小学校の時、実家の前は映画館だった。
父と懇意な映画館のおじさん、映画館の修理などは父の仕事で我が家の人間は映画多分ただで見せてもらったりしていたと思う。
その当時の映画は、中村錦之介や大川橋蔵だの美空ひばりだの時代劇爛漫で、かなりな数の映画を見た。
不思議なことに今でも事あるごとに思い出すのは、あれは錦之介の”一心太助”の映画の時だった。
大ファンだったトミちゃんが一心太助が悪者にやっつけられている善人を天秤棒をかつぎ助けに走って行くとき、
「きんちゃ~ん! がんばって~!」と思わず大声で叫んで拍手をしたのだ。
TVを見ながらそんな場面になると、あのときのトミちゃんの声と顔を思い出すのだ、なぜ63の今になっても思い出すのだろう。
参議院選挙開票の報道番組で、第3話が延びて待ち遠しかった”半沢直樹”
裁量臨店 検討会の3日目、作為で抜き取られたと気付いた資料を事前に用意していたこと、調査側の鞄から出てきたこと、
あのすごみのある目でどうだと言わんばかり・・息を飲みながら見ていただけに思わず拍手した。
「やった~!!」 2人しかいない部屋で、私は大声を出した。 昔のあのトミちゃんみたいに。
毎回、どきどきわくわくしながら見てしまう。
それにしてもいい部下、いい友人を持っていて清々しい。
「やられたらやり返す・・倍返しで」
やりかえしたときはすっとする、しかしあの目あのすごみ恐いわ~。
こんな写真でも載せていないと、殺気、冷気で鳥肌が・・。
猛暑の中、持ってこいのドラマかも知れない。 視聴率がうなぎのぼりだったりして・・。