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31日 ブラームス/交響曲 第3番 、4番 ・洗足学園ニューフィルハーモニック管弦楽団

2010-01-31 | 洗足学園音楽大学
前田ホール自由席・1列C・最近は私の指定席?・会員になり、無料で聴けました(年間費3千円) 

 プロの卵達、腕達者が多いですね・・秋山さんのブラームスが音楽が大きいし、縦糸・骨がありますね・・素晴らしい演奏を引き出した・・
 オーボエ、フルート、クラリネットと金管群のブラス力が素晴らしいですね、各奏者の力量が問われる、3,4番ですが既にプロ級の方々が・・特に2,3楽章が良かったです・・後私が好きなティンパニも切れ味良い音色が、3番が男性、4番が女性の方・・、後、弦の弾きこみが一段とアップして、第一、第二ヴァイオリンの音色の強さ、切れがあり素晴らしい、それを支える低弦バス、チェロ、とヴィオラと木管との対話も良かったですね・・
 ニューフィルハーモニックの固有の音色が出来つつある様ですね・・今後卒業しても、30歳までのプロオケとして活動して行く手もありかも・・何しろ藝大、桐朋、洗足等、奏者で形成されている事が良いですね・・
 日本のマーラー・チェンバー・オーケストラ を目指せ?・・

31日 洗足学園ニューフィルハーモニック管弦楽団第3回演奏会 HP
 芸術監督・秋山和慶が指導する本学最高レベルのオーケストラ。学内外からオーディションで選ばれたメンバーが、・・
 弦では東京藝大・武蔵野音大・東京音楽大・桐朋学園大学・国立音楽大学・昭和音楽大学・洗足学園音楽大学、一人高校生が・・
 木管では
・桐朋学園フルート、武蔵野音楽・藝大・洗足オーボエ、
・沖縄県立藝術大学・桐朋・国立クラリネット
・尚美学園・桐朋・国立・洗足ホルン・ 洗足・トランペット 
・武蔵野・洗足トロンボーン ・桐朋・洗足ファゴット  洗足・打楽器
等と・・他校の奏者と共演するのは、お互い演奏、音楽的に刺激になり、今後の演奏活動に有意義ですね・・この内何人かはプロとして、ソリスト、室内楽、オケ活動と活躍されていく事でしょう・・

・・現場の第一線で活躍することを目指して研鑽中。第3回演奏会は、ドイツ・ロマン派の金字塔「ブラームスの交響曲」です
指揮・秋山和慶
洗足学園ニューフィルハーモニック管弦楽団洗足音大HP
J.ブラームス/交響曲 第3番 ヘ長調・1883
J.ブラームス/交響曲 第4番 ホ短調・1885
洗足学園音楽大学 演奏部
TEL 044-856-2981
FAX 044-856-2977平日10:00~17:00.
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 ヨハネス・ブラームスの交響曲第3番ヘ長調作品90(原題(ドイツ語):Sinfonie Nr. 3 in F-Dur op. 90)は、1883年5月から10月にかけて作曲された。ブラームスの交響曲の中では演奏時間が最も短く、新鮮かつ明快な曲想で知られる。初演者ハンス・リヒターは、「この曲は、ブラームスの『英雄』だ。」といったという。しかし、当のブラームスはこの曲の標題的な要素についてはなにも語っていない。両端楽章で英雄的な闘争をイメージさせる部分もあるが、その根底を流れているのは、ロマン的な叙情や憂愁
作曲の経緯
1877年に第2交響曲を作曲したブラームスは、その翌年からヴァイオリン協奏曲(1878年)、『大学祝典序曲』及び『悲劇的序曲』(1880年)、ピアノ協奏曲第2番(1881年)といった管弦楽作品を発表する。

