アルバムの修復作業記録 その2 2015年11月19日
今回は箔押し作業です。
まず、革の調達なのですが、広島では製本用の革(子山羊)を購入することができません。
しかたないので、今回は羊の革を使用するこことしました。
小型の箔押機と文字入れは銅凸版(生徒さんの借用分)を用意します。
箔押のコツは、温度と押す力と押し時間の3要素の組み合わせですが、やってみてコツをつかむしかありません。
本来、箔押しのタイミングについは、表紙を作製した後に行うのが最適です。
今回は銅凸版を借用している関係上、長期の借用もできませんので、最初の工程で箔押しするこことしました。
表紙を作成する前に、革に直接箔押しをしておくメリットとしては、
①背の箔押しが正確に真ん中に入れることができます。
②箔押しに失敗しても表紙作成に影響ありません。
デメリットとしては、
①表紙なしでの箔押の位置決めが難しいことです。
以上、アルバム3点の箔押しが完了しました。
広島手製本倶楽部は以下のアドレスです。
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