一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

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100年前の建物をパッシブ改修

2009年02月20日 22時13分51秒 | オーストリア建築ツアー
▲▼ウィーンの 移動中に…





みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。


2008年2月17日 の続きです。


本日の紹介は、100年以上続いた 棺おけ会社の工場を
1990年代に改築して、住民参加型の集合住宅に造り変えた建物です。

断熱材を入れ、サッシも交換しました。
各戸にお風呂を付け、暖房は地域暖房です。

屋上緑化、幼稚園、共同サウナもあります。

1戸当たり約110m2で、賃料は750ユーロ/月です。
ウィーンでは、通常はこの大きさでは1200ユーロ程度らしいので、
よりかなり安いようです。





▲この建物は、「金を打つ通り」という名の通りに面していました。



















▲近くの姉妹建物の外観




▲近くにあった、この建物はをご覧下さい。
サッシまでの壁が厚いのがわかりますね。





▲その秘密は… この穴は私が開けたのではありませんよ。(^^)ゞ

建物の改修で断熱材を外壁に張っているのです。
外断熱です。ウィーンやこの地区では珍しいことではありません。



このように建物の寿命があれば、いくらでも改修して快適な建物に変更できます。

現在の日本の建物では、200年住宅と政府が言っている建物でも
実際にはどうでしょう…。そこまでもたないと思います。




本物の300年住宅はこちら!  

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
寿命 (シロクマ)
2009-03-26 21:56:44
以前仕事でドイツにいました。
何百年の寿命のアパートメントとか石畳とか、普通にありました。地震の問題もありますが、歴史と文化の違いに驚くばかりでした。
返信する
歴史 (シロクマ)
2009-03-26 21:58:45
以前ドイツに仕事で滞在していました。
アパートメントとか石畳とか、文化と歴史の違いを痛感しました。
地震の問題もありますが、時間の重みは大きいですね。
返信する
Unknown (シミズ)
2009-03-27 21:01:07
仕事でドイツにいたとのこと、いろいろ実感できて良いですね。

井戸は、そちらで掘ってもらえるのですか?
返信する

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