辺野古空撮。
4年前に亡くなった友人が飛行機の窓から撮影した写真です。
アマチュア写真家の作品とは思えない、素晴らしい奇跡の一枚です。
「ふるさとの美ら海を守りたいと願う僕に、神様が力を与えてくれたんだね」
と言って、亡くなる半年前、自ら印刷してプレゼントしてくれました。
友人だけではない。
多くの沖縄県民が辺野古に基地を造ることに反対してきた。
その県民の団結に安倍政権は次々と楔を打ち込んできた。
まず自民党国会議員を落とし、自民党県連を落とし、県知事を落とした。
昨年末、仲井真知事はついに辺野古の埋め立てを承認してしまった。
さあ、次は名護市長の番!とばかりに、自民党は市長選に全力投球。
これまでのようにお金の力で世論も変えることができると信じて。
末松候補の応援演説の中で、石破幹事長は、
「500億円の名護振興基金を新設し、病院や交通網の整備などに活用したい」
とぶちあげた。
しかし、名護市民の心はお金では買えなかった!
豊かで美しい辺野古の海に基地は要らないと、市民は判断した。
1月19日次期市長に選ばれたのは、辺野古への基地移転に一貫して反対してきた
現職の稲嶺市長だった。
すると、予想通りではあるけれど、
翌20日、石破幹事長は、500億円の名護振興基金はゼロベースで見直すという
考え方を示唆…
これが現政権のやりかた!
なんてエゲツナイ…
そして、そのまた翌日の今日、政府は埋め立て工事に関連する入札公告を実施。
選挙結果などおかまいなし。
2日前までのアメは引っ込め、今度はムチを出してきた。
名護市民の民意は完全無視。
これで民主主義を標榜する政権といえるのだろうか?
友人は、この写真を見ながら詩を書いた。
「ジュゴンの生きる海」という詩を書いた。
そこは まさしく辺野古
40年以上も前に
住民から土地を取り上げ
海兵隊基地を作ったアメリカは
さらに 海上基地を作らせて
ジュゴンも
サンゴも殺そうとしている
ヤマトゥの政府も
グルになって
天国の外間さん、
ヤマトゥの政府は、ますます狂暴になっています。
あなたの大切な「ジュゴンの生きる海」を、どうか天国から守ってください・・・