道彦の散歩道

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毎日の事件事故の記録

9/19 「ホットケ-キ」と「クレ-プ」

2012年09月19日 | スイ-ツ・お菓子

【ホットケ-キ】

「ホットケ-キ」とは、小麦粉に卵やベ-キングパウダ-、砂糖、牛乳、水などを混ぜ、フライパンで両面を焼いた料理。

粉と水、燃料、パンケ-キを焼く金属製や石製のヒョウ目面があれば簡単に作れるため、その歴史は古代エジプトまで遡る。英語圏では古くから脂の火曜日(灰の水曜日の前日)にパンケ-キを焼いて食べる習慣があるため、この日をパンケ-キの火曜日と呼ぶ習慣がある。フランスとカナダの旧フランス領では主の迎接祭(2月2日)にクレ-プを焼き、ロシアでは灰の水曜日の前のマ-スレニッツア(バター週間)にプリヌイを焼いて食べるなど、ヨ-ロッパでは早春の行事にパンケ-キが関係していることが多い。フィンランドではキリスト教の断食の前日によりパンケ-キと豆のス-プを木曜日に食べる習慣が一部にある。

日本においては明治30年代初頭に雑誌で紹介されたのが最初といわれており、1914年(大正3年)に東京・上野にて現在と同様のホットケ-キのようなドラ焼きが誕生としたとされる。戦後しばらくはドラ焼きとホットケ-キは混同されていたようであり、長谷川町子の漫画「サザエさん」にてサザエが「ドラ焼きを焼く」といってホットケ-キを焼いていたシ-ンが描写されている。

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【クレ-プ】

「クレ-プ」は、パンケ-キの一種で、フランス北西部のブルタ-ニュ地方が発祥。元になったのは、そば粉で作った薄いパンケ-キのガレットという料理である。

ブルタ-ニュ地方は土地がやせていて気候も冷涼であるため、小麦の栽培が困難でそばが常食されていた。古くはそば粥やそばがきにして食べていたが、そば粥を偶然焼けた石の上に落としたところ薄いパン状に焼き上がるこことを発見し、そば粉を焼いてパンの代わりに食べるようになったといわれている。石で焼いたことからフランス語で小石を意味するガレにちなんでガレットと名付けられたというのが通説である。

その後、スペイン王フェリペ3世の長女でルイ13世の妻であったアン王妃が、ルイ13世に伴ってブルタ-ニュ地方へ狩に訪れた際、現地の庶民が食べていたガレットを偶然口にして気に入り、宮廷料理に取り入れたといわれる。生地はそば粉から小麦粉に変更され、粉と水と塩のみであった生地に牛乳やバター、鶏卵、砂糖などを加えるように変化していた。名称も焼いた際にできるこげ模様が縮緬を連想させることからクレ-プ(「絹のような」という意味)と呼ばれるようになった。

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