道彦の散歩道

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01/22 トキソウ

2014年01月22日 | 豆知識

「トキソウ」は、ラン科トキソウ属の多年草。

『特徴』

地下に横に這う根茎がある。所々から地上に茎を立て、花茎の高さは10-30センチになる。葉の形は披針形または線状長楕円形で長さ4-10センチ、幅7-12センチになり、一茎に一枚のみつける。

花期は5-7月、茎頂きに紅紫色の花を一個つける。和名は花の色のトキの翼の色であるトキ色に似ていることに由来する。萼片の長さは1.5ー2.5センチで長楕状、長形披針、側花弁は萼片より短く狭長楕円形、唇弁は側花弁より長く先端が3裂する。唇弁の中裂片は大きく、内側に肉質の毛状突起が密生する。花は横を向き、大きく開かない。

『分布と生育環境』

東アジアの中国、千島列島、朝鮮半島、日本に分布する。
日本では北海道、本州に自生し、四国、九州では希にみられる。日本各地の日当たりのよい原野、湿地に生える。栽培目的の乱獲により、日本各地で非常に少なくなっている。

『種の保全状況評価』

日本では環境省によりレットリストの絶滅危惧種の指定を受けている。各都道府県で、レッドリストの指定を受けている。

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