ユズ(柚子)ミカン科
柚子は日本料理では搾ったり、お椀に入れたりと頼もしいわき役、また冬のお風呂に浮かせたりしてその香りを楽しんだり・・・と、日本人にはおなじみの果実です。
表面の凸凹感や鋭い棘、濃い緑の葉っぱ等々・・・柚子の特徴をね。
彩色は黄色→鮮光黄(きいろ)とプラス岱赭(ちゃいろ)で。
ちなみに、柚子の花言葉は『健康美』
ウチから歩いて3分ほどのところにTさんちのお花畑がありましてそこには結構大きな柚子の木があります、いつも実がいっぱい生るころ気がつくんですけど、さて、お花は?どんなん?というとサッパリ記憶にないです。
お尋ねすると「5~6月に花の大きさ1~2cmの白い花を咲かせるけどね」って。
コレはぜひとも観察しなくっちゃね・・・
「桃 栗 3年、柿8年、 梅は酸い酸い13年、 柚子は大馬鹿18年、 林檎ニコニコ25年」実を結ぶ時期のこと。 何事も、時期が来なくては できないというたとえです。
柚子は大馬鹿とは気の毒・・・
チャ(茶)ツバキ科
「冬日かげ」 小畠貞一
日かげ消えて老ゆるは蝶の黛
ちるは茶の花
はやしろじろと雪の匂ひす。
風の暦のうすずみに
人かけはとほく
過ぎゆくものは つれなかり。
↑道草さんよりいただきました。
柚子の木から2~3m離れたところにチャの木があります(Tさんちの畑ではないようです)茶葉を採取する気配など無く全体的にボウボウです、おかげで、チャの花や実の観察が楽しめます。
チャの花の下の方の乾いた茶色の実はながいこと気がついてなかったです、種が落ちて空っぽです、種はいつ?落ちてしまったのかなぁ・・・
ちなみに木津川の河川敷にある茶畑のチャの木にはお花は全く見かけませんです、いつもキレイに刈り込んであります。
わんちゃんのふとした言葉に、そよかぜさんが明快な回答を。
茶畑のチャは葉を摘むのが目的ですから、どんどん葉が伸びるような管理をしています。生長の盛んな木は、そんなに花をつけないものなんです。自身の生長が十分にできないと、生命を子孫に託そうと花を咲かせて種子生産に向かうわけです。
枝の先には芽があり、芽には花芽と葉芽がありますが、茶摘をする側からすれば、花芽ができるとその枝はそこで成長が止まってしまいますし、木の養分が花と種子生産に取られてしまうので、決して好ましいことではありません。
それから空っぽになったのは今年種子を落としたばかりではないでしょうか。
桃栗3年柿8年、柚子は9年でなり下がり、梨のバカめは18年・・・などもあり、地方によって異なるみたいです。
林檎ニコニコ25年、女房の不作は60年、亭主の不作は これまた一生、などとも言われておりますが・・・。
小学生の秋の終わり頃に、茶の実拾いをさせられた記憶があります。茶畑ではなくて、山肌の土手などに茶の木が生えていて、実は絞って油を採るそうです。今はもう、そんな事はしないでしょうけど。
「冬日かげ」 小畠貞一
日かげ消えて老ゆるは蝶の黛
ちるは茶の花
はやしろじろと雪の匂ひす。
風の暦のうすずみに
人かけはとほく
過ぎゆくものは つれなかり。
桃栗3年柿8年・・・の後に続くのもいろいろアリなんですね。
河川敷の竹藪の中やよく手入れされた杉林の山の斜面にも茶の木が生えているのをつい最近見かけました。
茶畑の茶の木よりたくましいって思いました、