佐世保便り

2008年7月に佐世保に移住。
海あり山あり基地あり。そしてダム問題あり。
感動や素朴な疑問など誰かに伝えたくて…

100,000年後の安全

2014-01-30 | さよなら原発

この映画、あなたはもう観ましたか?

 

まだなら、是非観てほしい。

小泉さんの原発に対する考えを180度変えてしまった「オンカロ」。

オンカロとは、フィンランドの核廃棄物最終処理施設のこと。

その施設の全貌を紹介し、原発から生まれる高レベル放射性廃棄物の処理に

ついて問いかけるドキュメンタリー映画「100,000年後の安全」が、今、

ネット上で無料で観れます。

2月10日正午までの限定です。お早目に~

アップリンクさんの太っ腹な提供です。

(渋谷にある小さな小さな映画館ですが、その発信力はとても大きい)

さすが!やはり知事選への思いが為せる技でしょうか。。

 

本作の映画監督マイケル・マドセンは、こう言っています。

オンカロの取材をしたとき、学者たちに

高レベル放射線廃棄物処理場が作れない国がある としたらどこか」

という質問をしました。

その答えは日本でした。

現在の科学では放射性廃棄物の処理は地層処理しかないと言われていますが、

地層処 理場ができないのに原子力を持っている国である日本は、

火山があり地震があり、常に地層が安定していません。

 

処理場が作れない日本が原発を続けるなんて、バカげていますよね。

今有る保管場所は必ずいつかは満杯になります。

(もうすでに満杯に近づいている原発もあります)

満杯になれば、仕方なく原発は止めるでしょう。

どうせいつかは止めるのなら少しでも早い方がいい。

早ければ早いほど、ゴミは少なく抑えられる。

10万年間も保管しなきゃいけない危険なゴミの数を減らせるのだから。

これ以上、未来にツケを残すのはマジ止めようよー! 

 

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こんな人が新会長!?

2014-01-28 | 雑感

1月25日、NHK新会長の籾井勝人の就任会見が話題になっています。

従軍慰安婦について「戦争をしているどこの国にもあった」と述べた上で、日本に補償を求める韓国を疑問視した。従軍慰安婦問題を取り上げた過去のNHK番組に関連し、この問題に関する見解を問われ答えた。尖閣諸島・竹島など領土問題については、国際放送で「明確に日本の立場を主張するのは当然。政府が右ということを左というわけにはいかない」と話した。(朝日新聞)

公共放送のトップとして、あまりにも不見識で、偏っており、驚くべき発言として

韓国はもちろん、イギリスのBBCはじめ海外メディアも大きく取り上げています。

政治家の問題発言とはまた違った意味で、責任が大きく問われるべき。

これでまた、国際社会における日本への信頼感は薄れたのだから。

 

どうしてこんな人が新会長になったのか?と思っていたら、

それに答えるような記事がありました。

http://gendai.net/articles/view/news/145502

 

昨年10月の記事ですが、それによると、

安倍政権が示したNHK経営委員の人事案には、首相の“お友達”がズラリ。

経営委はNHKの最高意思決定機関で、会長の任命権など強い権限を持つ。

来年1月に任期が切れる会長人事をにらみ、日本最大の放送機関を「安倍カラー」に染めようとする狙いはミエミエだ。

そして、その新任委員について次のように紹介している。

新任委員の顔ぶれは、次の4人。

・本田勝彦氏(71)~JT顧問で、安倍支援の保守系財界人の集まり『四季の会』のメンバー。

・長谷川三千子氏(67)~「オンナは子を産み育てよ」がモットーで、少子化を口実に家父長制の復権を公然と唱える保守論客。

・百田尚樹氏(57)~「永遠の0」や「海賊とよばれた男」のベストセラー作家で、安倍も作品の愛読者のひとり。いわゆる「自虐史観」を一貫して批判し、ある月刊誌で「安倍政権の最も大きな政策課題は憲法改正と軍隊創設」と言い切ったバリバリの軍国主義者。

・中島尚正氏(72)~「海陽学園」校長。次世代のリーダー育成を掲げる全寮制の中高一貫校で、副理事長を務めるJR東海の葛西敬之会長は、財界きっての原発推進論者。

 
安倍とは全員親密な仲で、思想的にも極めて近い。
よくもまあ、これだけ偏った考えの持ち主を集めたものだ。
 

 

なるほどね~

こんなメンバーで選んだ新会長なら、あんな発言も有りなんでしょうね~

しかし、それは、仲間内でのボヤキに留めておいてもらいたい。

安倍チームの偏見が日本国民の総意とみられては大迷惑です!

