ようやく観に行ってきました「Ray/レイ」! いきなりオープニングで“What’d I Say”のイントロにもう鳥肌 まるでライブ会場でレイの登場をまだかまだかと待っている気分 映画は彼の少年時代の回想を絡めながら展開していくのですが... そこに... 私のRayとの出会いの回想も勝手に絡んでしまうので 観客であるべき私がスクリーンにズカズカと出たり入ったりして もう厄介なことに私の頭の中はパニック状態。。。。 子供の頃から洋楽が好きだというのは前にも触れましたが 中学に入って英語を習い始めると、ますます高じてレコード屋さんに入り浸り 我が家のレコードは一気にその数を増していったのです そんなある日、マセガキの全身を高圧電流が走りました それが、このオープニングの “What’d I Say” ラジオから流れる曲に頭ガンガン、涙ボロボロ もちろん、すぐにレコード屋さんに駆け込みました それから毎日毎日ステレオは大音量で... Aw,what’d I say, Well,tell me what’d I say,yeah Tell me what’d I say right now Tell me what’d I say Tell me what’d I say right now Tell me what’d I say Tell me what’d I say,yeah ♪ 今思うとよくまあ、母が何も言わなかったものだと不思議なくらい このレイ・チャールズとの出会いにより黒人特有のゾクゾクするようなしゃがれ声に魅了され スティーヴィー・ワンダーやEW&Fそして多くのブラックミュージックへと 私の音楽の世界は広がって行ったのです しかし... 映画の中での曲の年代が私の記憶とだいぶずれている だって、いくらマセガキでも小学生じゃ早過ぎる と言うことは... その頃は日本に入ってくるまでにかなり時間を要していたという事なのか そんな計算も映画を観ながらしなくてはならない それに今までただ単に好きだった曲の背景が一気にあからさまになる ま、そんなことで彼の曲が色あせたりはしないけれど... いや昔の私なら判らないけれど、今の私は知ってよかったとさえ思う 賢かった母、優しい妻、友人、彼のブレーンたち 実在の人物を描いているためか、ドロドロした部分はあまり無いけれど 実際のレイは盲目ゆえにもっともっと多くの苦労をしたに違いないと思いますが... 天国では母や弟と再会し安らかにすごしていることでしょう アーメン まるでレイ・チャールズの分身のようなジェイミー・フォックスに絶大なる拍手を送ります |
Ray 公式サイト 於 日比谷・シャンテ・シネ |