創造

創造主とセルフイメージの世界

仙太郎コレクション

2010-07-10 21:14:47 | 黒船絵巻
黒船絵巻(Black Ship Scroll)
に通詞マトウという人物が描かれている。
「sentaro」の著者カルヴィン・パーカー氏は仙太郎本人ではないかと推測し、その他にジャック・カヌー(カマタ・ノージュ)あるいは岩吉の可能性も示唆している。
春名徹(アキラ)氏は「音吉」と推測した。
私は容貌から、仙太郎よりも沖縄、那覇港でベッテルハイムの尋問を受けて、ペリーから乗船をゆるされたカマタ・ノージュKamata Nojuという人物の可能性が高いと思う。
英語の発音、Kという有気音は日本人は聞き逃すことが多い、また英語の母音の発音は複雑で聞き取りにい、黒船絵巻を描いた日本人絵師が「カマタ」を「マトウ」と聞いたのではなかろうか。
ちなみに、もう一人名前が特定されたのは望遠鏡を覗いているゴーブルであるが、彼は「ゲベル」と書かれている。
キャサリン・プルンナーKatherine Plummerは「将軍の不本意な使節・海の漂流者たちThe Shogun's Reluctant Ambassadors:Sea Dorifters」(Lotus Press Ltd.)252ページで、ペリー艦隊のエドワード・ヨーク・マコーリーEdward Yorke McCauleyによる、1854年2月28日の日記を引用している。

”I do not know if I have mentioned it and it is too much trouble to look & see but the Commodore when he came on board brought a Lee Chooan [Okinawan],who took refuge on board the Susquehanna,at Napa Kiang [Naha],from some threate ned punishment,and one of the Japanese sailors who were rescured from a Junk,and who refused to trust himself to the tender meecies of his countrymen, but has been regularly shipped in the service, wears Govermment
slops and lets his hair grow all over his head like a christian. The first has been christened John Canoe, and
the latter, Sam Patch."


カヌーで漕ぎ着いたことからカヌーと呼ばれたが、christenedという意味が文字通り洗礼名ジョンなのか、単にあだ名がジョンなのか私にはわからない。
もし、前者だとすればカマタ・ノージュは仙太郎以前にベッテルハイムによってバプテスマを受けた日本人ということになる。
しかし現段階では、この人物の事は謎である。その正確な漢字名も分からない。
黒船絵巻は私達にどんな真実を語りかけているのだろうか。



 
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