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9日 水戸室内管弦楽団 バロック音楽の楽しみ ~ヴィヴァルディとバッハ~

2008-11-13 | 水戸室内 ・サイトウキネン
バロック音楽の楽しみ ~ヴィヴァルディとバッハ~
                   H-31・5,500円安い・交通費7,000円

 J. S. バッハ:チェンバロ協奏曲 第1番・1739-40チェンバロ独奏:クリスティーネ・ショルンスハイム・・実に繊細な音色に・・小さな粒が弾け・・時には枯葉の漣の音色であったり、実に気持ちよい音楽ですね、やや湿った重たい風がながれ・・ 一年振り、本物のチェンバロを聴いた想いですね・・見事ですね・

 ファゴット協奏曲 ヘ長調 RV489、ファゴット独奏:ダーグ・イェンセン 特に2楽章が印象深い・・ファゴットの闇美な響きと弦の明るい旋律とのかけ合いが楽しいですね・・バッハとは対照的にヴィヴァルデイが明るい、爽やかな風を感じさせます・・
 フルート協奏曲集 作品10から 第6番 ト長調 RV437、フルート独奏: 工藤 重典・・フルートの音色が一段と明るい,爽やかな風が・・呼吸感,旋律美・・共振性が高いですね・・

 バッハ:ブランデンブルク協奏曲 第3番 1721-
 旋律、音の輪廻転生ですね、各奏者がソロでの旋律の受け渡しが見事です・・流石当初からのメンバーで以心伝心と云うのでしょうが・・チェロ3、バス1、チェンバロの通奏低音が支える・・見事の一言です

 スターバト・マーテル ヘ短調 RV621、コントラルト独唱:ナタリー・シュトゥッツマン・・指揮振りは躍っている・・声質が女声低音アルトでもなく、ケシテ、ニゴリがあるわけでもなく、かすれるわけでもなく・・心、丹田奥深くしみこむ感じ・・時間が経過しても・・聞こえてくる ・・

 アンコールのヴィヴァルディ:歌劇〈アテナイーデ〉RV702から 第3幕マルツィアーノのアリア“私の心は鳥かごの中”。
弦楽器がピッツィカートで奏する・・・・オペラ、アリアからも素晴らしい・・
 全曲チェンバロの通奏低音、コントラバスが優れものです

2008年11月 9日(日)14:00開演水戸芸術館
J. S. バッハ1685-1750:チェンバロ協奏曲 第1番 ニ短調 BWV10521739-41
*チェンバロ独奏:クリスティーネ・ショルンスハイム
豊嶋、沼田、松野、渡辺、島田、モーリン・ガラガー、川本、堀、松波、黒木、

ヴィヴァルディ1678-1741:ファゴット協奏曲 ヘ長調 RV489
*ファゴット独奏:ダーグ・イェンセン
安芸、田中、豊嶋、久保田、沼田、井上、中村、堀、店村、モーリン・ガラガー、原田、松波,黒木

ヴィヴァルディ:フルート協奏曲集 作品10から 第6番 ト長調 RV437・1729-
*フルート独奏: 工藤 重典
潮田、安芸,久保田、松野、井上、堀、松波、堀、

J. S. バッハ:ブランデンブルク協奏曲 第3番 ト長調 BWV1048
潮田、田中、沼田、店村、川本、モーリン・ガラガー、原田、堀、松波、

ヴィヴァルディ:スターバト・マーテル ヘ短調 RV621
*コントラルト独唱:ナタリー・シュトゥッツマン
潮田、田中、渡辺、沼田、川本、モーリン・ガラガー、原田、堀、オルガン
オルガン・チェンバロの通奏低音が優れものです

スターバト・マーテル/悲しみの聖母 訳・金澤正剛
悲しみの母は立っていた
十字架の傍らで、涙を流しつつ
御子が架けられた十字架の傍らで。

その心は、嘆き
悲しみ、苦しみに満ち
刃で突き刺されたのである

おお、何という悲しみと苦しみに
打ちひしがれたお方よ、これが祝福された
神のひとり子の御母であろうとは!
嘆き、苦しみに
身を震わせて愛情深い母は見た
栄光の御子が罪を償うのを

人として泣かぬものがあろうか
キリストの御母がかくまでも
なげき祈るのを目の前にしながらも?

