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ライトニング・イン・ア・ボトル ~ラジオシティ・ミュージックホール 奇蹟の夜~

2005-03-24 | たまには映画も観たいわね


 なんてスゴイ映画を観てしまったんだろう

 それは...

 マーティン・スコセッシ製作総指揮の
     「ライトニング・イン・ア・ボトル」


2003年2月7日夜、ブルース生誕100年を記念してニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールで開催された一夜限りのコンサート“サルート・トゥ・ザ・ブルース”総勢50名を超える豪華ミュージシャンたちが集結し、ブルースへの最大限のリスペクトを込めたこのコンサートでは、席を埋め尽くした6000人の観客の前で5時間にも渡る熱いステージが繰り広げられた。
本作品はこの奇蹟の一夜を、まさに一瞬の輝きをビンの中に永遠に閉じ込めるが如く鮮やかな映像と大胆なカメラワークを駆使し、ステージに立つミュージシャンたちの歌声はもちろんのこと、緊張した表情、ギターを弾く指先、潤んだ目、熱い汗までも些細に捉えている。さらにはステージ裏のインタビュー、今は亡き伝説的ミュージシャンの貴重なアーカイブ映像、歴史的挿話を盛り込むことにより、音楽のルーツを辿る興味を喚起しつつ、この歴史的ライブ・コンサートの熱狂と興奮を十二分にスクリーンに焼き付けた長篇音楽ドキュメンタリーである。


B.B.キングやソロモン・バーク、ルース・ブラウンの前では昨年めでたくおじいちゃんになったエアロ・スミスの
スティーヴン・タイラーだってまだまだヒヨッコにしか見えないからおかしい

そんな御大たちだからと言って決して若いものには負けてなどいない… 張りのある歌然り、ギター演奏然り

老いも若きも男も女も、みんなパワフルで... もうたじたじ
誰か一人名前を挙げて、良かったなんて言ってられない
なんだかんだと言うよりも...
とにかく、その目で観て、その耳で聴いて、そして感じて欲しい映画でした

ライトニング・イン・ア・ボトル公式サイト

於 渋谷・シネマライズ


追記:当時B.B.キングは77歳、デビッド・ハニーボーイ・エドワーズは89歳...
    出演者自らが「こんなメンバーが集まるのは葬式だけ」と言うだけのことあります
    私が生まれた頃には大活躍の人たちがまだ現役で舞台に立っているのだからスゴイでしょ

    決して「ブルース生誕100年の記念日」とお祭り騒ぎをして終わっている映画ではありません