 

 

 

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都知事選を考える

2014-01-27 | さよなら原発

昨日、都知事選についての思いをアップしたら、

数人の友人から「まったくだね~」「同感!」などのメールを頂きました。

また、都民である友人は、やはり「とても悩んでいる」と書いていました。

そしてまた、

過去の問題を取り上げればきりがありませんが、

反原発だけでなく、これからの日本の将来を考えた時、

安倍首相のコントロールをどこで断ち切るのか、

それが一番重要な点だと考えるようになりました。

今のまま自民党が極端に右傾化することを何としても止めること、

この観点から投票しようと考えています。

とも書いていました。

私が都民だったら、やはりそのように考えるでしょう。

 

色平哲郎さんのFacebookにも、同様の趣旨のことが書かれていました。

少し抜粋させていただくと・・・

 

小泉政権への審判なんて、今ごろやってもどうだろう。
小泉政権への評価を今度の都知事選に持ち込んで、どうこう言うほど、
今は悠長な時ではないはず。
問われている争点は、新自由主義の是非ですか。
示すべき民意は、小泉純一郎の賛否ですか。
違うでしょう。そうじゃない。
問われているのは安倍晋三の政治で、戦争を止めるかどうかだ。
止めるなら今しかない。この都知事選がラストチャンスだ。
左翼は考えて欲しい。一本化に応じて欲しい。

 

作家の池田香代子さんは、ブログの中で、こう呟いていました。

(脱原発に対する)細川さんの思いには、みじんの嘘もなく、
誠実さは疑いようもない、と感じました。
宇都宮さんを応援するわたしですが、
そのお人柄に触れて、すっかりファンになりました。
理想をめざすことと、
いま目の前で痛んでいる人びとに早急に手当をほどこすことは、
けっして両立しないものではないと思います。
悩ましい今日このごろです。

 

子どもたちの命や地球の未来を真剣に考える人たちは、

今回の選挙、本当に悩んでいます。

そして、純粋な人ほど妥協を嫌いますが、

世の中、白と黒の二色ではないのですから…

グレーもいい色です。味のあるいい色です。

 

一つになって票を増やそうというと、打算だ!という人もいますが、

打算も必要じゃないですか。

今こそ打算が必要じゃないですか。

皆の共通の願い=脱原発に向かうには、今勝たねばならないのですから。

そのための戦術を放棄しては、願っていないのと同じです。

 

別の友人は言ってました。

御前崎の市長選、上関の町長選も、「脱原発」派の分裂で敗れたと。

 

どうか細川さんと宇都宮さんを結ぶキューピッドが現れますように…

最後の最後まで祈り続けます。

 

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まだ間に合う日本版「国共合作」

2014-01-26 | さよなら原発

      まだ間に合う日本版「国共合作」 
                           小倉志郎

1930年代、中国と日本の戦争中、

血みどろの内戦をしていた中国の国民党と共産党は、

日本軍を追い出すために、手を結び第二次「国共合作」が成立した。

その結果、中国は日本軍に対して優勢を保ち始めました。


都知事選において、

脱原発候補は日本版「国共合作」をすることがなぜできないのでしょうか?

共通の強敵を前にして、同じ目標を持つ者同士が

なぜ手を結ぶことができないのか? 

過去の相手の行いを云々している余裕はありません。


まだ間に合います。脱原発候補はぜひ、投票日までに手を結んでください。

 

これは「エネルギー政策ML」に友人が投稿したメールです。

友人は、数年前から脱原発社会を目指して活動している元原発技術者です。

短いけれど、なるほどな~と心に残る文章で、

私の願いも同じだったので、他の方にも読んでもらいたくなり、

ご本人の了解をいただき、紹介しました。

 

新聞テレビによると、舛添さんが他候補を大きくリードしているとか?

