道彦の散歩道

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ
毎日の事件事故の記録

01/11 ブラッサボラ・ノドサ

2014年01月11日 | 豆知識

「ブラッサボラ・ノドサ」は、ラン科植物の1種。細い花弁と先の広がった唇弁を持つ美しい花を付ける。洋ランとして栽培され、またカトレア類の交配親としても重視される。

『特徴』

多年生の着生植物。匍匐茎と偽鱗茎を持つ。偽鱗茎は細長い円筒形で長さ3-15センチ、立ち気味に出る。葉は偽鱗茎の先端に一つだけ付き、線状披針形。長さ15-30センチだが、葉幅は2-3センチしかなく、厚みがあって硬い。表面は溝状にくぼむ。

花は秋に咲き、偽鱗茎の先端から出る20センチほどの花茎の上に1-6個つく。花は径8センチ程度。萼片と側花弁は線状で先細り、緩やかに曲り、黄緑色。唇弁は白で、基部は髄柱を包んで筒状に巻き込み、その先で急に大きく広がってハート形。先端はやや尖る。花には芳香りがあり、特に夜間に芳香を放つ。

『分布と利用』

中央アメリカ、メキシコからパナマ、ベネズエラの標高500メートル以下の地域に分布。

洋ランとして栽培される。独特の花形に評判が高く、また夜間に芳香を放つことから欧米では「夜の貴婦人」と呼ばれている。
また、カトレア系交配種の交配親としても重視される。カトレア属との交配品はブラッソカトレアとなる。特にこの種との交配品は独特の花形を受け継いだものが多く、細い花弁と先で急に大きく広がった唇弁が特徴となる。それらは往々にノドサ系といわれる。

Img_2656

Img_2658

Img_2659