ふと見上げた空は 澄みきった青い空は いつの間にか高く遠く
まるで夏に終わりを告げた ひとつの恋のように 遠く
おなじものを見て おなじことを感じて おなじ言葉が行きかうあなたに 淡いピンクから燃えるような紅色に いつのまにかわたしは染まった あなたによって染められた はずだった
たったいっときの出会いで それははかなくももろく あまりにももろく崩れた
こんなはずではなかった きっとあなたもそう思っているに違いない
あなたの好きな映画の話 するんじゃなかったの
もっと旅やあなたの街のこと 聞かせてくれるんじゃなかったの
おとなの恋って・・・
悲しいけれど書き加えた 出会いは必然だと言う わたしの生きるテーマに
別れもまた必然なのだと言うことを
花の色黄色 終ったひとつの恋
涙を緑色に変えて 終った
ランタナ・・わがこころの七変化
◆ランタナ・花びらが淡い色から濃い色へと変化するので、和名はシチヘンゲ（七変化）
あるいはコウオウカ（紅黄花）とも呼ばれる。 草花のようだが低木である。