聴くネタバレ映画・ドラマと英語日記

~元MC苅田三貴が見た映画やドラマを私情バンバンはさんでご紹介♪

マッド・メン シーズン4

2013-06-07 15:33:24 | 洋画ヒューマン
#7″宿命の対決″は素晴らしかったわ~

第63回エミー賞作品賞を受賞している今シーズン。

脚本賞では2つがノミネートされたのですが、
その1つがこのエピ(原題は″The Suitcase″)


伝説のマフィアドラマザ・ソプラノズでも脚本を書き
この作品では製作総指揮も務める
マシュ・ワイナーが脚本。

バーでのドンとペギーの会話には笑ったわ~。
「責めてるのか?」


これぞお洒落な大人ドラマ。
自由になっていく中で生まれる女性の葛藤も見どころです


 

マッド・メン 4TH SEASON


#5"菊と刀"はタイトルからも想像できそうだけど
日本にまつわるお話も出てきて
ぐぐっと惹きつけられました

本国では2010年に全13話O.A.されましたよ




キング牧師がノーベル平和賞を受賞した
1964年。

様々な策略の下、自らクビになり
新しい広告会社を設立した
ドン・ドレイパージョン・ハム)をはじめとするマッド・メン


ホテルの一室からスタートした
スターリング・クーパー・ドレイパー・プライス(SCDP)社
設立から1年という短い期間で
オフィスビルのワンフロアを占めるまでになりました。

ドンは作ったCMが高く評価され、話題になったり、
共同経営者のロジャー・スターリングジョン・スラッテリー)から
女性を紹介されたりと人生を謳歌する一方、
別れた妻ベティ(ジャニュアリー・ジョーンズ)とはさらに関係が悪化




しかも娘サリーが何かと問題を起こし…



コピーライターとして実力をつけた
ペギー・オルセンエリザベス・モス)は
ますますマッドメン化




彼氏がいながら他の男性と遊んだり、
警察に目をつけられるようなイベントに参加したり、
堅物と思われていた彼女は何処へやら




理想の結婚生活とは程遠く
再び会社に戻ってきたジョーン・ハリス(クリスティーナ・ヘンドリックス)も
手腕を発揮し、かけがえのない存在に。




仕事に遊びにと表面的には順調に思われる彼らですが…


ザ・ビートルズが台頭し、ポップアートが普及する一方、
ベトナム戦争が本格化する1960年代半ば。
広告業界はどんな風に転換期を迎えるのでしょうか














このドラマが評価されている1つに
"緻密な時代考証"があります。
つまり、その時代をよく再現している。


その通り、当時を代表する映画のタイトルや音楽など
流行していたものが出てきます。


最初にも触れた#5の"ホンダ"もそうですね

エピソードを見てから調べたのですが、
1946年に創立された"本田技研工業"は
1963年に四輪車業界に参入しました。


それまではバイクが主流だったので
ドラマの中の皆が「自動車でも頑張って欲しい」な~んて
上から目線でものを言っていたのも仕方のない事なのです。


へんっ。
今は世界のトップブランドなんだぞと
息巻いても彼らには届きません



少し話がずれましたが、このエピでロジャーが
すごい剣幕で「日本人とは仕事しない」と言っていたけど
これもまたその通りだったんでしょうね。


流石に私達世代では少なくなってきているけど
親世代は戦争した相手国の悪口を言っているのを
よく耳にします。

70年近くたった今でも、根本を否定する。
最近の中国や韓国のデモもそうだけど
戦争の残した傷跡は
こんなシーンからもうかがい知る事ができます。




ところで、前シーズンでついにベティがドンの過去を知り、
離婚する事になりましたが…
どうでしょう

"隠したいた事実"が問題だったのでしょうか、
それとも"過去"そのものが許せなかったのでしょうか


なかなか難しい問題だと思いますが、
自分でも消化しきれないせいなのか
ベティはいつもイライラしていましたよね

再婚したヘンリーとも上手くいっていたのは最初だけで
次第に言い争いが多くなってきました。

そんなベティと正反対だったのが
ドンの秘書だったメーガン(ジェシカ・パレ)

サリーがジュースをこぼした時の穏やかな対応が印象的でした。

そう、ラストでドンと婚約したんだけど
この時に彼は結婚を意識したんですよね。
解る気がするな~。
家で毎日毎日キーっとなっている奥さんより
多少の事を流せる女性の方が良いに決まってる。

今も昔も男の人はそういう女性が好きなものでしょう

そしてこの婚約を聞いた時のペギーとジョーンの愚痴のシーンも好きだったなぁ


SCDP社大口の顧客ラッキー・ストライクが
クライアントから外れる事になり、
切れたドンは新聞に今後一切害のあるたばこ広告はやりませんって
啖呵を切ってしまったんです

その後、しばらく新規契約が取れず、倒産するかもしれないという状況の下
ペギーが初の契約を取ってきました。
けれど、結婚の方が大ニュースになっていて…

そうそう、所詮そんなものよねって思う事はありますよね。


いずれにしろ、契約が1件取れたからって倒産を免れた訳ではないし、
たばこ会社を受付ない事が吉と出るのか、凶とでるのか

ドンの電撃結婚も本当に大丈夫なのかちょっと心配

気になるシーズン5は今秋AXNで放送予定です

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