修学院離宮は後水尾上皇の指示によって修学院の地に広大な山荘を造営したことに始まります 上離宮・上の茶屋、中離宮・中の茶屋、下離宮・下の茶屋に分けられて、周辺景色に、田園風景や そこで働く人々 そして山々をもとり込んだ作庭がなされている池泉回遊式の広大な庭園です 数寄屋造の代表事例の 桂離宮 とならんで、江戸初期の代表的山荘とされています 現在、周囲の農地は修学院離宮の景観を保全する為に宮内庁が買い上げ、一般の農家に耕作して もらっています ここで収穫されるお米や野菜はそれだけでブランドですね |
田植前の草ぼうぼうの田んぼの向こうに見える三段の生垣の上に下離宮があります
下離宮 寿月観 「虎渓三笑」の襖絵 何かに夢中になって他のことを忘れてしまうという意味で 話に夢中になって、怖い虎の出る場所を気付かずに通り過ぎてしまい、三人で笑っている絵 |
寿月観はこけら葺き数寄屋造りで雨どいは竹を半分に割って中の節をとったもの
階段の土留めの木は擬木のように見えて、実は本物の木です その証拠に草が生えていたりします
漁業の網を岸辺に干している様子を表す網干の欄干 | 中離宮 客殿のかすみ棚は天下の三棚のひとつ |
上離宮 隣雲亭から浴龍池を見る
茶室・窮𨗉亭のある中島と万松塢と呼ぶ中島を繋いで架けられた千歳橋
浴龍池の楓橋辺りは楓の紅葉が見事だそうです 橋を渡ると茶室窮𨗉亭があります
土橋は栗の手斧削りの欄干を持ち、ゆるく反りがある橋です
浴龍池から上離宮の隣雲亭を見る
前回は夏、今回は初夏、次回は是非とも紅葉を見たい修学院離宮です
旅行前に決まっていたスケジュールは、富本憲吉記念館と修学院離宮と食事だけ・・ と、前に書きましたが 今回の旅は、そのスケジュールと宿泊地が全くかみ合いませんでした 京都で食事をして奈良に泊まるのも変則的でしたが、修学院離宮の参観も申し込みの返信はがきに印刷されていた時間は、京都のホテルに移動する日の午前9時、朝一番の組です ホテルに荷物を預けてから行ける時間が当たると(勝手に)思っていましたが... そんな余裕はありません いろいろ考えた末、一日だけレンタカーを借りることにして、早朝 奈良から修学院離宮へ直行することに 今回の宿泊は京都だけにしてもよかったみたい 世相を反映して、この旅行もねじれ現象でした |
'12京都旅行・京都の橋 |
新緑がきれいで、心が洗われるようです。
自然は、ねじれも再編もなく、素直で美しいなあ。
「虎渓三笑」の襖絵、面白いですね。勉強になりました。
私も、案外虎に気づかず通り過ぎちゃうタイプかも・・・
今は森緑がみごとですね
池に浮かべた船上で和歌を、優雅なおはなしですね。春は桜だったでしょうね
ご不便だったでしょうけれど奈良の朝は早いですから。
修学院離宮も今はハガキなんですね。昔は筆で書いたような
気がしますが 用紙も決まってましたね。
秋の修学院離宮は良いですよ。
庭園が美しいです。
紅葉の秋も素晴らしいでしょうか。
一度は行ってみたいです。
でも 前もって申し込まないと参観できないのですね・・・