■Kreag Caffey / Kreag Caffey■
2 日続けて取り上げた David Pomeranz のアルバムが Decca だったもので、もう一枚 Decca を続けます。 Decca というとストーンズのイメージが強く、そのせいかイギリスのレーベルという印象がありますが、1970 年代初頭にはアメリカのミュージシャンとの契約もそれなりにあったようです。 前回までの David Pomeranz はニューヨーク録音のアルバムでしたが、今日ご紹介する Kreag Caffey は LA の録音。 1972 年の作品です。
このアルバムはあまり人気のない SSW アルバムのようですが、実を言うと僕もそれほど好きではありません。 というよりは、駄作に近いかなと思ったりします。 その原因は癖のあるネコ声とひらめきのないメロディーに集約されてしまいます。
とはいえ、歌詞カードにしか書かれていない豪華な参加ミュージシャンのクレジットには興味をそそられるし、それなりに注目してしまうのも事実です。 そんなアルバムを数年ぶりに聴いてみました。
John Sebastian が参加している「Eulogy」でアルバムはスタート。 ノーマルなフォークロックなのですが、先に書いたようなネコ声につまづきそうになります。 だいぶ前に紹介した Bill Jerpe を思い出すのですが、彼よりも更にネコ色が強い印象です。 地味な名手 Craig Duerge のピアノが光る「Salt Rain Pleasant」のほかの A 面曲は印象に残らない出来です。
B 面では、Kenny Rankin が参加した唯一の曲「Jaclyn」が注目です。 Kenny Rankin とすぐにわかるアコースティック・ギターのイントロから始まる短めのバラードですが、アルバム中では一押しでしょう。 John Sebastian、Craig Duerge、Leland Sklar、Ed Green という強力な布陣による「Baby I’d Ask / Honey I Hide」も無個性なフォークロックという仕上がりです。 時代としては、このようなサウンドに売れるチャンスが全く無かっったわけではないと思いますが、それにしても曲の出来からは売れる可能性の感じられないアルバムとなってしまっています。
そんなことから、このアルバムについてコメントするサイトもほとんど無く、このままでは忘却されていきそうな気配です。 レコード・コレクター誌などで、 Kenny Rankin 特集でも組まれたら、参加アルバムとして一行だけ名を残す程度の存在なのでしょう。
さて、私事ですが、ようやく仕事納めになりました。 正月休みの合間にいろいろレコードを聴きたいなあなんて思っています。 特に何の予定も無いので。 今年最後の投稿をこのアルバムで終わらせたくないので、あと二日ですが、何とかもう一枚は取り上げたいと思っています。
■Kreag Caffey / Kreag Caffey■
Side-1
Eulogy
Salt Rain Pleasant
A Song Of One / Some More Will Die
She’s Fast (She Never Eats At Home)
I’m Scared
Side-2
Chilly Winds
Jaclyn
Baby I’d Ask / Honey I Hide
Your Machines
Perimeter
Production : Kreag Caffey , Ron Krietzman
All Songs Composed by Kreag Caffey
Mike Deasy : electric 12 strings
John Sebastian : electric guitar
Bruce Davis : electric guitar
Leland Sklar : bass
Buddy Emmons : pedal steel
Eddie Green : drums
Ed Beyer : piano , organ
Steve LaFever : bass
Alan Parker : lead acoustic guitar
Craig Duerge : piano ,organ
Richard Hayward : drums
Larry Knectal : organ
Bruce Langhorne : lead electric guitar
Kenny Rankin : acoustic guitar
Kreag Caffey : acoustic guitar , guitar , harmonica
Decca Records DL 7-5363
2 日続けて取り上げた David Pomeranz のアルバムが Decca だったもので、もう一枚 Decca を続けます。 Decca というとストーンズのイメージが強く、そのせいかイギリスのレーベルという印象がありますが、1970 年代初頭にはアメリカのミュージシャンとの契約もそれなりにあったようです。 前回までの David Pomeranz はニューヨーク録音のアルバムでしたが、今日ご紹介する Kreag Caffey は LA の録音。 1972 年の作品です。
このアルバムはあまり人気のない SSW アルバムのようですが、実を言うと僕もそれほど好きではありません。 というよりは、駄作に近いかなと思ったりします。 その原因は癖のあるネコ声とひらめきのないメロディーに集約されてしまいます。
とはいえ、歌詞カードにしか書かれていない豪華な参加ミュージシャンのクレジットには興味をそそられるし、それなりに注目してしまうのも事実です。 そんなアルバムを数年ぶりに聴いてみました。
John Sebastian が参加している「Eulogy」でアルバムはスタート。 ノーマルなフォークロックなのですが、先に書いたようなネコ声につまづきそうになります。 だいぶ前に紹介した Bill Jerpe を思い出すのですが、彼よりも更にネコ色が強い印象です。 地味な名手 Craig Duerge のピアノが光る「Salt Rain Pleasant」のほかの A 面曲は印象に残らない出来です。
B 面では、Kenny Rankin が参加した唯一の曲「Jaclyn」が注目です。 Kenny Rankin とすぐにわかるアコースティック・ギターのイントロから始まる短めのバラードですが、アルバム中では一押しでしょう。 John Sebastian、Craig Duerge、Leland Sklar、Ed Green という強力な布陣による「Baby I’d Ask / Honey I Hide」も無個性なフォークロックという仕上がりです。 時代としては、このようなサウンドに売れるチャンスが全く無かっったわけではないと思いますが、それにしても曲の出来からは売れる可能性の感じられないアルバムとなってしまっています。
そんなことから、このアルバムについてコメントするサイトもほとんど無く、このままでは忘却されていきそうな気配です。 レコード・コレクター誌などで、 Kenny Rankin 特集でも組まれたら、参加アルバムとして一行だけ名を残す程度の存在なのでしょう。
さて、私事ですが、ようやく仕事納めになりました。 正月休みの合間にいろいろレコードを聴きたいなあなんて思っています。 特に何の予定も無いので。 今年最後の投稿をこのアルバムで終わらせたくないので、あと二日ですが、何とかもう一枚は取り上げたいと思っています。
■Kreag Caffey / Kreag Caffey■
Side-1
Eulogy
Salt Rain Pleasant
A Song Of One / Some More Will Die
She’s Fast (She Never Eats At Home)
I’m Scared
Side-2
Chilly Winds
Jaclyn
Baby I’d Ask / Honey I Hide
Your Machines
Perimeter
Production : Kreag Caffey , Ron Krietzman
All Songs Composed by Kreag Caffey
Mike Deasy : electric 12 strings
John Sebastian : electric guitar
Bruce Davis : electric guitar
Leland Sklar : bass
Buddy Emmons : pedal steel
Eddie Green : drums
Ed Beyer : piano , organ
Steve LaFever : bass
Alan Parker : lead acoustic guitar
Craig Duerge : piano ,organ
Richard Hayward : drums
Larry Knectal : organ
Bruce Langhorne : lead electric guitar
Kenny Rankin : acoustic guitar
Kreag Caffey : acoustic guitar , guitar , harmonica
Decca Records DL 7-5363
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます