一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

注文住宅を考えたら「住宅の考え方が180度変わる」住宅勉強会やセミナー、他では聞けない住宅や建築がわかるブログ。

現場と足場

2014年02月08日 09時07分34秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲ 吹抜けがあると、このように内部足場を新たに造って作業します。



足場は、通常、外部に造るものですが、

写真のように内部に吹き抜けがあると、足場を組みます。

作業に合わせて、足場を一度解体して、もう一度組み直すこともあります。



この足場ですが、カナダのバンクーバーでは、

内部も外部も日本のような、しっかりした足場を造ることは少ないようです。


その理由を現地の工務店に聞いたら、

「工事費が高くなるから」と言ってましたが…


作業効率と費用対効果を考えると、

日本の工務店や職人さんなら、

「作業がうまく進ます無駄、かえって工事費高くなる」

と誰しもが答えるでしょう。


どちらも真実だと思います。

でも、北米の方が、全般的に合理的な考え方をしていて作業も早くて

人件費は高いのに、なぜか安く出来るんです。

この部分は、説明すると、かな~り長くなりますし、

私も必死にトライしていますが、誤解を生じやすいので、カットします。(^^)ゞ


 

▲このように、日本ではしっかり足場を造ります。



▼でも、カナダのバンクーバーでは…なかったんです!







▼これなんか、5階建てですよ! ない! (^^)ゞ




▼ほらね、ない…。 梯子と簡単な足場板だけ…




▼こうやって、それぞれの職人さんが自分で工夫して、なんとかしています…(^^)v



▼これは、かなり簡易ですが、足場ですね。
やっと、それらしいのを見つけました。



でも、アメリカのラスベガス郊外の住宅では、足場がありました。

2×4工法は、内部から外壁を起こすので、そこまでは足場がなくても

作業ができるということと、

凹凸のある家では、1階の屋根などを使って

作業ができる、長い梯子を使える、というのが理由でしょう。


しかし、各自が工夫して合理的に作業しているというのも理由のようです。


室内天井の仕上げで、脚に義足というか、高靴というか、

竹馬のような道具を付けて、

脚立や足場板を使わずに、天井の作業をしていました。


その道具、欲しかったので現地で探しましたが、

結局、見つかりませんでした。




同じ2×4工法でも、造り方と考え方は日本との違いが、

実はたくさんあります。


海外の住宅の造り方とその理由を学ぶと、本当に勉強になります。

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ご意見があれば、お気軽にどうぞ!

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コメント (1)
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