殿や小泉さんの人気も、今や昔なのか…

意外なようでもあり、当然なようでもあり。

選挙は人気投票じゃない!と思ってはいるけれど、

脱原発を実現するには、人気票でもいいから票がほしい。

舛添さんが勝てば、

舛添さんを応援している自民党の政策が支持されたものとして、

原発の再稼働が始まり、脱原発社会の実現は遠のくのだから。

 

それじゃあ困る!

宇都宮さんでも細川さんでもどちらでもいいから、脱原発派が勝ってほしい!

と、他県に住む私は単純に願うばかり。

そして、この二人のどちらかが舛添さんに勝つ可能性は、かなり小さいらしい。

二人が頑張れば頑張るほど、脱原発を願う都民の心は揺れ動いているだろうな~

一緒に官邸前のデモに行ってた人たちが、

宇都宮さんにしよう!いや、細川さんだ!と亀裂が生じているのだろうか?

そんな風になったら、現政権の思う壺。

 

なんとか、この二人が手を組むことはできないのか?

どちらかが降りて、降りた方は相手を支援する代わりに、

選挙後は副知事となって共に協力して都政に当たるとか…

そんなことを願う人もけっこういて、

これまで水面下での働きかけがあったようだけど、すべて失敗だったらしい。

 

なぜだろう?

なぜ手を結べないんだろう?

小異を捨てて大同につく…ということがなぜできないんだろう?

遠くから見ていると歯がゆくてならない。

そう思っている国民はきっと多いと思う。

 

私も声を大にして東京に向かって叫びたい。

 まだ間に合います。

 脱原発候補はぜひ、投票日までに手を結んでください。

 

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ジュゴンの生きる海~辺野古

2014-01-21 | 平和

辺野古空撮。

4年前に亡くなった友人が飛行機の窓から撮影した写真です。

アマチュア写真家の作品とは思えない、素晴らしい奇跡の一枚です。

「ふるさとの美ら海を守りたいと願う僕に、神様が力を与えてくれたんだね」

と言って、亡くなる半年前、自ら印刷してプレゼントしてくれました。

 

友人だけではない。

多くの沖縄県民が辺野古に基地を造ることに反対してきた。

その県民の団結に安倍政権は次々と楔を打ち込んできた。

まず自民党国会議員を落とし、自民党県連を落とし、県知事を落とした。

昨年末、仲井真知事はついに辺野古の埋め立てを承認してしまった。

さあ、次は名護市長の番!とばかりに、自民党は市長選に全力投球。

これまでのようにお金の力で世論も変えることができると信じて。

 

末松候補の応援演説の中で、石破幹事長は、

500億円の名護振興基金を新設し、病院や交通網の整備などに活用したい」

とぶちあげた。

 

しかし、名護市民の心はお金では買えなかった!

豊かで美しい辺野古の海に基地は要らないと、市民は判断した。

1月19日次期市長に選ばれたのは、辺野古への基地移転に一貫して反対してきた

現職の稲嶺市長だった。

 

すると、予想通りではあるけれど、

翌20日、石破幹事長は、500億円の名護振興基金はゼロベースで見直すという

考え方を示唆…

これが現政権のやりかた!

なんてエゲツナイ…

 

そして、そのまた翌日の今日、政府は埋め立て工事に関連する入札公告を実施。

選挙結果などおかまいなし。

2日前までのアメは引っ込め、今度はムチを出してきた。

名護市民の民意は完全無視。

これで民主主義を標榜する政権といえるのだろうか?

 

友人は、この写真を見ながら詩を書いた。

「ジュゴンの生きる海」という詩を書いた。


そこは まさしく辺野古

40年以上も前に
 
住民から土地を取り上げ
 
海兵隊基地を作ったアメリカは
 
さらに 海上基地を作らせて
 
ジュゴンも
 
サンゴも殺そうとしている
 
ヤマトゥの政府も
 
グルになって
 
 
 
 
天国の外間さん、
 
ヤマトゥの政府は、ますます狂暴になっています。
 
あなたの大切な「ジュゴンの生きる海」を、どうか天国から守ってください・・・ 

 

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旅人茶屋

2014-01-16 | 佐世保・長崎

長崎市民ならきっと誰でもご存知でしょうが・・

長崎駅前の喫茶店『旅人茶屋』

 

佐世保に移住してすぐの2008年夏、長崎に来た時たまたま出会った喫茶店でした。

高速バスの乗り場のすぐ近くで、待ち時間潰しに立ち寄ったのですが、

お腹も空いていたので注文したサンドイッチの美味しかったこと! 

