連休を阿蘇の家で過ごしています。
近所の風景は一見のどかな、いつもの阿蘇です。
私が着いた翌日に、阿蘇市災害ボランティアセンターも閉鎖。
活動する機会はありませんでした。
益城町や南阿蘇村への道路は通行止めで、何のお手伝いもできませんでした。
両町村にくらべ阿蘇市は、震度のわりには被害が少なかったようですが…
近くの道路には、こんな亀裂がいっぱい!
そして、阿蘇神社に来てみると…
あの威容を誇った楼門も拝殿も全壊!
・・・・・
崩れ落ちた楼門の前には真っ白な工事現場用の塀が張り巡らされていました。
あの高くそびえていた楼門の屋根が、こんなすぐそばに!?
震災前は、こんなに高いところにあったのですが…
今年の初詣の時の写真です。
ここ数年、初詣はいつも阿蘇神社でした。
正面の「阿蘇神社」と書かれた表札?も、
石段に着きそうです。
(ガラス窓越しなので反射してわかりにくいですが、中央部分にぼんやり見えます)
石の柵も皆倒れ、
灯篭も…。
年に1~2回しか訪れない私でも、言葉を失うほどの衝撃でした。
阿蘇に生まれ育った住民の方々にとっては、どれほどのショックだったことでしょう。
そんなことを思いながら帰る途中、こんな車を何台も見かけました。
震災ゴミ置き場に向かう車でした。
被害が少なかったと言っても、これだけの家屋の倒壊、破損があったのですよね…
正面が一般ゴミ、右が木片類で、左がトタン・金属類。
木片類の向こうには、壊れたレンガやセメント類の欠片の山。
そして、壊れたものは、もちろん建物だけではありません。
大小の土砂崩れがあちこちで発生しましたが、こんなところでも!?
阿蘇五岳の1つで、涅槃像のよう!と人気の高い根子岳が、一部崩落。
丸の部分にご注目!
こちらは震災前の根子岳。
このようにスッとかっこよかった鼻が、あのようなだんごっ鼻に・・・トホホ。
今日も阿蘇には、震度4の地震が3回発生。
いつ終わるのか…見通しの立たない不安。
立つはずもない。自然の前に人間は無力なのだから。
それを忘れ、傲慢な人間がどんどん増えてしまった。
熊本からわずかの距離にある川内原発を止めようともしない、
大分からわずかの距離にある伊方原発を再稼働しようとしている。
だから、地球は怒ってる。
本気で怒ってる。
早く気づけと怒ってる。
怒りのあまり、震えが止まらない。
川内原発を止めたら、きっと余震も止まる。。。