河野美砂子の「モーツァルト練習日記」+短歌+京都の日々の暮らし

9/7(土)15時 京都府民ホール・アルティ シューマン「ピアノ三重奏曲第2番ヘ長調」Op.80 

第九のティンパニ

2009-12-31 22:14:12 | ベートーヴェン
大晦日も、世とは関係なくさらうつもりが

家まわりの掃除や(今日は風が強くて落葉がたくさん)
お正月っぽいお花の調達や
大きなガラス戸はせめて綺麗にしたかったり・・・
結局
ピアノさらえませんでした・・・。

ところで
年越し蕎麦の前のご飯のとき
NHK教育TVの、N響の第九を見ていて気づいたことですが、

ティンパニの第二楽章(ニ短調)の調律が
F(ファ)のオクターヴ!!・・・だったことを初めて知り、
ショック+感激!!!

じつは今まで
あの有名な「タンタタ」のところ
何の音かわからなかったのです(もち私は絶対音感ありますが、ティンパニのあそこの音程は普通わかりません・・・よっぽど音楽的なティンパニストならわかることあるかも・・・?)が、今日スコア調べて知りました。

ちなみに、
第1楽章はD(レ)とA(ラ)・・・これ納得(主音と第5音)。

第3楽章はB(変ロ)とF(ファ)・・これも変ロ長調だから当たり前(主音と第5音)ですね。

フィナーレ(喜びの歌)は、D(レ)とA(ラ)・・・これも当然(主音と第5音)。

・・・他の三つの楽章は、すべて主音と第5音に調律されてるのに対し、
第2楽章のみ
なんと、第3音!!

通常、ティンパニというのは通奏低音的で、
だから主音や第5音に調律されるのが普通なのですが

このニ短調の第2楽章の唯一のティンパニの音が「ファ」(つまり第3音ですね)というのは
前代未聞?!

このファはもちろん
次につづく第3楽章変ロ長調の第5音のファにつながりますね。

ベートーヴェンさん、やったねー!

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