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2010,11,5 チタンゴールドパンの黄色い色のこと。

チタン鍋のチタンゴールドパンは、黄色い色をしています。
この色が、付いていない方が良いのにとのご意見もあります。

色が付いている理由は、一つには、チタンは熱せられた時に、鍋底が油膜の
虹の様な色になり、美しくはないので、色が付いていた方が綺麗だという
ことも、確かにある様です。

しかし、大きな理由は、もっと別にあります。
それは、チタン鍋が、最初は焦げ付きやすいことから、それを防ぐために、
霜柱状態の皮膜で覆う方法を、メーカーが考えたのです。

霜柱と言っても、この頃は、舗装された都会の街しか知らない方には、想像
できないかも知れませんが、寒い冬の日の朝、土の上に出来る霜の柱です。
夜中に、土中の水蒸気が凍って、縦に薄い氷になっているものです。
踏んで歩くと、さくさくと音がします。

つまり、チタン鍋の表面を霜柱状態の皮膜で覆うことにより、そこへ油分が
浸透するので、焦げ付きにくくすると言う発想です。
他に、真似の出来ない技術で、この為、焦げ付きにくいチタン鍋が登場した
のです。

チタン鍋は、やがて使い込んで行く内に、自然に焦げ付き難くなり、使い易く
なってきます。
もう、その時点で、霜柱は必要なくなっていますので、ゴールドが剥げても、
問題はありません。

この皮膜は、塗装ではなく、酸化皮膜の厚さを調整したものです。
つまり、光の屈折で色が見えているだけなのです。
そして、メーカーは、ゴールドにこだわっていて、それが、チタンゴールド
パンの名前の由来なのです。

又、チタン本来の酸化皮膜の殺菌力は、光に当てると効果を発揮します。
時には日光に充てるのも良い様です。

焦げ付き難く、使い易いチタンゴールドパンを、どうぞ、ご愛用下さいませ。



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