浜人工ビーチに到着して、今渡って来たサザンゲートブリッジの方向を望みます。
(南国の朝。本日は風が吹くとちょっと肌寒い。)
バイクへのトランジションエリア。
(スポンサーフラッグが南の島の風にはためきます。)
間もなくスタートですが、メディアの方々は選手たちがスイムに飛び込んでいく一瞬を撮るために海の中でカメラを構えます。
(❝試泳❞した選手に聞くと、「海の中の方が暖かいです!」とのこと。)
トライアスロンのスタートは「WABEスタート」。第1WABEから第4WABEの4回(だったかな)に分けてスタート。
(第1WABEの選手のキャップは白。パラ選手はオレンジ。)
スタートしました!
(第2WABEの選手たちは色違いのキャップ。)
最終第4WABEの選手たち。第1WABEの選手たちはかなり先に行っています。
(左足首にセンサー(タイミングチップ)を付けていますので、タイムは公正に計測されます。)
スイム1.5kmは三角形のコースを2周しますが、一度砂浜に上がってコーンをターンします。
(トライアスロンのウエットスーツは来ているだけで海に浮くそうです。知らなかった。)
先頭集団の選手たちがスイムの2周目に入ったあたりで、私たちはバイクへのトランジションエリアに移動します。
(実際に見るのは初めて。サドルをパイプに引っ掛けてこの状態をキープしています。)
東京2020パラリンピックの銀メダリストの宇田選手のバイクです。
(かっこいいです。実物を見て感動。この後、宇田選手がトランジションエリアに来たので間近に応援できてまた感動。)
トランジションエリアの❝出口❞まではバイクに乗ってはいけないルール。先頭集団の選手たちはスムースにバイクに乗って飛び出していきますが、後続集団となるとバイクに乗るのにもたついたりと、こういうところにも技術の差があるようです。
(無事トランジションを終えても、いきなりサザンゲートブリッジの激坂が待っています。)
世界最高齢の現役トライアスロン選手の稲田選手は、何と90歳!
(スイムのスキップ(2周目を飛ばすこと)もせずバイクへ。すごすぎます。)
バイクへのトランジションはずっと続いていますが、私たちはランのコース上のAIDステーションをボランティアで運営しているみなさんに激励に向かいます。
(バイクの先頭は山岳エリア真っ只中だそうです。)
AIDステーションが見えてきました。ボランティアのみなさんは本番前の朝礼中。
(水やスポーツドリンクのボトルも用意しますが、ラベルは全部はがさないといけないので、前日黙々と作業したそうです。お疲れ様です。)
バイクの先頭集団が続々とサザンゲートブリッジを下ってきます。
(急激な下り坂なので、橋の途中のスタッフは大声で「スローダウン!」と叫んでいます。)
迫力のあるバイクのラストスパートも見ることができ、私たちはフィニッシュゲートへ。
(アップテンポな実況と声援が完走間近の疲労困憊の選手たちに最後の力を搾り出させます。)
石垣島トライアスロンには、一人で完走する「エイジ」と、種目を分担する「リレー」の2つの参加の仕方がありますが、全体で一番最初にフィニッシュしたのは、リレーの高校生チーム。(上の写真。) エイジの第1位は山本選手という方でしたが、一桁順位でフィニッシュして来る選手たちは有名なようで、選手同士も❝顔なじみ❞って感じでした。
私たちはランで奮闘する知り合いを応援するために再びランのコースに戻って沿道で応援。すると、こんな白塗りのランナーが、、、。
(警察官風の制服に白塗り、、、仮装選手なのか?)
この人、決してふざけているわけではなく、「宮古島まもる君」(宮古島警察署管内の道路などに設置されている警察官型人形)になりきって交通安全などの啓発活動をしている「リアルまもる君」というご当地では有名な選手(那覇マラソンなどにもこの姿で出場)だそうです。
お目当ての知り合いを応援することもできました。石垣市長もリレーのランに出場していましたが、「公務に差し支えないだろうか。」と心配になるラン姿でした。(笑)
時刻は11時過ぎ。ここで私は帰りの飛行機に乗るために石垣空港へ。
(新石垣空港、10周年なのですね。)
搭乗までは時間に余裕がありますので、ここで昼食です。九州勤務時代の2019年にここに来た時に記念に食べた石垣牛のステーキをもう一度食べようと、同じ店に。
(「Sky Cafe いしなぎ屋」。正真正銘の石垣牛を扱っています。)
で、ステーキを食べようとメニューを見てみると、、、4980円、6600円!
(2019年に食べた時は150gが2980円でしたので、2000円の値上げ。びっくりです。)
「ちょっとこの値段では、、、」ということで、「石垣牛丼」1300円にしました。(笑)
(美味しかったですが、やっぱりステーキの方が石垣牛を味わえますね。昨晩「八重山村」で食べといて良かったぁ。(笑))
この後、展望デッキに行って景色を楽しみました。
(実際には海も見えて絶景でした。)
まだトライアスロンのレース中だからか、機内は空いていました。
(石垣島、プライベートの旅行でいつか再訪したいものです。)
那覇空港に到着。
(久しぶりです。懐かしいなぁ。)
国際線の飛行機たち。
(すっかり日常に戻りました。)
伊丹空港行きの飛行機に乗る前に、かなり早めの夕食にしようと思っていましたので、一度外に出ても良かったのですが、保安検査場が混雑しているというアナウンスでしたので、ここで軽めの食事を。
(那覇空港と言えば「ポーたま」が有名。一旦外に出ればロビーに人気店があるのですが、売店でも人気のようで売り切れ。(笑))
「あぐー豚のメンチかつサンド」に決めましたが、2種類ありました。
(結局右側のメンチかつサンドにしました。)
「まい泉」のカツサンドのような洗練さはありませんが、手作り感いっぱいで、これはこれでOK。
(美味しかったです。)
九州勤務時代の出張時には当たり前のように見ていたコチョウランたちも、久々に見ると特別感があります。
(コチョウランたちが元気に咲き誇っていました。)
伊丹空港行きの機内は満席。往路と違って各席にモニターが付いている機種でしたので、2時間少々のフライトも全く退屈せず。伊丹空港からはリムジンバスに乗って、無事帰宅。やや弾丸ツアー気味でしたが、人生2度目の石垣島は「石垣島トライアスロン」を生で見ることができて最高でした!
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