一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

注文住宅を考えたら「住宅の考え方が180度変わる」住宅勉強会やセミナー、他では聞けない住宅や建築がわかるブログ。

家相や風水と注文住宅(2)

2007年01月16日 12時41分13秒 | 建築家の日記
こんにちは、清水です。

私は目に見えない力やエネルギーも存在すると思っている方ですが、

家相と風水については、本音を述べると、家の形状や間取りより土地の方が、はるかに大切な気がします。
そして一番言いたいことは、根拠が曖昧なわけですから、ダメだという否定的なことを気にし過ぎないことです。気にし過ぎない方が良いという理由を述べましょう。

気にし過ぎると、より良い住まいどころか、家を建てることが不可能になります。

気にされる方の多くは、「~に置いてはいけない方位」を耳に入れてきて気にします。

そのいけない内容は、書籍や人によっても異なります。それだけでなく、北の方位の取り方ひとつをとってもいくつかの説があり、もっともらしい理由とともに述べられています。

具体的に説明しますと、

「磁石が北を向く方向がエネルギーを発しているのだから正しい」
「地軸である真北が正しい」
「北極星の方向こそが正しい」

の大きくわけて3つあり、
「昔と比べて北も移動しているから補正すべきだ…」とまで述べる専門家も…。

では、気にする人はどうするかというと、否定的なことを知ってしまうとすべて避けたくなります。

日本では、磁北と真北とは5度~10度、アバウトに考えても7度も差があります。

たった7度ではなく、7度もです。何故なら、鬼門、裏鬼門、正中線、四隅線がダメな箇所になりますが、その7度がそれぞれ8箇所に影響します。これに八方の方位も関係してきます。

さらに、その中心線の取り方も様々な説がありますから、どれを信じるのか…。すべてダメということで消去方で避けていくと、どうやって間取りを決めれば良いのでしょう…。建てる時期や土地によっても吉兆はありますし、そこに住む人の生年月日によってもダメな方位があります。


水廻りを無くした家ならば何とかなるかもしれませんが…。(^^;)
今の日本の土地で、これらの消去方で消していくと住める家を設計することは不可能でしょう。


家相の本を見ると吉相の家の間取りが出ていますが、日本の標準的な4LDKの同じ家で、1階と2階の両方すべて吉相を満たし、悪相を避けた例として出してくれている間取りを見たことはありません。

1階だけとか、別の家の2階だけとかはあります。それでも、おかしい部分はありますし、2階は気にしなくて良いという本もあります。何かと理由を付けて、「この場合は、こうだから良いのだ…。」とこれまた専門家によって勝手な注釈を付ける人もいます。実際に「え~っ??」というような裏話もいろいろ聞いていますので、勝手な注釈と述べておきます。

どの世界でも必ず少数の本物と圧倒的多数の偽物がいるのは止むを得ないでしょうが、振り回されないようにすべきです。本当に気の流れやエネルギーを感じることのできる人が言うのであれば、多少信じますが、あれこれ頭でこねくり回した知識を述べている人の話は…話半分…、いや最大でも半値8掛け9割引で考えておくべきです。


私が気にし過ぎない方が良いと言うのは、ダメな方位を気にし過ぎると家相や風水の悪い面に縛られてしまうので、

同じ気にするなら良い方向になっている部分に注目して、その作用がプラスされるのだと喜んで、家相や風水をあなたが利用すべきです。

「~だからダメ」でダメな点を気にするのではなく、「~だから良い」と良い点を意識すれば、間違いなくプラスになっていくはずです。

目に見えない力があるとするならば、私達の目に見えない想いのパワーでも変えられるはずです。占いも含めて目に見えない事項はこのように利用した方が、私は良いと考えています。


述べだすと止まらなくなるので、本日はこれまで!(^^;)



ミタス一級建築士事務所 清水煬二



神奈川県横浜市 住宅設計 注文住宅の ミタス 一級建築士事務所のホームページ 
http://www.mitasu.com/







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする