
昨日2011年1月18日の続きです。
暖房と温水は、地域暖房で供給されています。
補助暖房として、木のペレットを使っています。
電力は、34世帯で年間5万KWの計画でしたが、実際には6万KWになっているようです。
これは、ドイツの一般家庭の約半分くらいに相当するとのことでした。
ナーゲル建築士のコメントの中で、
「あくまで人間の住まいを創ることが原点であることを忘れてはならない。
機械を作るわけではない。」とお聞きしましたが、全くその通りだと思います。
省エネ、省エネと数字を求めてどんどん高価な機械に頼る傾向がありますが
私は、行き過ぎると本末転倒になると思います。
理論上の数字と実際との隔たりがかなりあるということです。
意味の無い数字を気にしていて、
それで体感としてはどの程度の差なのか?
エネルギー的には、
実際には一体どの程度のコストパフォーマンスの差があるのか?
というと、ほとんど無視できるような差にこだわり、
それらしい理論や数字のマジックに惑わされ
多額の費用を掛けていると思われることも多いようです。
もちろん予算に余裕があれば良いのですが、
限られた予算の中で、「快適な住宅」とするために
何をどう優先すべきか?
大切な部分を削ってまで、優先順位を変えて本当に良いのか?
様々な情報に惑わされ、
これを正しく理解している人は少ないというか
ほとんどいないはずです。
現実に理解するには、1年の間に何軒か建ててみて
実際に住んで、毎年比較している人以外には、無理でしょう。
例えば、車でさえも10モードの燃費が良ければ燃費は良いはずですが
実際の走行では、全く違った結果が出ているケースもあります。
住宅も実際には意味の無い理論上の数字は、たくさんあります。
実質的にどうなのか、その数字に意味はあるのか?
を理解して、数字に惑わされないようにしたいものです。
そんなことを言われても、難しいですよね。(^^)ゞ

▲低層の建物

▲外壁、窓の上を見ると

▲他の建物の屋上から

▲▼その屋上には…屋上緑化、ソーラー


▲機械室の中、ナーゲル建築士と石川先生
以上で、建物の見学が終わり…
次は、移動して石川先生とのお別れランチ… 出発は翌日ですが…

▲この店でお別れランチを

▲ソーセージ…ドイツは、ソーセージとポテト料理が圧倒的に多いです。

▲ついでに、手洗いに行くとゴールドの白鳥ったので、写真を
この後、市内で解散をして自由行動でした。
私はひとりで、市内の建物見学と博物館へ行きました。
次回のアップはこれを。
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こんにちは、ミタス一級建築士事務所の清水です。
住まいに興味のある方はもちろん、無い方にも
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注文住宅 横浜
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