第2交響曲から6年後の1883年5月、ブラームスは温泉地として知られるヴィースバーデンに滞在し、第3交響曲をこの地で作曲した。第1楽章については、1882年の夏ごろからとりかかっていたという説もあるが確証はない。ヴィースバーデンでは、友人達との親交や、とりわけ若いアルト歌手ヘルミーネ・シュピースとの恋愛感情がこの曲に影響を及ぼしたともいわれる。同年10月2日にブラームスはウィーンに戻り、11月9日と22日にイグナーツ・ブリュルと2台のピアノ版による試演会を開いている。ブラームスは50歳だった。
初演
1883年12月2日、ハンス・リヒターの指揮により、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏会で初演された。結果は大成功で、ブラームスは再三カーテンコールを受けた。

当時のドイツ音楽界は、ブラームス派対ワーグナー派という陣営の対立が激化していたが、1883年にワーグナーが没してまもない時期であり、ワーグナー派の強い反発のなかでの初演だった。この初演を聴いた批評家でブラームスの友人でもあったエドゥアルト・ハンスリックは、第1交響曲、第2交響曲と比べても「芸術的に完璧な作品として心を打つ。」と絶賛している。一方、ワーグナー派で反ブラームスの急先鋒でもあったフーゴ・ヴォルフは、「まったく独創性というものが欠けたできそこないの作品である」とほとんど中傷に近い批評を寄せた。
モットーについて
ブラームスは、第1番ではC-C#-D(ハ-嬰ハ-ニ)、第2番ではD-C#-D(ニ-嬰ハ-ニ)と、過去の2つの交響曲で統一的な基本動機を用いていたが、この曲では、基本動機からさらに一歩踏み込んだ形として、モットーを使用している。曲の冒頭で管楽器によって示されるF-A♭-F(ヘ-変イ-ヘ)がそれである。このモットーは第1楽章全体を支配し、他の楽章でもあちこちに顔を出す。それだけでなく、これまでの基本動機のように素材として展開されたり旋律を形作ることより、むしろ以下に述べるように、交響曲全曲の性格を決定づけるものとなっている。
 モットーの音型について、ブラームスの友人であった伝記作者カルベックは、ブラームスが好んだという“Frei aber froh”(自由だが喜ばしく)という言葉の頭文字と結び付けている。この言葉は、ブラームスの親友ヨーゼフ・ヨアヒムのモットーである“Frei aber einsam”(自由だが孤独に)と対をなす合い言葉のようなものであったらしい(F.A.E.ソナタを参照)。とはいえ、交響曲の主調がヘ長調であるなら単純にF-A-Fとなるところを、ブラームスがあえてF-♭A-F(ドイツ語ではF-As-F)というヘ短調に属する音型を用いていることは注目される。ここから生じるヘ長調とヘ短調の葛藤は、全曲の性格に決定的な影響を与えている。そのもっとも明瞭な例として、第4楽章がヘ短調に始まり、ヘ長調に終わるという構図となっていることが挙げられよう。
楽器編成
フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、コントラファゴット、ホルン4、トランペット2、トロンボーン3、ティンパニ、弦五部。
演奏時間
約37分と、ブラームスの交響曲の中では最も短い(第1楽章の繰り返しを含む)。
楽曲構成  
第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ
ヘ長調。6/4拍子。ソナタ形式。冒頭、管楽器のモットーにつづいて、ヴァイオリンがこれに覆い被さるように第1主題を強烈に示す。モットーの持つヘ短調の響きが、表情に陰りを与えている。この主題は、ほぼ同じ形の動機が一瞬登場するシューマンの交響曲第1番「春」の第2楽章や、交響曲第3番「ライン」の第1楽章との関連を指摘されることもある。静かな経過句を経て9/4拍子となり、クラリネットが艶美に踊るような第2主題をイ長調で出す。この主題は、ワーグナーの歌劇『タンホイザー』の「ヴェーヌスベルクの音楽」と共通点があるとも指摘される。主題の後には第2交響曲の基本動機も顔を出す。展開部は情熱的に始まり、低弦が第2主題を暗い嬰ハ短調で奏する。静まると、ホルンがモットーに基づく旋律を大きく示す。第1主題の動機を繰り返しながら高まって、再現部に達する。コーダでは、モットーと第1主題が戦闘的に絡み合うが、大きな波のような旋律に収拾されて静まる。モットーが響くなか、第1主題が消え入るように奏されて終わる。
第2楽章 アンダンテ
