九四式三号甲無線機三六号型通信機受信部の修復作業記録 その6 (2016年11月21日)
修復のポイントは以下の2点です。
真空管は、UZ-133DとUF109Aの2本しかないため、残りのUF-134とUZ-135を用意すること。
もう一つは、低周波トランス2個が断線です。
新品のトランスの組込ための場所が確保できません。
修復方法を考える必要があることです。
今回は、見た目は不細工ですが、故障したトランスはそのままとして、背部にトランスを追加し、配線を変更するこことしました。
真空管なしで、ソケット端子の電圧測定を行い問題がないか調査します。
2か所で陽極電圧がないことがわかり、再調査の結果、配線漏れが見つかりました。
昔と違い、集中力がなくなり作業ミスも多くなりました。
最後、虎の子のUF-134を用意して、真空管を実装した本試験を開始します。
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