聴くネタバレ映画・ドラマと英語日記

~元MC苅田三貴が見た映画やドラマを私情バンバンはさんでご紹介♪

ボードウォーク・エンパイア 1ST SEASON

2012-01-26 16:23:07 | 洋画クライムアクション・バイオレンス
昨年、第63回エミー賞をにぎわせたこの作品。

惜しくも作品賞はマッド・メンに譲ったものの
最多の8部門を受賞


特に暗黒社会を描かせたらピカイチ
マーティン・スコセッシが監督賞を受賞したエピ
#1"禁酒時代の幕開け【Pilot】"は
まるで映画を見ているような重厚な映像


製作費はドラマ史上最高の2000万ドル


ボードウォーク・エンパイア
~欲望の街~ 1ST SEASON




すでにシーズン3まで制作が決定しているこの作品のヒットを受け
本国では、″禁酒法″にまつわる
ドキュメンタリーまで特集されたんだとか



2010年に放送された全12話を、WOWOWプライムで鑑賞しました




禁酒法が施行された
1920年代のアトランティック・シティ。

禁じられれば反発したくなるのが人の常。
アルコールを売り買いする闇市場も広がります。


そんな裏社会を牛耳るのは
収入役とは名ばかりの
″ナッキー″ことイーノック・トンプソン(スティーブ・ブシェミ)


表向きは弱者や困った人に優しいので
市民に慕われています。



マーガレット・シュローダー(ケリー・マクドナルド)もそう。
働かない夫からのDVに困り
彼に相談したところ…

この出会いを通じ、彼女は大きな変貌を遂げていきます。



一方、裏社会にはびこるお酒を徹底的に無くすため、
国税庁の禁酒法取締官ネルソン・ヴァン・オルデン(マイケル・シャノン)は
ワイロなどにも一切なびかないように思われたのですが…





治外法権的でもあった
この街のシンボル″ボードウォーク″を舞台に
実在した人物がモデルのギャングものです














ランチタイムにはビール
ディナーにはワイン

そんなどう考えても日本より
ずっとお酒を飲んでいそうなお国で
何故、″禁酒法″なんて施行されたんだろう
不思議ではありませんか



いえいえむしろそんなお国柄だからこそ
この法律ができたんですって。


登場人物のマーガレットの様に
飲んだくれの旦那に困り果てた女性達が
この状況をなんとかしたいと働きかけ、成立。

女性の社会進出のきっかけにもなったんだそうです。



マッド・メンでもそうだけど
この様に女性が世の中を知り、吸収し、
どんどん社会で活躍していく姿は
同じ女性だからこその、ドラマの見所の1つでもありますよね


見て見ぬふりを覚え、したたかになっていく彼女には
やっぱり酸いも甘いも知らなきゃいい女とは言えないわよね~と
妙に共感を覚えましたよ



それに対し、ナッキーの愛人ルーシー・ダンジガー(パス・デ・ラ・ウエルタ)


ケーブルTVならではの過激な映像を交えながら
女同志の対決も見応えがあります



過激と言えば、ギャングものの真骨頂、暴力も

こちらもエミー賞監督賞にノミネートされた
#4"目覚めた女【Anastasia】"では
ありえない所で、いきなり娼婦の顔を…

こ、こわい…



国が違う分、歴史的な所でわからない部分もありますが
時にぐぐっと引き込まれるエピソードが織り込まれていますので
個人的にはマッド・メンより日本人向きかなぁと思います


本国ではまだまだ人気のドラマで今年は3RD SEASONを放送予定
日本では引き続き、WOWOWプライムでO.A.するそうですので楽しみに待ちましょう


何でも時すでに遅しで、ナッキーの身内から裏切り者が…


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