goo

2022.12.21 眼鏡のこと。

昨日は、年賀状の画像作成を行なった。
その後も、パソコンの前に座り続け、深夜まで、大好きなYouTube鑑賞を続けた。
毎晩、深夜12時には終わらせて、就寝するのが日課となっているが、昨夜は、
12時過ぎていた。

昨日、年賀状の画像作成を行なっていた時、なぜか、メガネが見え難く感じた。
不思議な違和感があった。

私の老眼鏡は、今の住居に移って来た17年前に買ったものだが、その後レンズは数回
壊れたので、レンズだけ取り替えたものの、眼鏡の枠は一度も取り替えていないので、
枠のワインレッドの色は剥げているが、老眼鏡は、主に家で使うものなので、気にせず
使っていた。

でも、昨日は、作業中に、目に違和感を感じたので、あ、そうか、老眼鏡は、いよいよ
買い替え時だと観念した。

昨夜は、少し遅くなってしまったが、いよいよ、寝ようと思って、メガネを外すと、
びっくり!
私は、老眼鏡でなく、遠近両用のメガネを使って、一日中作業をしていたのだと分かった。
なるほど、それで、見え難くて、違和感があったのだ。

そして、今朝起きて、パソコンの前に座ると、すぐに右目から、大粒の涙が、ぼろぼろ
っとこぼれた。
やがて、それが鼻に回って、鼻水となってポロポロと落ちた。

昨日酷使したのだ。
私は、目を酷使しすぎた時など、いつも右目の右側の白眼が染みて痛む人だった。

今回は痛くはなかったが、すぐ支度をして、近所の眼科に行った。
こんなに違和感があるのに、目の検査の結果は、とても良く、以前と変わらず、何の
異常もなく、数値も全く変わりはないとのことだった。

診察室に入った私は、壊れたメガネを見せて、「もう、買い替えないといけないと、
思っています。」と言うと、先生は、「全然買い替えなんてする必要がないよ。」と
言われたので、びっくり。


「え?でも、この眼鏡の枠は、17年も使っていて、ハゲハゲになっていて、先日壊れ
たのです。壊れたのは、ここなんです。このままなら、先が尖っていって、危ないです
よね。」というと、


先生は、「いやいや、それなら、百均で売っているよ。ここに、一つだけあるので、
上げるよ。」と言われて、ここへ付けて下さった。
(先生から頂いたのは片方だったので、両方欲しいので、百均へ行ったが、ダイソー
では、取り扱いはないとのことだった。)

17年前に、メガネを買った店は老舗で、高額な店だったので、私は、買い替えには
ビビっていた。
だから、買い換えなくて良いと聞いて、嬉しかった。

でも、その間レンズは、先にも触れた様に、3回も壊れた(=実は、ある年の
半年間に3回メガネが壊れて、3人の大親友が亡くなった=)
そんなことってあるの?と言われるが、本当である。最初の事故で、私はメガネが
壊れて、ガラスの破片が3本頬に突き刺さり、救急車で運ばれ、手術は3回にも及んだ。

それでも眼鏡の枠は買い替えの必要がないと言われるのは、やはり上等な品だったから
だろうか?助かった。

帰りに先生に、「私はまだ仕事をしています。一日中、パソコンを見ていますが、
このまま、続けても良いでしょうか?」とお聞きすると、「もちろん。そのまま続けて
も良いよ。仕事は続けたほうが良いから。」と言われた。

この先生は、いつも、「目は使って悪くなるものではない。」と言われる。
「どんなに酷使しても、目というものは、それで悪くなるものではない。」と言う
のが、先生の持論である。
私は、それは信じられる説だと思っている。
何故なら、自分の経験が、先生の説を、まさに裏付けていると感じているからである。
私は、目は使ったほうが良くなると思っている者であるからである。

20数年前、銀行の管理職という職を満了前に捨ててまで飛び込んだ、コンピューター
グラフィックの世界を目指した時の、14インチという小型のパソコンと荒い画素数、
絶えずフリーズする、使い物になりにくい機器、光を反射する眩しい画面、それらを
見つめながら、極小のポイント作業で、気がついたら明け方まで格闘していた年月。

目の酷使というなら、それ以上はないと思われる環境に目を晒した私が、80代の今、
視力表の一番下まで、裸眼で見えるなんて、私自身が信じられない結果だと思うから
である。

コメント ( 2 ) | Trackback (  )