日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 走れないけど・・ ひとつひとつを・・ *

2022年12月01日 | 雑感


ついに来た、師走。 
コロナ禍の年月、月日の経つ早さは半端ではなかった。 
年をとると昨日の事さえ思い出せないことも多く、老いが時の経つ早さを感じさせるのであろう。
思い起こせば、この2年毎日感染者数を確認していた気がする、兄弟は京都、大阪、千葉、広島、子供は鹿児島、
大阪にもゼロになった日があったのに。 共存の今。

11月やなぁ・・と思っていたらあっと言う間だったが、11月を感謝だった・・で閉じた。
日々のお付き合いのお陰でお歳暮ではなく日常の頂き物すごく多かった、それは夫のお陰である。

夫に前から良く言われていた。「あんたは自分の物差しで人を見るから、腹が立ったり不足にもなるんやけど
わしは相手に合わせた物差しで人を見る、この人はこう言う人やからと思って付き合うから腹が立たないんや」
そうなのだ、ここが夫と私の大きな違いである。 凄いと思う。 偉そうなんだ私。 
相手の喜ぶ顔が見たい・・だから、友人と繋がっている夫の本音はここだ。

横にいてはらはらすることもあるが、その時相手に嫌な思いをさせるかも知れないが、言う時は言う。
相手を思えばこそで、突っ込んで言う事がある。 尊び、信頼すればこそ言えることである。
所帯を持ち50年近い友人が多い。 いいお付き合いが続いているのは夫ならばこそかも知れない。
私はどちらかと言うと、その場をうまく取り繕おうとする、言いたいことを抑えて、人に優しく己に甘い。

若い時多趣味な夫に、子育ての最中良く遊ぶなぁと時に羨ましく不足に思うこともあった。 
卓球、ゴルフ、麻雀、将棋、釣り、映画、読書、そうだ蕎麦打ちもある、ブログも。 

老いて今、病と闘いながらも夫は趣味を楽しみながら、それに関わる友人たちとの日々がある、嬉しい。
どこそこへ行ってきたからとお土産が色々と届いた。 
いざ何かあったら駆けつけてくれる友人が何人もいる。 すごい、夫の今を生きる中でとても有難い。

そんな今日、病院から帰宅した夫の目は赤かった。 
卓球仲間から電話があり、4つ下の友人が定期検査中に病院で、容体が急変して帰らぬ人になったと。
10日前釣り仲間から頂いた大きなハマチ一本、お刺身して「あいつ好きやから」と届けたばかり。
その前には卓球の試合をした友人からの電話だった。 40年以上の仲の良い同士である。
病気と闘う夫はより複雑な思いだろう、私にも、緊張が走った。 誰も自分の明日は分からない。

おついたち、緊張感がはしる。 
膝や腰の悪い私、走れないけれど、師走、ゆっくり、ひとつひとつをこなして行こう。