「一目惚れ」ならぬ「一食い惚れ」 です。

 

あれから5年半、長崎には時々行くのですが、

いつも時間に追われていたり、団体行動だったりで、なかなか…。

昨日は県知事候補の事務所へ公開質問状を届けた後、

http://blog.goo.ne.jp/hotaru392011/d/20140115

バスの発車時間まで30分近く間があったので、久々に寄ってみました。

国道からちょっと脇道に入ってすぐの、目立たない入口を開けると、

ずら~り並んだコーヒーカップがお出迎え。

一食い惚れしたミックスサンドではなく、

今回は、野菜サンドと紅茶を注文し、待つことしばし。

初めてじっくり店内を見渡すと、

 

コーヒーカップ以外にも、価値のありそうなランプやグラスや、

古い地図や木彫品など…ちょっとしたミニ博物館みたいです。 

カップ棚のところに意味不明の文字が…

その中の1枚は英語で、

Please choose your favorite cup!

と書かれていたので、やっと納得。

いろんなお国の言葉で、あなたの好きな珈琲カップを選んでね!

と呼びかけていたのですね~

 

そうこうしてるうちにでてきました。サンドイッチ。

パンがふわふわの絶品だし、中の野菜が新鮮で、

トマトとキューリと玉ねぎとレタスのバランスが良くて、

素材を殺さないさっぱりした味付けも絶妙!

初回の感動を裏切らない美味しさでした。

 

会計を済ませ帰る時、

決して愛想がいいとは言えない無口な女主人にカップのことを尋ねると、

「ここには一つも同じカップはないです。

 陶器市などに出かけ、何十年もかけて私が買い集めたものばかり。

 元値の3割とか半額で…。

 それでも、この棚だけで20万はしてるでしょうね」

と、8個ほど並んだ棚を指さして、話してくださいました。

 

今回で4回目ですが、初めてご主人の笑顔が見れて嬉しかったです。

こんな古い地図も、その道のお知り合いがいて、

本物は博物館にありますが、コピーを買って飾っているのだそうです。

 

サンドイッチに秘められた美味しさのように、

『旅人喫茶』の女主人の中にも味わい深いものが詰まっていそう…。

 

バスの時間が迫っていたので、すぐに店を出ましたが、

また次回…楽しみが増えました。  

 

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石木ダムの漫画 ダムのツボ

2014-01-12 | 石木ダム

昨日の西日本新聞のこの記事をご覧になった方は、たぶん少ないのではないか…

と思い、ご紹介します。

 

いしまるほずみさんが描いた『ダムのツボ』について書かれています。

長崎県民なら多分誰もが知っている「石木ダム」。

もう何十年も懸案の重要政策ですから、新聞テレビのニュースでよく見聞きしますよね。

そういう意味で、誰もが知っている。

でも、その中身について…、建設目的は?その効果は?その費用はどのくらい?

なんてことをきちんと知っている人は、そんなに多くないんじゃないかな~

 

アタシには直接関係ないし・・

難しいことは、専門家にお任せすればいいし・・

なんて、つい思っちゃいますよね。

でもね、私たちの税金がガバっ!と使われるんですよ。

無駄なことには使われたくありませんよね。

だって、貧乏な長崎県の台所は火の車(H23年度の財政力指数は0.29で、全国最低ランク)

だから福祉や医療、教育の予算はどんどん削られていってるんだもの、

税金の使い道には、私たち自身がしっかり関心を持って目を光らせていなければ…ね。

 

そういう意味でも、石木ダムが莫大な税金を投入するに足る建設事業なのか?

