備忘録として・・
2月の初め、雨から雪に変わってもおかしくない寒~い日、「茶道具取合せ展」に行きました 「茶道具取合せ展」と言っても、お目当てはただひとつ・・ 古伊賀水指 銘破袋 |
伊賀焼は、桃山時代を代表するやきもののひとつ。今の三重県伊賀市で焼かれた釉薬を掛けない焼き締め陶器。 本品は、左右に長方形の耳がつき、正面には焼成中の灰がとけた自然の釉薬である若草色のビードロ釉が厚く掛かる。 背面は赤く焼き締まり、器全体に窯の中の灰や土が付着する。焼成時に、焼台に底がめり込むようにへたったため、 底部には焼台の痕が残る。歪みが強く大きく割れた姿は、桃山時代の武将茶人古田織部(1543~1615)が添えた 「今後これほどのものはないと思う」という内容の手紙(関東大震災で焼失)通りのたぐいまれな存在感で圧倒する。 籠形(かごがた)水指と呼ばれた独特の姿は、桃山時代の茶人の好みを反映したものだろう。伊賀藤堂家伝来の名品。 |
威風堂々とした、その風体から もっと大きいものを想像していましたが 当たり前のことですが、普通の水指と変わらぬ大きさ・・ しかし、その存在感たるや、見る者を圧倒するほど大きいです |
暫くの間、予約投稿ですので、皆さまの には伺えません
・美術館めぐり・五島美術館「茶道具取り合せ展」 |