一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

注文住宅を考えたら「住宅の考え方が180度変わる」住宅勉強会やセミナー、他では聞けない住宅や建築がわかるブログ。

住宅の土台敷きの現場にて

2007年01月22日 21時22分14秒 | 建築家の日記
こんばんは、清水です。

またまた、早朝から現場廻りで遅くなりました。

「住宅の災い転じて福となす」のブログを読まれて、その内容のご本人からメールを頂きました。「いい想い出で今となっては、笑い話のようです」ということと、快適にお住まいになっているご様子でした。

私も、すぐ覚悟を決めることができたので、冷静に前向きに対応できましたし、結果的にはすべて良い方向に進んでいってくれたので、本当に良い想い出です。



さて、本日は土台敷きの現場がありました。土台は無垢ヒバ材の12センチ角をいつも使いますが、やはり10.5センチ角とは安心感が違います。みなさんも、土台だけは、12センチ角(4寸角)の無垢のヒバ材を最低限お使いください。

もちろん、栗材や4.5寸角、5寸角などさらに良いものもありますが、集成材や栂材の薬剤処理材は避けた方が良いでしょう。

家全体の価格から比べると、安い材料と無垢ヒバ材の4寸角を使った場合の材料代の差額は僅かで、数万円程度の差です。古い家は土台が腐っているケースが多いので、耐久性を考えても選択可能なら、これにすべきです。

「ヒノキの方が良いのでは?」という方もいらっしゃいますが、ヒノキもちろん良いのですが、土台に関してはヒバ材の方がベターです。

ヒノキは木が素直で反りや暴れが少ないので、化粧柱や造作材にはもちろんヒノキをお薦めしますが、耐水性や防蟻性にはヒバ材の方が強いのです。いずれも集成材はだめです、無垢材ですので、よく覚えておいてください。


ミタス一級建築士事務所 清水煬二


神奈川県横浜市 注文住宅 住宅設計の ミタス 一級建築士事務所のホームページ 
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