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三沢自転車商会

スポーツ自転車の商品情報満載
チャリは今日もラブリーかい?

2015 TIME アイゾン

2014年10月28日 | 2015モデル/ロード

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TIMEのトップグレードが2車種同時にモデルチェンジとなり、スカイロンがレーシング系トップモデルに対して、もう一つのアイゾンはグランツーリズモ的な位置づけのモデル。

RXの後継モデルとなっているアイゾンですが、価格差も5万円とさほど違わず、トップモデルとセカンドモデルというのもちょっと違うような、難しいところ。しかもラインナップには、もっと乗り心地が良いフルイディティがあるので、アイゾンが益々難しい感じがします。スカイロンと性格を変えたトップモデルとして、剛性バランスの違いで乗り手のスタイルに合わせて選択肢があるといった感じ。

試乗した感じもこれまた普通。TIMEっぽいハンドリングのクセも無く、乗りやすい。加速感や全体的な伸びは、やはりスカイロンが断然上。もうちょっとニュートラルに、全ての性能が万能で昔からのTIMEらしい感じがレベルアップした印象。価格430,000円。


2015 LOOK 675

2014年10月24日 | 2015モデル/ロード

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この奇抜な形にも慣れてきたこの頃。675フレームセットは軽量なライトのみとなりました。その代わり、ノーマルの675にはアルテグラの完成車が発売されます。LOOKとしては珍しい完成車。そのお得な価格設定とLOOKのブランド力で、2種類発売となった完成車は現時点で全て予約完売となっております。当店でも少し確保しております。ご相談ください。

このフォルムが今ではLOOKのアイデンティティ。最初はポジションが出ないという懸念もありましたが、実際に組み上げ、納車をしてみると普通に良いポジションが出せています。レース使用の方は最初から選択肢に入っていないのかもしれませんが…。675の面白さは、タイヤを少し太めにして長距離をストレスなく、それでいて速く走ることができるスタビリティの高さ。エンデュランスのトップモデルです。価格360,000円(フレーム)。

LOOKの主力モデルは最低でも4年以上のラインナップです。この数年経っても色あせない性能、満足感が失われないという意味で買って損をしない稀有なブランドだと思います。


2015 クォータ コバルト

2014年10月23日 | 2015モデル/ロード

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コストパフォーマンスの高いカーボンバイクをラインナップするクォータの新作エントリーモデル、コバルトのご紹介。

エントリーモデルのコルサの後継モデルとなる、コバルト。コルサは形も含め、本当にオーソドックスなモデルでしたが、新作コバルトは上位モデルの流れをくむようなフォルムが見た目の安っぽさも無く、ミドルレンジのような印象を受けます。クォータの全ラインナップを見ても、どれがどのくらいのグレードか分からないというのも、エントリーグレードが向上した証。

ちょっとスローピングがキツめで、ヘッドやダウンチューブは太く、シートステイは細く。剛性と快適性の最近よくあるパターン。可もなく不可もなく、エントリー向けに作っただけのことはある、バランスの良いオーソドックスモデル。シマノフルコンポが嬉しいポイント。価格219,800円(105完成車)。


2015 カレラ ヴェレーノEVO

2014年10月22日 | 2015モデル/ロード

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カレラで長年ランナップされているミドルレンジ、ヴェレーノ。更に安いニトロSLが注目されがちですが、今回このモデルをピックアップ。

その理由は、スタッフ3人とも試乗した評価が高かったため、良さを再認識。実はカレラのラインナップは継続モデルに見えて微妙なマイナーチェンジをしており、その都度、毎年、試乗した印象が変わります。そのため今年はコレ!というモデルを見つけに行くのも楽しみ。

2015年はヴェレーノ。SL950も軽くて好みですが、ヴェレーノはオールレンジで優れているため、どの速度域でも面白い。軽い踏み感ですが、ヘタにフワフワした感じもなく、キレイに加速していきます。グランフォンド用という位置づけをしていますが、どれだけ本気のロングライドだよと思うレース系です。超グリップする新作のハッチンソンタイヤがマッチしているのか、安心感ある雰囲気が本気のレースで使えるフレームとしておすすめ。しかもこの価格だと他社比較を出すのも困難かもしれません。価格190,000円。


2015 オルベア アヴァンハイドロ

2014年10月20日 | 2015モデル/ロード

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オルベアの長年ラインナップされていた名車、アクアがついに終了となりました。その後継車にアヴァンのアルミバージョンが発売されます。

後継というには少しコンセプトが違います。アクアはレース系という認識でしたが、アヴァンはロング系。ジオメトリもアップライトのエンデュランスモデル。より初心者向けなモデルとなっています。若干、スローピングがキツくなり、より小さいサイズも増えています。カラーラインナップも全5色展開。オルベアの良さは、自社工場で生産される信頼の品質、登り向けのジオメトリ、そして良心価格設定。価格110,000円(SORA完成車)。

このブルーを見るなりエヴァンゲリオンと言っている人がいました。共感される方はぜひ愛機に。


2015 FELT F FRD

2014年10月19日 | 2015モデル/ロード

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FELTのFシリーズのトップモデル、FRDに待望のフレーム販売がスタートします。