この世に悲しまぬものがあろうか
その目で、聖なる母が
御子と苦しみを共にするのを見ながらも?

人の罪を償うため
苦しみを担ったイエスが
鞭打たれるのを見たのだ
いとしいわが子が
死に瀬し、見捨てられ
最後の息をひきとるのを見たのだ

さあ、御母よ、愛の泉よ
苦しみの力を私に感じさせて下さい
あなたと悲しみを共にするために

この心を燃え上がらせて下さい
主なるキリストへの愛のために
主の御心に叶いますように

アーメン

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奏者メンバー(敬称略)
ヴァイオリン・安芸昌子、井上静香、潮田益子、久保田巧、島田真千子、
田中直子、豊嶋泰嗣、中村静香、沼田園子、堀 伝、松野弘明、渡辺寛和子、
ヴィオラ・モーリン・ガラガー、川本嘉子、店村眞積、
 チェロ・原田禎夫、堀 了介、松波恵子、
コントラバス・黒木岩寿
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文化勲章授章 小澤総監督からのメッセージ
受章の知らせを受け、大変驚いています。
私は、幸運にもすばらしい先生たちにめぐり合い、西洋音楽を勉強してまいりました。齋藤秀雄先生、カラヤン先生、バーンスタイン先生とそして、私が長年一緒に仕事をすることとなったボストン交響楽団の元音楽監督で、シャルル・ミュンシュ先生です。先生方なしでは西洋音楽を勉強し、また指揮者として活動することは考えられませんでした。
まだまだ私は東洋人が西洋音楽をどこまで理解でき、表現できるか、という実験を続けております。
指揮者という職業は一人ではなにもできず、音楽仲間たちがとても大事です。
私と共に日本で仕事をしてきたサイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管弦楽団、東京のオペラの森、新日本フィルハーモニー交響楽団、小澤征爾音楽塾オーケストラ、奥志賀の室内楽勉強会のみなさんと一緒に、この受章を喜びたいと思います。
また、この受章を励みにますます精進し頑張って行きたいと思います。

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:2008年12月21日(日)
放送時間 :午前8:00~午前9:51(111分)
ジャンル :音楽>クラシック・音楽>ライブ・コンサート



ハイビジョンクラシック館 水戸室内管弦楽団定期演奏会
チャンネル :BShi

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「牧神の午後への前奏曲」 ドビュッシー作曲 
「交響曲“ジャニアナ”作品101」 シュミット作曲 
弦楽合奏で、聴きなれない分・・
「古い様式による組曲」 ダンディ作曲
3・サラバンド・・・フルートのソロから弦合奏が哀愁を感じさせる旋律が・・
工藤さんのソロへ返る旋律が  安芸コンミス豊嶋さん
4・メヌエット・・一転トランペットが明るい旋律が・・ヴィオラ4本の旋律も綺麗
5・フランス風のロンド・・弦の細かな合奏にトランペットが華やかな風を・・
ヴァイオリンv1v2/6本ヴィオラ4本チェロ4本バス2本
フルート2本、トランペット1本、1886年作
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「牧神の午後への前奏曲」 ドビュッシー作曲 「交響曲“ジャニアナ”作品101」 シュミット作曲 「古い様式による組曲」 ダンディ作曲 

「劇音楽“アルルの女”から」 ビゼー作曲 
 オーボエ2、ファゴット2ホルン2フルート2、サックス1クラリネット1ピアノティンパニ コンマス・豊嶋 1872年作
 木管の受渡しと弦の合奏が・・木管の歌が、ダンス音楽的に聞えますが・・全体のリズム感が暗め、闇・・・

「バレエ組曲“くもの宴会”作品17」 ルーセル作曲1913年 二菅編成
フルートの旋律が綺麗です、弦の弱音とホルンの掛け合いも・・フルートにもどり透明感の中に・・弦の小刻みな・・

「“アルルの女”組曲 第2番から“メヌエット”」ビゼー作曲 (管弦楽)水戸室内管弦楽団,(指揮)ジャン・フランソア・パイヤール ~水戸市・水戸芸術館で録画~

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