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2012.04.24 海藻は大丈夫、昆布のみ多量は要注意!

先日、国立がん研究センターと国立環境研究所のチームが、研究結果として
「甲状腺がん:海藻食べ過ぎるとリスク倍増」と発表がありました。

私としましては、再々当ブログでもずくのことを書かせて頂いておりますの
で、責任上そのことをお知らせすべきと思いましたので、「2012.04.18 
海藻を毎日食べると癌になる?」
と言う題で書かせて頂きました。

その後、調べているといろいろなことが分かって来ました。
まず、……
※「昆布には一番多くヨードが含まれているので多量の摂取は禁物であるが、
他の海藻に付いては、量はわずかなので心配はいらない。」
※「他の海藻類に含まれる量は、昆布より格段に少ないので、制限. は不要」
などと言う、件の報告に対する反論が数多くありました。

今回問題の発表に、「海藻を毎日食べると…」とあったのは、本来「昆布
毎日多量食べると…」と書かれるべきものであった様です。

その中に大変参考になる、私の感銘したご意見がありました。
「海藻毎日食べる女性に発がんリスク」に異議あり!

↑これを、全部読んで頂きたいのは山々ですが、ご多忙な方の為に下に抜粋
してお知ら致します。 
私のブログでご紹介させて頂くことは、筆者の方にご了承頂いております。

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          「海藻毎日食べる女性に発がんリスク」に異議あり!
                 =よりの抜粋=

私は幼少の頃より母親から「昆布はとても健康に良い食品。でも食べ過ぎると毒。」と、教えられて育ちました。
これは四方を海に囲まれ海藻を常食とする、日本人の知恵です。昆布と他の海藻は、区別する必要があります。

今回の「ワカメやコンブなどの海藻をほぼ毎日食べる40代以上の女性は、あまり食べない女性に比べて、

甲状腺がんの一種になるリスクが高まるとする研究結果がまとまりました。」とのニュースを知るに及び、
私は驚いてしまいました。毎日適量な範囲の海藻摂取でさえ、「食べ過ぎ」と決めつけてしまっているのです。

余りにも非科学的な研究と、言わざるを得ません。私が「適切な研究でない」と否定する根拠は、今回の研究者が
「昆布(コンブ)」も「ワカメ」も同列に扱ってしまっていることです。この研究発表は、長寿国家である日本の
食文化を破壊し、国民の健康を逆に損なう恐れを感じられずにはいられません。

この報道のあとしばらくして、弊社サイトや当ブログに、「ヨード 海藻」、「もずく ヨード 発ガン」などの
キーワードでのアクセスが、急激に上がっています。恐らくは少なからずの方々が、当惑しておられるようです。
きっと健康のために、毎朝三杯酢の入った沖縄モズクを食していらっしゃる方々が、週2回に減らすことを検討
されているのではないでしょうか・・・。

ざっくりとですが、ワカメのヨード含有量はコンブの1/10で、海苔は1/20、ヒジキやもずくは1/5です。
10倍もの差があるものを同列に扱う自体、無理のあるお話なのです。繰り返しになりますが、コンブとコンブ
以外の海藻は、区別すべきなのです。

従いまして、今回の研究を国民への注意喚起とするのであれば、「閉経女性はコンブの多量摂取に注意。甲状腺ガンの
リスクが高まる恐れあり。」とするべきでしょう。伝統的なダシの取り方であれば、1人前あたりコンブ4gが一般的です。
ヨード摂取量は20mgに達し、朝夕食した場合は数十mg、それは上限摂取量の15倍に相当するからです。

ただし、上記の昆布ダシをふんだんに含む食事が、健康に悪いとは言い切れません。なぜならコンブの消費量が多い
都道府県ほど、平均寿命が長いからです。とくに沖縄のようにコンブを丸ごと食する地域は、最長寿命となります。
またヨードは豆類と一緒に食することにより、毒性は低まります。

今回のこの研究報告により、2つの大きな弊害が生じると思います。1つは、海藻を食する機会を少なくすることによる、
糖尿病や大腸ガン、脳卒中等の発生のリスクの増大です。おばあちゃんがおられる家庭では、当然ながら海藻摂取の低下が
見込まれるでしょう。また閉経していない女性でさえも、海藻を食することを控えることも考えられます。
毎日モズクを食していた閉経後の女性が、週に2回しか食しないことにより健康や生命を害したら、いったいどなたが責任を
とられるのでしょうか・・・。

もう一つは、ワカメ等他の海藻に対する風評被害です。
いくら最後に「死亡率を下げる健康によい食品なので・・・。」と海藻を擁護したとしても、イメージダウンによる消費低下は
避けられないでしょう。とくに震災からの復興で頑張られている、三陸わかめの生産者の方々にとっては、今回の歪な研究発表は、
あまりにも酷な仕打ちだと思います。コンブとワカメの区別ができない学者さんたちが、ワカメの生産者をいじめているとしか、
私の眼には映りません。
コンブとコンブ以外の海藻の区別をつけた上で、早急に真実に基き、訂正されるべき研究発表だと思います。

                                                              <情報元(出典) タラソテラピーのアルガ・アイ 廣川達郎様>

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以上の通りです。

又、「ヨード摂取量から考える 発ガンするほどの海藻の食べ過ぎとは?」 
と言う文章も書いておられます。

この文の最後に、……
ぜひ海藻についての正しい知識を身につけ、間違った情報に惑わされることなく、世界からも
優れた健康食品と評される和食をだいじに守り、おいしく食していきたものです。
<同じく、情報元(出典) タラソテラピーのアルガ・アイ 廣川達郎様>

とありますが、私も正に同感するところです。

それについて思い出すことは、以前長らくの間、イカや海老タコおよび貝類は、コレステロール
が多いので要注意の食品と言われ続けました。
ところが、現在では、逆にそれらに含まれているタウリンが血中コレステロールを下げ、「善玉
コレステロール」を増やす作用があると分かりました。

今回の海藻の説についても、いずれ修正がなされて行くものと思っております。



今回の書き込みで、ブログ#999話目となりました。
次回は、#1000話目となります。
#1000話記念として、お雛様の思い出を書いている途中です。
イラストも描いていますので、なかなか難航しております。^^;;
では、どうぞお楽しみに!

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