一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

注文住宅を考えたら「住宅の考え方が180度変わる」住宅勉強会やセミナー、他では聞けない住宅や建築がわかるブログ。

坪単価と総額

2014年02月10日 09時00分06秒 | 住宅ノウハウ・実例
スタッフが海外研修から、昨日の2014年2月9日に帰国したのですが

電車もバスも動いていないので、成田で待っていると昨日の朝に

連絡が来ました。その後、まさかの夜になっても戻れず。

青葉台では、バスはずっと動いていたし、幹線道路の雪は溶け、

問題ないと思ってたのに。



今回の大雪、私が初めて社会人になった冬に経験した大雪を

思いだしました。帰宅するのに苦労しましたが、

ここまで東京に降ったのは、45年も前だったのですね。

そこまでさかのぼれば、確かに小学生の頃にも強烈なのがありました。



さて、先日、吹き抜けの写真を載せて足場の話をしましたが、

吹き抜けからの連想で、今回、ついでに。



吹き抜けは、建築基準法の床面積に入りません。

30坪の家に、吹き抜けが6坪あっても、

建築基準法では、床面積は30坪です。

でも、工事面積、施工面積では36坪になります。

この他、バルコニーやポーチ、ロフトなど

建築基準法では、床面積に入る場合と、入らない場合があります。


すると、坪単価がいくらと考えたときに、

先ほどの例のように、30坪の家と考えるか36坪の家と考えるか

もっと言えばバルコニーやロフトの面積を入れるかどうかで

元になる坪数が変わるので、これだけでも

坪単価は、約2割や3割は上下することになります。



さらに、坪単価の元になる金額も工事費をどこまで入れるのか、

ハウスメーカーなどで良くあるオプションとなる工事費が全く入っていなかったり、

カーテンや照明器具、エアコン、外構工事、解体、

水道の道路からの引き込み費用、地盤改良工事

設計や監理費、確認申請の費用などを入れるか入れないか…


さらには、その他の諸経費を入れるか入れないか、

坪単価の数字が全く変わったものになります。


坪単価は、一般の方にもわかりやすく参考されやすい数字ですが、

実は、根拠となる数字に決まりがないので

内容を良く把握して比べないと、全く勘違いの数字ということが

よくあります。


同様に、総額でいくらか?

という場合でも、不動産の取得税などを考えるか
仮住まいの費用を入れるか、引越しの費用は?

など

捕らえ方が異なると、全く違った数字になりますので

注意が必要です。




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