考えてみたいですよね~

でも、県の説明書など読んでもチンプンカンプンだし、

数字の羅列を見るだけで眠くなるという、そこのアナタ!

この『ダムのツボ』なら、楽しく理解できますよ。

アハハ・・と笑いながら読んでるうちに、

ふ~ん、そういうことだったのか~と、目から鱗です。

 

え?

なんで知ってるのって?

知ってますとも!

この『ダムのツボ』を発行したのは『石木川まもり隊』で、私もそのメンバーだから。

読んでみたいな~と思われた方は、こちらにアクセスしてくださいね。

http://blog.goo.ne.jp/hotaru392011/e/846fbdb0b695e9cfa5c3f0ff19e537fc

 

よろしくお願い致します。 

 

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9条にノーベル平和賞を!

2014-01-11 | 平和

拡散希望のメールが送られてきましたので転載します。

よかったら、署名をお願いします。

 

*「9条にノーベル平和賞を」 1人の母親の運動 広がる 
戦争放棄を定めた憲法9条にノーベル平和賞を─。神奈川県の女性が1人で始めた運動がある。荒唐無稽のようだが、ここにきて現実味を帯び始めた。ノーベル委員会への推薦資格のある大学教授らが強力を表明したのだ。(出田阿生)


◆推薦資格持つ教授らも賛同 

このアイデアを思いついたのは、神奈川県座間市の主婦鷹巣直美さん(37)。一昨年、欧州連合(EU)が「地域の統合により、国家の和解と平和を進めた」として平和賞に選ばれた。

「戦後70年近くも日本に戦争をさせなかった9条にも資格がある」とひらめいた。安倍政権が改憲への動きを活発化する中、「受賞すれば9条を守れる」と思ったことも大きかった。

「社会問題に無関心な学生」だった鷹巣さんを変えたのが、留学先のオーストラリアで出会った各国の難民だった。戦火や暴力で心身共に深く傷つき、それでも立ち直ろうとする姿。「戦争に巻き込まれずにすんでいるのは平和憲法のおかげだ」と実感した。

7歳の長女と1歳の長男の子育ての傍ら、昨年1月からネット上で「9条にノーベル平和賞を」というキャンペーンを始めた。集めた署名は、ノルウェーのノーベル委員会に随時送った。しかし、委員会からはメールで「個人か団体に授与するもので憲法のように抽象的なものは候補になれない」との返信があった。

実は「9条にノーベル平和賞を」という運動は、今回が初めてではない。1991年に「第9条の会」を米国で立ち上げたオハイオ大名誉教授のチャールズ・オーバービー氏(87)が過去に推薦しようとしたが、鷹巣さんと同じ理由で委員会から断られた。

そこで鷹巣さんが考えついたのが、「9条を保持している日本国民」という枠組みだった。鷹巣さんが地元の市民団代などに話したところ、賛同する市民らによる実行委員会が昨年8月に発足した。石垣義昭共同代表(72)と、メンバーの岡田えり子さん(53)は「最初は受賞なんてできるのかと突飛に感じたが、署名を集めるうちに、それだけの価値が十分あると確信するようになった」と口をそろえる。

ノーベル平和賞のノミネートには、推薦人が必要となる。資格があるのは各国の国会議員や閣僚、大学の学長、社会学や歴史学など一定分野が専門の教授。平和や外交政策の研究所長、国際裁判所裁判官、過去の受賞者やノーベル委員会の関係者も有資格者だ。

「実現性はある」と大学教授らに協力を呼びかけると、推薦人が集まり始めた。その一人、勝村弘也・神戸松蔭女子学院大学教授(聖書学)は「戦争に直接関わらない国は世界で珍しい。それを改憲で崩そうとする動きに、若い人の関心が希薄すぎると感じる。こうした活動は日本社会がよって立つ土台を見直す機会になる」と評価する。

ノーベル平和賞の推薦締め切りは2月1日。昨年は259の個人・団体がノミネートされた。多くの推薦人が多様な理由で推薦することと、賛同する人の署名が多いほど、委員会へのアピールになるという。詳しくは「『憲法9条にノーベル平和賞を』実行員会」の署名サイト( http://chn.ge/1bNX7Hb )へ。

2014年1月3日 東京新聞朝刊 こちら特報部:ニュースの追跡より
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22回目の「さよなら原発させぼの集い」

2014-01-10 | さよなら原発

今夜は寒かったです。

とても、とても。

私は背中にホッカイロを2つ貼ってたのでバッチリOKでしたが。

 

通行人がいつもより少なかったのは、寒さのせいでしょうか?

