佐世保便り

2008年7月に佐世保に移住。
海あり山あり基地あり。そしてダム問題あり。
感動や素朴な疑問など誰かに伝えたくて…

兵士よ!

2013-05-22 | 平和

米海軍佐世保基地の米兵2人が日本人女性1人に性的暴行を加えた疑いで取り調べを受けているというニュースが、昨日から報道されています。

正式な告訴もされていない段階で米軍機関紙が報じるのは珍しいケースらしい。

背景には米兵による正暴力が深刻化している現状があるという。

深刻化している背景は何だろう?

兵士の職務が戦争に備えての訓練だとしたら、

戦争は最大の暴力なのだから、暴力に対して感覚的にマヒしてしまうのだろうか?

それとも、最大の暴力の現場に行かねばならない不安や恐怖が、自らを暴力的にしてしまうのだろうか?

 

そんなことを考えていたら、友人からこんな動画が送られてきた。

 

 

以前もこのブログのどこかで紹介したと思うが、忘れてしまった。

でも、内容は覚えている。

忘れられないチャップリンの感動的なスピーチ。

「絶望してはいけない」

 

兵士たちよ。獣たちに身を託してはいけない。

君たちは機械じゃない。君たちは家畜じゃない。君たちは人間だ。

兵士よ。

奴隷を作るために闘うな。

自由のために闘え。

 

兵士も市民も、米国人も日本人も、男も女も、み~んな人間。

同じ人間。

家畜でも奴隷でもない、上も下もない、

対等な人間。

                

 

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あとからくる者のために

2013-05-21 | さよなら原発

やっと原稿を書き上げました。

5000字なので大したことはないのですが、

初めて依頼された方にはちょっと緊張もしますし・・

 

いつものことですが、不器用な私は、宿題が片付くまでは他のことはほったらかし。

メールも最小限の返信しかしないし、

ブログを書く余裕もありません。

 

そんな中で、19日に頂いたメールの中で、心がピクリと反応した詩がありました。

それは仏教詩人坂村真民(さかむらしんみん)さんの詩でした。

滋賀県知事嘉田さんの未来政治塾に参加した方が、

福井県小浜市で原発反対運動を40年続けておられる中嶌哲演さんの朗読を聴いて、

その詩がが心に残って…紹介されたものです。

 



あとからくる者のために


あとからくる者のために
苦労をするのだ
我慢をするのだ
田を耕し
種を用意しておくのだ

あとからくる者のために
しんみんよお前は
詩を書いておくのだ

あとからくる者のために
山を川を海を
きれいにしておくのだ

ああ あとからくる者のために
みなそれぞれの力を傾けるのだ

あとからあとから続いてくる
あの可愛い者たちのために
未来を受け継ぐ者たちのために
みな夫々自分で出来る何かをしてゆくのだ

 

19日(日)は、バイバイ原発の署名活動の日でしたが、

その日は二人だけで頑張りました。

みんな忙しいのと雨のせいもあるかな~

 

署名してくれる人たちも、以前よりかなり少なくなってきました。

もう原発への関心が薄れていることの証でしょうか。

それとも、これまで既にあちこちで署名してきた人の数が多くなったってこと?

 

そんな中でも、印象的だった二人の方がいました。

お一人は、年金生活の一人暮らしという女性。

淡いピンクのジャケットがとてもよく似合って、笑顔の素敵な方でした。

その方も、原発には大反対で、「さよなら原発1000万人署名」を友人と協力して50枚ほど集め、送ったと話してくれました。

50枚と言えば、500人分です。

何かの組織に入っている人でもなく、このように街頭で集めるわけでもなく、友人・知人のツテで集めるのは相当たいへんだったことでしょう。

敬服しました。

 

もう一人の方はやはり年金世代とお見受けした男性です。

事故のことを考えれば原発は怖いが、やはり電気が必要なので要らないとは言えない、すごく迷っている、と正直に話してくださいました。

昔はタンカーに乗って油を中東から運ぶ仕事をなさっていたそうで、

その仕事への誇り、自分たちが日本経済の発展に貢献したとの思いも強く、

しかし、産油国の多くは政情が不安定で、

石油の取れない日本は、やはり原発に頼らざるを得ないのではないか

と思っているようでした。

 

Hさんや私がいろいろ話しても、最後まで迷い続け、

やはり署名はしてもらえませんでした。

男性にとってはそんなに経済が大事なのか…と、私はやや疲労感を感じていましたが、

Hさんは、

「よかったねー、考えてくれるだけでも嬉しいねー」と、とても前向き。

せっかちな自分を反省させられました。

                            

 

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間違いに気づいたら変える 変われることが大事

2013-05-14 | さよなら原発

今日の毎日新聞東京版の記事を読んで、メルケルさんはすごいな~と思いました。

http://mainichi.jp/select/news/20130514ddm007030038000c.html

 

