日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 出会いは・・・必然 *

2015年06月07日 | 雑感


昨日夫と朝ジャカランダを見に行った。

撮影を終わり、下り道を歩いていたとき、
「こんにちは!」
後ろの方で男性の声が聞こえたので振り向くと、帽子をかぶったおじさまだった。
ん? 誰だったかな? もしかして昨年夫とジャカランダの写真撮りに来たとき出会った夫の知り合い?

自転車を止めている所に着いた夫に「おとうさん・・ほら(来てるし・・)」と言ったら、
そのおじさまは夫に向かって「こんにちは!」夫も「こんにちは!」
やはりあの時の人? 昨年二人の写真を撮って、コラージュしてラミネートして後日プレゼントしたのだ。
年をとると写真を撮る機会もなくて、大変喜ばれたのだ。

世間話を始めたのでやはりそうかと思ったら、違った。
その方はウォーキングで通る人通る人に「こんにちは!」挨拶をしている。
田舎なら会う人誰にでも挨拶、会釈などをするが、こんな都会では滅多に言わない。
顔なじみさんなのかも知れないが、私たちをはじめみんなに言っている。 
すごい方だなと思った。

一緒に立ち話をしたが、年齢85歳。 過去に2度も脳梗塞を患ったらしい。
それまではお元気であちこち北海道やら1人で旅行にも出かけていたらしい。
今は動脈瘤を背に抱え込んでいるそうだ。
医者の勧めで歩き始めて2年くらいになると言う。 
爆弾を抱えているものの、なんとか元気に生きていますと笑って言われた。
もういつ迎えが来ても、元気なままなら悔いもないし、毎日八幡屋公園のぐるりを歩いているのだという。

私達も歩かなあかんのです」とか言うと「お互いに元気で生きましょう」と言われ別れた。
上品なパナマ帽の似合うおじさまだった。

私はこのようにはじめて出会った人と別れたとき、必ず思う。
この人との出会いは、私に何を気づかせるために出会ったのだろうかと。
普通人は一生生きる中で、それほど多くの人と出会いがあるわけではない。
故に、出会う人とは決して偶然ではないと思えるのだ。

このおじさまとは20歳近く離れているよね、
私たちより20年も生きているのよ。 ご自分のために頑張っておられる姿を見ると、
まるまる健康でもない私たち、今しないといけないことあるのではないか。
と、夫と話した。 
しっかり考えなくてはいけない。
孫が小さいので、まだ若いと思っているけれど身体は正直なのだから。