軽量なオールラウンドモデルとして人気のFシリーズ。今までのF1を更に上回る軽さと剛性を手に入れた最新のフレームです。FELTのカーボン成形技術の高さは、フレーム内部を見れば非常に分かりやすい。他社でも言えることですが、目に見える外側より、カットしないと見ることができない内部のクオリティは、そのメーカーの良し悪しの判断材料になります。FELTはカットサンプルを公開するほど、そのクオリティは高く、ナノレベルで生成されるカーボンは軽くて硬く、そして丈夫です。

FRDはこの内部を徹底的に削除して軽さを求めた新たなヒルクライムスペシャルバイクです。しかしスプリントも想定しているのがポイント。かつてはキッテルが使ってスプリントで強かったように、平地での加速と伸びも魅力的。そのため、日本のアップダウンの多いレースやイベントでは最適な勝負用となります。どのサイズでも同じ特性になるよう、全てのサイズでアレンジされているのも、こだわりカーボンフレームの証。フレーム重量720g。価格428,000円(フレーム)。

015カーボンの網目が大きなチェック柄が特徴。

シンプルなストレートパイプですね。


2015 チネリ サエッタラディカル

2014年10月17日 | 2015モデル/ロード

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往年のファン、そして女性にも人気なチネリ。オシャレに隠されていますが、実は走ると非常にポテンシャルが高い性能が面白いんです。

ミドルレンジのサエッタラディカル。カタログのミスプリントや画像のボケではありません。数年前にあったカレイドというカラーです。4色ほどのカラーが混ざり何とも独特な雰囲気を醸し出しています。バランスの良い扱いやすい設計で、初速から意外な加速感を感じられます。フレーム重量が1100gとそこまで軽くないですが、乗った印象は意外と軽やかに感じます。それだけ作りが良いのかもしれません。乗りやすいので女性にもおすすめ。価格250,000円(105完成車)。

088見すぎ禁止。

気持ち悪くなります。


2015 カレラ フィブラ

2014年10月16日 | 2015モデル/ロード

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性能だけでは語れない、近未来的な形状のフィブラもまだ色あせない魅力的なモデルです。

デビューから長い名作ですが、未だ人気は衰えず。爆発的に売れるような形状ではありませんが、毎年のカラーチェンジも好評で、レース会場などで同じバイクとほぼ会わないという、「俺だけの」という付加価値があります。これだけのボリュームがありながら、フレーム重量は1035gと意外と軽い。そのため、これも意外に加速が気持ち良く、よく進みます。そしてもう一つ意外には、見た目より優しい乗りやすさです。目立ってナンボ。価格270,000円。

058日本からの要望で実現した新色トリコロール。左はグリーン。

緑x白x赤。これぞイタリアン。


2015 グラファイトデザイン メテオ

2014年10月15日 | 2015モデル/ロード

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今シーズン、新作が投入されたグラファイトデザインのフラッグシップモデル、メテオ。今回特別に数量限定カラーが発売されます。

通常のブラックカラーのマット部分は同じで、元々ツヤ有りのダウンチューブをイエローに塗装したスペシャルエディション。しかし価格は同じ。ここだけ鮮やかでカッコイイです。

メテオはラグとモノコックの融合モデル。新興メーカーながらカーボン技術の歴史が長く、本当にカーボンをよく知っている、そして信頼できるブランドです。選手が乗ってこそ、その良さがより分かる、高速度域で真価を発揮するコンセプトは当初からズレていません。そこに軽さというメリットがプラスされ、低速度域の運動性能も高く評価されます。間違いないレースフレーム。価格370,000円。


2015 TIME フルイディティアクティブ

2014年10月14日 | 2015モデル/ロード

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モデルは継続のフルイディティですが、2015年のTIMEラインナップ全てに選択肢がある、アクティブフォークが面白い。

TIMEが考える新しい振動減衰性。柔らかい素材やエラストマーダンパーなどをフレームに入れると、どうしてもエネルギーロスなど全体のパフォーマンスが下がると言っています。振動減衰は主にフォークで取り除くのが好ましい、ということでこのアクティブフォークが作られました。

フォーク内部に金属の部品を埋め込む事で、フォークが受けた振動を内部金属が静める。橋脚などの減衰システムに近い考えでしょうか。相当な開発力です。しかもこの性能が計算で割り出せるように、シートポストはわざとインテグラルにしています。そしてフレームのモデルによって全て違う特性のダンパーが内蔵されています。そのため、各フレームのフォークはそれぞれ専用品として最大限の効果を発揮するように計算され作られています。

残念ながら試乗車はありませんでしたが、今までにない優れた振動減衰をしながら、運動性能は高いままを維持できる。また他社を一歩リードしていくリーディングカンパニーの新機構です。

074アクティブフォークのカットサンプル。フォークの内部に音叉のような物体がチューンド・マス・ダンパー。フォークに振動を与えると、この物体が震えます。これが内蔵されているため、フォークの外観が太くゴツくなっています。