ハ長調。4/4拍子。三部形式あるいは変形されたソナタ形式と見られる。主部はクラリネットとファゴットのひなびた旋律。各フレーズの終わりでモットーが示される。この主題に含まれる、2度をゆらゆらと反復する動機も目立つ。中間部では同じくクラリネットとファゴットが新たにコラール風の旋律を奏するが、予言めいた雰囲気をもつ。この旋律を第2主題とも解釈できるが、再現されない。主部の回帰あるいは展開部では第1主題に基づき興奮するが、途切れたようになって、はじめの主題が戻ってくる。
第3楽章 ポコ・アレグレット
ハ短調。3/8拍子。三部形式。木管のくぐもったような響きの上に、チェロが憂愁と憧憬を湛えた旋律を歌う。全曲でもよく知られる部分である。中間部は変イ長調で、木管の夢見るような柔らかな表情が特徴的。主部の旋律はホルンによって再現される(なお、この楽章で使用されている金管楽器はホルン2本のみである)。
第4楽章 アレグロ
ヘ短調-ヘ長調。2/2拍子。ソナタ形式。ファゴットと弦が第1主題を示す。弱いが暗雲が立ちこめるような雰囲気を持つ。トロンボーンの同音反復に導かれて、第2楽章のコラール風動機が奏されるが、嵐の前の静けさを思わせる不吉なものとなっている。直後に、音楽は激しくなり情熱的にすすむ。第2主題はハ長調、チェロとホルンによる三連符を用いた快活なもの。しかし、小結尾は再び闘争となる。冒頭の雰囲気が戻るところから展開部。ここを再現部と見る解釈もある。コラール風の動機は強奏で繰り返され、ハ短調から半音ずつずり上がってヘ長調に達し、一転ヘ短調となるという、異様な効果を上げている。コーダに入ると、第1主題が表情を変えながら繰り返され、やがてヘ長調に転じる。モットーが現れ、弦の細かな反復する動きに乗って、コラール風の動機が示されるが、今度は空に架かる虹のように儚い。最後には第1楽章第1主題が回想され、静かに曲を閉じる
楽器編成
ピッコロ(2番フルート持ち替え)、フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、コントラファゴット、ホルン4、トランペット2、トロンボーン3、ティンパニ(3個)、トライアングル、弦五部。
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4番 演奏時間 約40分。
楽曲構成
第1楽章 アレグロ・ノン・トロッポ
ホ短調。2/2拍子。ソナタ形式。ヴァイオリンが休符を挟んで切れ切れに歌う第1主題によって開始される。この主題は3度下降の連続、その後6度上昇の連続という動機から成り立ち、哀切な表情を湛えている。管楽器の三連音を含むリズミックな楽句に続いてチェロとホルンが伸びやかだが古めかしさもある旋律をロ短調で大きく歌う。これを第2主題と見る解釈もあるが、ここでは経過句とする。木管と弦が緊張を解くように掛け合うと、木管がやはり三連音を使ったなめらかな第2主題をロ長調で出し、小結尾は三連音の動機で凱歌をあげる。提示部は、4つの交響曲中ただひとつ繰り返されない。第1主題が戻ってきて始まる展開部は、主として第1主題と三連音動機を扱う。再現部はほぼ型どおりすすみ、小結尾の三連音の動機を繰り返しながら悲劇的に高まり、コーダにはいる。第1主題がカノン風に強奏され、悲痛に終わる。終止は、サブドミナント(IV)からトニカ(I)に移行するプラガール終止(アーメン終止・変格終止)を採用している。
第2楽章 アンダンテ・モデラート
ホ長調。6/8拍子。展開部を欠いたソナタ形式。ホルン、そして木管が鐘の音を模したような動機を吹く。これは、ホ音を中心とするフリギア旋法(en)である。弦がピチカートを刻む上に、この動機に基づく第1主題が木管で奏される。これも聴き手に古びた印象を与える。ヴァイオリンが第1主題を変奏すると、三連音の動機でいったん盛り上がり、静まったところでチェロがロ長調の第2主題を歌う。単純明快な旋律だが、弦の各パートが対位法的に絡み、非常に美しい。再現部はより劇的に変化し、第2主題の再現は、8声部(第1・第2バイオリンとビオラがディビジョンする)に分かれた弦楽合奏による重厚で感動的なものとなる。最後にフリギア旋法によるホルン主題が還ってきて締めくくられる。
第3楽章 アレグロ・ジョコーソ
ハ長調。2/4拍子。ソナタ形式。過去3曲の交響曲の第3楽章で、ブラームスは間奏曲風の比較的穏やかな音楽を用いてきたが、第4番では初めてスケルツォ的な楽章とした。(ただし、3拍子系が多い通常のスケルツォと異なり、2/4拍子である。)

