五球超ブローニングドレーキ式受信機の修復作業記録 その5 (2017年10月20日)
ヴィンテージラヂオ物語(平成5年(1993年)田口 達也)によりますと、野地ラジオ研究所の五球超ブローニングドレーキの記事があります。
この中に、配線図も添付され、修復には大変参考になります。
この配線図と実機を比較して、配線図が正しいかの検証を行うとともに、使用電源電圧を確定して電源部の製造も併せて実施する予定です。
配線図と比較すると、明らかに間違っている箇所として、検波段の入力のコイルがアース接地されていません。
また、実機では、第一高周波増幅段の入力コイルが逆にアース接地され、グリッドバイアスがかからない配線となっています。
ただし、この配線がオリジナルのようなので修正対応すべきか苦慮しています。というのも、アースラインが二系統あり、本来のアース母線を使用せず、アンテナ系を含む変則的なアース接地となっていることが原因です。
なお、本来と思われる配線図を作成して今回の作業は終了とします。
広島戦時通信技術資料館及は下記のアドレスです。
http://minouta17.web.fc2.com/