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アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶

2006-07-28 | たまには映画も観たいわね

一昨年の夏、95歳の生涯を閉じたアンリ・カルティエ=ブレッソンのドキュメンタリーを観てきました

<<input name="openWin" type="button" value="この写真" onclick="window.open('http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/4a/c2e8fc43e768d627e7ece831c57305b8.jpg','','scrollbars=no,width=270,height=398,');"STYLE="background-color:#333366;color:#ffffff"> を見たことありませんか?
アンリ・カルティエ=ブレッソンの代表作とも言われる写真です
モデルを雇って撮影したものではありません

通りを歩いている時に柵の陰から目の前の水溜りを覗いてみて
水溜りを渡る人や看板にある女性の絵が面白い構図だと確信した彼は暫くそこで待ち
偶然通りかかった男が思いっきりジャンプをした瞬間を撮影したのです

"決定的な瞬間とは"瞳と現実が出会った時だ

ドイツのライカ社が発売した小型で軽量の画期的なカメラと出会った彼は

これを手に入れて以来
カメラは初めて
私の目の延長となり
それからは身体の一部のように
手から放した事がない


彼は街の風景に溶け込みながら、さりげなく、しかし絶えず周囲に注意を払い、すばやく瞬間を撮影しているのです
彼の写真の多くは何の変哲も無い街角の風景や無名の人々です
しかし、それがこのように見るものの心を捉えるのです

何故でしょう?

写真は、瞬間的な線の動きに関連する新しい造形表現である。

私にとって写真とは、
何分の一秒かの間に、
目の前の出来事を
認識すると同時に、
その出来事を表すフォルムで
厳格な構図を組み立てることだ。


では、彼がこの写真に組み立てた構図とは・・

駅舎の屋根は積み上げられた石の山と同じ形
鉄の柵は水面に置かれた梯子とイメージが重なり
その梯子の周囲の波紋は手前に置かれた鉄の輪と連動し
跳んだ男の着地寸前のシルエットが鏡のように水面に映し出され
更に、その男をひっぱるかのように看板に描かれた女性は反対側に跳んでいます
すべてのものが<<input name="openWin" type="button" value="こんな感じに" onclick="window.open('http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/53/8647e0995e386f23a609c1edc794fbd8.jpg','','scrollbars=no,width=270,height=398,');"STYLE="background-color:#333366;color:#ffffff"> バランスよく配されて、まるで絵画の構図のようです

改めてアンリ・カルティエ=ブレッソンは20世紀を代表する偉大な写真家と認識させられました
彼の写真に興味をもたれた方は公式サイトでも数点見ることが出来ます
きっとドラマが見つかりますよ

※ テレビ東京「美の巨人たち」、映画「アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶」より
  引用させていただきました
アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶公式サイト

於 渋谷・ライズX


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
アンリ・カルティエ=ブレッソン (SATUKI)
2006-07-28 23:07:41
こんばんは~♪

残念ながら私はアンリ・カルティエ=ブレッソン氏を知りませんでした

写真もこの2年前から始めたばかりですし

皆さんはフイルムカメラからスタートした人が多いと思いますが、私のスタートはポケットデジカメから。

「難しいこと」は「なぁ~~んにも」考えずに今日まで来ました。

「失敗しても、かまへん!」と思いながら。

が、今日のyoccoさんのページを読みながら、もう少し頑張ってみようかと(笑

そんなわけで、明日は友人と神戸に撮りに行く予定。

いい写真が撮れるように「星に願いを」して

眠ります
SATUKIさん (yocco)
2006-07-29 16:49:45
> 「難しいこと」は「なぁ~~んにも」考えずに今日まで来ました。

> 「失敗しても、かまへん!」と思いながら



そうそう、最初からこんなこと考えながら撮っていたら投げ出したくなっちゃいますよ

私だって、彼のすばらしい才能には敬服しますが

だからと言ってやれることではありません



ただね、頭の片隅に彼の写真の残像があったら

ふとした拍子に思い出してチャレンジするかもしれない・・

たとえ、それが模倣でも

絵の勉強だって模倣から始めるじゃないですか・・

と、開き直っちゃえばいいと思います



ところで、神戸の写真は沢山撮れましたか?

ヤドカリ生活突入で思うように覗きに行けないかもしれないけれどアップを楽しみにしています
知りませんでした^^ (eko)
2006-07-30 01:25:32
yoccoさんにアンリ・カルティエ=ブレッソン の事を教えて頂けてよかったです。

後でゆっくり見せて頂こうと思っています。

楽しみです。
ekoさん (yocco)
2006-07-31 13:30:15
アンリ・カルティエ=ブレッソンは10代の頃、絵画を学び

その後ケンブリッジ大学で美術と文学を勉強したと言うことですから

その作品にはすばらしい構図ばかりではなく物語性まで織り込まれているのも納得です

また、スペイン内乱中に撮影した「崩れ落ちる兵士」の写真で一躍世界的に有名になった

ロバート・キャパらと意気投合し"マグナム"と言う写真家集団を結成したんですよ

2人の写真はまったく違うタイプですが、どちらも20世紀を代表する写真家です

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