9月の初旬に伊吹山に行ってまいりました
山頂駐車場まで車で行く予定が、ドライブウエイの入口まで行くと、通行止めの看板が・・・
しかたなく上野登山口(標高220m)まで回り、歩いて登ることに。
今までなら、山頂駐車場まで車で行く・・・のが当たり前の伊吹山花観察でした。
大丈夫かなぁ・・・
険しい登山道を避けて登山口から林道の方へ回りユックリと登りはじめました
けど、1合目を過ぎたころから息は荒くなり、足の筋肉は力が出なくなり、耳鳴りがし、シンドイ状態が続きます
お花や虫たちの写真を撮りながら、ますますユックリ・・・
時々、来た道振り返りながら・・・
二合目を過ぎたところで、二人連れのご婦人たちと出会いました
「お一人で登られるんですか?私たちね、3合目までで引っ返してきたんですよ、景色も琵琶湖までスッキリ見えてキレイかったですよ、ドライブウエイが開通したらまたその時に山頂のお花畑に行こうねって、話してたんですよ」
そういうこともアリなんだ、取りあえず3合目まではガンバ!!
伊吹山は標高1377m
後で考えれば3合目でほぼ半分登ってることになるんですよね。
けど、シンドかった。
噂によると、伊吹山3合目辺りは、ちょっとした草原になっていて、お花たちもそれはそれはたくさん咲いているとか?
けど、わんちゃんが訪れた時はちょうど夏の花と秋の花のバトンタッチのときだったのかな?
9月の初旬で陽射しはきつかったけどお弁当してる時なんかは心地よい風に気分爽快
さてと、3合目あたりの草地の探検に(と、言うほど大層ではないですけど・・・)
バッタやトンボを追っかけたり、お花たちの写真を撮ったりノンビリと過ごしました。
「奥さん、さっきお見かけしましたねぇ」
「はぁ?あ、はい、頂上まで登って来はったんですね?」
「そうでんねん、ええカメラぶら下げて何してはりますねん?」
「てっぺんまでよう登りませんねん、ここでお花や虫の写真撮ってるんですよ」
「そうでっか、ええ趣味でんなぁ」
「伊吹山は何回も登ってはるんですか?」
「近いですよって、今日でこの夏6回目ですわ」
「わぁ!スゴイですねぇ」
考えたら、てっぺんまで登らはった何組かの人たちと結構おしゃべりしましたわんちゃんです、たいがいは下りしなの方たちと・・・
女性一人の方、黙々と歩いてはりました、でも「コンニチワ~」って。
若いグループの人たち(元気溌剌下りは走ったりしてましたよ)
熟年のグループもね、皆さん、お元気です。
山へ来ると不思議ですね、すれ違った人たちと必ず「コンニチワ~」です。
キモチ良いですね。
あそこが伊吹山の頂上
「伊吹山流るる雲と吾の息のまじり合いたる頂上付近」横尾湖衣
↑ 道草さんありがとうです。
同じ道を引っ返して下山、
下りは楽でした、途中で5時のサイレンがどっかから聞こえてきました。
【おまけ】
そよかぜさんのblog
「そよかぜ日記」のコメント欄で
「3合目あたりのキセワタには出合われましたか?」
「3合目は草刈りがされたりで、目にとまったキセワタは、たった1株だけでした。」
「数年前もたった一株咲いていました。でも一株があるとないとでは大きな違いですね~。」
はてな?キセワタって?どんなお花なんやろ?
って気になり、ちょこっと調べてみました。
環境省レッドデータカテゴリー:絶滅危惧Ⅱ類
滋賀県レッドデータカテゴリー:絶滅危機増大
に、指定されるほど希少な植物。
伊吹山3合目辺りでは9月中旬頃までは花姿を見る事が出来ます。
2時間余りも3合目あたりでウロウロしてたのに、キセワタのお花には気が付いてないわんちゃんでした、トホホホです。
キセワタのお花の写真はこちら
ホームページ「ぶらぶら花散歩」はこちら
写真のリンクをお願いしたところ、
「伊吹山でもキセワタは少なく今年は色々な花の時期が遅れていますのでこれからでしょう。大きな植物で登山道沿いにありますのでまず見落としは無いと思います。」
ますます“ガックリ”で“シュン”のわんちゃんです。
このキセワタの名前の由来は・・・
陰暦の9月9日を「重陽の節」と呼び、
その前日の8日、菊の花に綿をかぶせておき、朝露と菊の香りに包まれた綿で体を拭き清める「被棉の儀式」がありました。
キセワタは、菊に綿を乗せた姿に似ている事から付けられた名前です。
次回は伊吹山上野登山口から3合目辺りまでで出合って撮ったお花や虫たちを紹介します。