それとも、買い物客が五番街に流れてるってことなのか…?

 

通行人だけでなく、私たちも少な目。

今日は7人でした。

でも、それぞれが福島のことを思いながら、

今ここに集って語り合うことで、少し温かくなったように感じました。

 

私は今夜のNHKの再放送番組の紹介をしました。

2013年度「東北の戦後史」 第5回「福島・浜通り 原発と生きた町」

なぜ原発立地自治体は原発に依存していくのか?

その疑問に答えてくれる番組だと思う、と紹介しました。

 

原発反対同盟初代代表だった岩本忠夫は、後に双葉町長となって、

ポスト原発政策に失敗し、原子力発電増設を決めていった…


建設バブルで潤った町の業者は、その繁栄を再び願い原発の増設を求める。

交付金や固定資産税で一時的に潤った町の財政も、その収入が減り始めると途方に暮れる。

もはやエネルギー政策など関係なく、麻薬が切れた麻薬患者のように、

原発増設に依存していく。

 

そう、原発は恐ろしい麻薬のようなもの。

何も産業の無い双葉町に原発ができた時、

福島県内の自治体の中で所得が56位だった貧乏な双葉町が、なんと4位にはねあがり、

そして1位にまでなったそうだ。(この情報は番組に関係なくネットで調べました)

町の人は、神様仏様原発様と言って、喜んで受け入れたそうな。

 

真面目に暮らしてきた田舎の人の心を麻薬漬けにしてしまった企業と、

国策に強い怒りを覚えます。 

 

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冬の阿蘇

2014-01-07 | 佐世保・長崎

5日から阿蘇に来ています。

でも、明日はもう帰らねば…

お天気もいいし、わりと暖かいし…草千里までちょっとドライブ。

阿蘇パノラマラインの両脇の草原は枯草色。

白っぽいベージュで、遠くから見ると柴犬の背中のようで、

思わず撫でてみたくなる…

 

その枯草を踏んで左から赤牛がお散歩中。

おっと、右手から黒毛和牛がのっしのっしと近づいてきました。

両者、睨み合い?

いいえ、仲良く草を食み、日向ぼっこしてました~ 

 

雪を被った中岳が噴煙をあげています。

地表は零度以下になっても、内部は相変わらず、熱く活動しているんですね~

 

帰りに出会ったのは、

よ!年男のホース君!

今年一年よろしくね~

珍しい白馬の子どもを見かけました。

その名も「シロ」ちゃんのようです。

絵本の中では、白馬は王子様を背中に乗せて駆け抜けるかっこいい役柄だもの、

シロも、他の馬のように馬刺しになるために飼われているのではなく、

草千里で人間を乗せて散歩する馬になるために育てられるのかなぁ。

 

帰りに、松ちゃんお薦めの「なごみ野」で遅めの昼食。

高菜飯にだご汁のセット。

ほんとに絶品でした!

鶏がらスープのだご汁には、大根、人参、ごぼう、里芋、こんにゃく、しいたけ、白菜、玉ねぎ、

そしてゆで卵の具材がどっさり入ってて、野菜の旨味が汁に溶け込んで…

美味しくて温かくて、ボリュームたっぷり。

こんなに旨いだご汁は初めてです。

そうそう、おからのサラダも爽やかな味付けで、あっという間にペロリ。

高菜飯も、お腹いっぱいなのに箸が止まらなくて…完食でした。

また、食べに行きたいな~

最後に仙酔峡へ。

高岳の麓には年末の雪があちこちに残っていました。

目の前の高岳がいつもよりさらに高く大きく見えます。

冷たい空気も新鮮で清々しい…

深呼吸して全身リフレッシュした気分。

 

さあ、明日は佐世保。

今年が始動。

今年も私なりに、悔いの無い時を重ねたい…

 

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