冒頭、第1主題が豪快に奏される。一連の動機が次々に示され、快活だがせわしない印象もある。ヴァイオリンによる第2主題はト長調、やや落ち着いた表情のもの。展開部では第1主題を扱い、トライアングルが活躍する。ホルンが変ニ長調でこの主題を変奏し、穏やかになるが、突如、第1主題の途中から回帰して再現部となる。コーダでは、ティンパニ(全交響曲中この曲のこの楽章と第4楽章では3台使用、通常は2台)の連打の中を各楽器が第1主題の動機を掛け合い、大きな振幅で最高潮に達する。

第4楽章 アレグロ・エネルジーコ・エ・パッショナート
ホ短調。3/4拍子。バスの不変主題の上に、自由に和音と旋律を重ねるシャコンヌ(一種の変奏曲)。管楽器で提示されるこのシャコンヌ主題は8小節で、先に述べたとおり、バッハのカンタータから着想されたといわれる。楽章全体はこの主題と30の変奏及びコーダからなる。解釈上いくつかの区分けが考えられるが、ここでは、30の変奏をソナタ形式に当てはめた解釈によって記述する。

シャコンヌ主題 主音から出発して属音まで6つ上昇、オクターブ下降して主音に戻るという、E-F♯-G-A-A♯(B♭)-B(H)↑ーB(H)↓-Eの8つの音符からなる。注目すべきことに、シャコンヌ(またはパッサカリア)の通例とは異なり、旋律主題がバスではなく高音域に置かれている。しかもイ短調に始まってホ長調に終わるというように、調的な首尾一貫性も放棄されている。
提示部-第1-15変奏
第1主題相当部-第1-9変奏
経過部-第10-11変奏
第2主題相当部-第12-15変奏 ここでは3/2拍子に変わり、テンポが半分に遅くなる。第12変奏で印象的なフルート・ソロが聴かれる。第13変奏でホ長調に転調し、第14変奏と第15変奏では、管楽器によるサラバンド風の慰めるような歩みとなる。
展開部-第16-23変奏 第16変奏で冒頭のシャコンヌ主題が再現し、ここから後半部にはいる。第23変奏でシャコンヌ再び主題の形がはっきり現れてくる。
再現部-第24-30変奏 第24変奏から第26変奏までは、第1変奏から第3変奏までの再現で、より劇的。最後の2つの変奏(第29及び第30変奏)では下降3度音程の連続によって、第1楽章第1主題が暗示される。
コーダ ピウ・アレグロに速度を速め、さらに緊張を高めてⅤ→Ⅰの劇的なカデンツで終結を告げる。

■有料  開場:14:00  開演:14:30
一般 :3000円  ルフラン会員 :無料
本学学生・学園教職員 :無料

 構内には綺麗な花も・・梅も満開で、心弾んで 帰宅・・・