■The Pied Pumkin String Ensemble■
今日、この記事を書くまで、このバンドのことを The Pied Pumpkin String Ensemble だと思い込んでいました。 日本語で言うと「かぼちゃパイ・弦楽団」というわけです。 しかし、よくよく見ると Pumpkin ではなく Pumkin となっていたのです。 そんな単語があるのかと、ネットの辞書で調べてみましたが、出てきませんでした。 ということで、p があろうと無かろうと、意味は変わらず、ということなのだろうと勝手に決め付けることにしました。
The Pied Pumkin String Ensemble はカナダのバンクーバー出身の 3 人組。 このアルバムはデビュー・アルバムにして、ライブ録音盤です。 聴いている限りは、ライン録音したのでしょうか、会場の臨場感や熱気はほとんど伝わってきません。 曲の終わりに拍手が入ることで、ライブだったということに気付くのです。
そんな彼らのサウンドは、リーダー的な存在の Rick Scott のボーカル、Joe Mock のギター、Shari Ulrich のヴァイオリンというシンプルな編成で奏でられます。 曲によって、フルートやダルシマーが入りますが、基本編成に大きく変わりはありません。 曲を最も多く書いているのは Rick Scott ですが、彼のボーカルはこれといった特徴はありません。 その一方で、Joe Mock のボーカルは鼻にかかった声で、ふと Elvis Costello の若い頃を思い出してしまいました。 曲としても Joe の手がけた「Kootenay Bark」は、アルバムのなかでも出来のいいものとなっています。
クレジットでは A 面が Side of Fries、B 面が Side Salad と名付けられていますが、特に大きな変化が感じられるわけではありません。 彼ら独特のユーモアなのでしょう。 Side of Fries では、先に触れた「Kootenay Bark」以外ではShari Ulrich が歌い出しでボーカルを務める「I Believe」がお勧めです。 途中でボーカルが交代するなど曲調を変化させながら進むこの曲は彼らのレパートリーのなかでも、最もアーティスティックなものに聴こえます。
Side Salad のお勧めは、やはり Joe の楽曲「You Can Change The World」です。 オバマ大統領のメッセージみたいなタイトルですが、楽曲はまったりとした緩めのものです。 こんなムードでは世界は変えられないと思ってしまいますが、どこか皮肉めいた歌詞なのかもしれません。 ラストの「People I Love You」は、乗りのよさと憂いを帯びたメロディーに好感が持てる楽曲。 おそらくこうしたタイプの楽曲がライブでは受けるのでしょう。
こうして The Pied Pumkin String Ensemble のアルバムを聴いてみると、ジャケットほどふざけていないという感想を持ちました。 何しろジャケットでは Rick Scott が紅一点の Shari Ulrich の頬を舐めていたりして、仲が良いとかいうよりは、大学のサークルのような乗りみたいだからです。 そんな彼らは本当に気のあう仲間なのでしょう。 現在もこの 3 人のままで活動を続けていました。 公式サイトの写真を見ると、その仲の良さは、羨ましくさえ思うほどです。
■The Pied Pumkin String Ensemble■
Side of Fries
Orville Goes To The Country
Kootenay Bark
I Believe
Medley – Over the Waterfall , The Wind That Shakes The Barley, Bonaparte’s Retreat
Side Salad
Long & Lonely
Ming 14
You Can Change The World
People I Love You
Produced by Pumkins
Recorded live at S.F.U. by Kelly-Deyong mobile unit
Joe Mock : guitar, vocals
Shari Ulrich : violin, mandolin, flute, vocals
Rick Scott : dulcimer, vocals
Squash
今日、この記事を書くまで、このバンドのことを The Pied Pumpkin String Ensemble だと思い込んでいました。 日本語で言うと「かぼちゃパイ・弦楽団」というわけです。 しかし、よくよく見ると Pumpkin ではなく Pumkin となっていたのです。 そんな単語があるのかと、ネットの辞書で調べてみましたが、出てきませんでした。 ということで、p があろうと無かろうと、意味は変わらず、ということなのだろうと勝手に決め付けることにしました。
The Pied Pumkin String Ensemble はカナダのバンクーバー出身の 3 人組。 このアルバムはデビュー・アルバムにして、ライブ録音盤です。 聴いている限りは、ライン録音したのでしょうか、会場の臨場感や熱気はほとんど伝わってきません。 曲の終わりに拍手が入ることで、ライブだったということに気付くのです。
そんな彼らのサウンドは、リーダー的な存在の Rick Scott のボーカル、Joe Mock のギター、Shari Ulrich のヴァイオリンというシンプルな編成で奏でられます。 曲によって、フルートやダルシマーが入りますが、基本編成に大きく変わりはありません。 曲を最も多く書いているのは Rick Scott ですが、彼のボーカルはこれといった特徴はありません。 その一方で、Joe Mock のボーカルは鼻にかかった声で、ふと Elvis Costello の若い頃を思い出してしまいました。 曲としても Joe の手がけた「Kootenay Bark」は、アルバムのなかでも出来のいいものとなっています。
クレジットでは A 面が Side of Fries、B 面が Side Salad と名付けられていますが、特に大きな変化が感じられるわけではありません。 彼ら独特のユーモアなのでしょう。 Side of Fries では、先に触れた「Kootenay Bark」以外ではShari Ulrich が歌い出しでボーカルを務める「I Believe」がお勧めです。 途中でボーカルが交代するなど曲調を変化させながら進むこの曲は彼らのレパートリーのなかでも、最もアーティスティックなものに聴こえます。
Side Salad のお勧めは、やはり Joe の楽曲「You Can Change The World」です。 オバマ大統領のメッセージみたいなタイトルですが、楽曲はまったりとした緩めのものです。 こんなムードでは世界は変えられないと思ってしまいますが、どこか皮肉めいた歌詞なのかもしれません。 ラストの「People I Love You」は、乗りのよさと憂いを帯びたメロディーに好感が持てる楽曲。 おそらくこうしたタイプの楽曲がライブでは受けるのでしょう。
こうして The Pied Pumkin String Ensemble のアルバムを聴いてみると、ジャケットほどふざけていないという感想を持ちました。 何しろジャケットでは Rick Scott が紅一点の Shari Ulrich の頬を舐めていたりして、仲が良いとかいうよりは、大学のサークルのような乗りみたいだからです。 そんな彼らは本当に気のあう仲間なのでしょう。 現在もこの 3 人のままで活動を続けていました。 公式サイトの写真を見ると、その仲の良さは、羨ましくさえ思うほどです。
■The Pied Pumkin String Ensemble■
Side of Fries
Orville Goes To The Country
Kootenay Bark
I Believe
Medley – Over the Waterfall , The Wind That Shakes The Barley, Bonaparte’s Retreat
Side Salad
Long & Lonely
Ming 14
You Can Change The World
People I Love You
Produced by Pumkins
Recorded live at S.F.U. by Kelly-Deyong mobile unit
Joe Mock : guitar, vocals
Shari Ulrich : violin, mandolin, flute, vocals
Rick Scott : dulcimer, vocals
Squash