「メルケルの闘い」と題された連載の1回目の記事です。

福島の事故後、ドイツでは全ての原発からの撤退を決め、当事国日本の私たちを驚かせ、羨ましがらせたものですが、その決断をしたメルケル首相についてこのように書かれていました。(要旨)

 

その時欧州理事会に出席していたメルケル首相の携帯電話に1本のSMSが入った。

ベルリンの首相府からで、「日本で大地震発生」とあった。

『関係者によると、首相はその後、周囲が声をかけても気付かないほど夢中でインターネットにかじりつき、情報を集め続けた。』

翌12日、政権幹部と対応を協議したが、外相は原発停止案に反対。

電力業界トップに意見を聞いたが、業界側は回答を避けた。

その後、今後の選挙への影響を気にする閣僚から原発を止めるべきとの意見相次ぐ。

15日、首相は「国内17基のうち老朽原発7基を停止」と決断、

6月には、22年までの全原発停止が連邦議会で承認された。

実は、シュレーダー前政権が「20年ごろまでの脱原発」を法制化していたのに、

それを「40年ごろまで稼働延長」に変更したのは、メルケル首相自身だった。

このため再度の方針転換には困惑の声もあった。

しかし、あえて首相は決断した。それは、

あり得ないことがあり得る。

それをフクシマから学び、私は従来の意見を変えた。

(事故の)映像が脳裏から離れない

と当時の心境を5月の会見で明かした。

 

メルケル首相は、現実から目をそらさない。

自分の目でしっかりと見つめ、理解する。

そんな方だと思います。

そしてその時、それまでの自分の認識が間違っていたら、それを認め、認識を変える。

その勇気を持っている。

認識が新たになれば、政策も変わる。

それを恐れない。

 

それがとても大事だと思います。

間違いだったと気づいた時点で率直に認め、新たな対応を考える。

政治家も、国民も、それができなければ、未来はとても暗いものになりそうです。 

この国の政治家は、なかなかそれができないようです。

原発事故の計り知れない被害を目の当たりにしても、まだ再稼働を考えているのですから、

いつまでたっても目処の立たないダム計画に囚われる政治家がたくさんいるのも当然か…

 

 

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母の日

2013-05-12 | 雑感

今年のカーネーションはとても元気そう。

蕾もたくさんついています。

なんとか全部開花するといいのだけれど・・

いつも途中で枯れてしまいます。

お水はちゃんとあげているのに、

もちろん根腐れをおこさないよう、鉢底に溜まった水は捨てているのに、

それでも蕾のまま枯れてしまうことはよくあります。

母の日にもらうカーネーションはよく枯れてしまうという話を聞きます。

どうしてでしょうね~

今年は付録がついていました。

幸福の木です♪

 

 今年もありがとう。

息子よ、娘よ、彼らの良きパートナーのちかさん、こうへい君、ありがとう。

母は今年も元気です。

きっと、カーネーションより元気で長持ちタイプだよ~

 

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9条をつくったのは日本の総理、幣原喜重郎

2013-05-08 | 平和

ご存知でしたか?

憲法9条をつくったのは、幣原喜重郎だって。

幣原喜重郎といえば、憲法改正を議論していたころの内閣総理大臣ですね。

松本試案など保守的な憲法を考えていた人だとばかり思っていましたが・・・

あの9条は、彼の強い意思で実現したようです。

その資料がこちらにあります。

http://kenpou2010.web.fc2.com/15-1.hiranobunnsyo.html

 

国会図書館内にある憲法調査会資料と題されたものを、

今川さんという方が国会図書館にコピーを依頼して手に入れ、

さらにそのコピーをワードに移し替えたものです。

 

この資料は、元衆議院議員平野三郎氏が、故幣原喜重郎氏から聴取した、

戦争放棄条項等の生まれた事情を記したものを、

憲法調査会事務局において印刷に付したものだそうです。

 

是非、全文を読んでみてください。

一部抜粋すると・・幣原氏は質問に答えてこんなことを述べています。

・あれは一時的なものではなく、長い間僕が考えた末の最終的な結論というようなものだ。

・たしかに今までの常識ではこれはおかしいことだ。しかし原子爆弾というものができた以上、世界の事情は根本的に変わって終ったと僕は思う。何故ならこの兵器は今後更に幾十倍幾百倍と発達するだろうからだ。恐らく次の戦争は短時間のうちに交戦国の大小都市が悉く灰燼に帰して終うことになるだろう。そうなれば世界は真剣に戦争をやめることを考えなければならない。そして戦争をやめるには武器を持たないことが一番の保証になる。

・日本民族は幾世紀もの間、戦争に勝ち続け、最も戦闘的に戦いを追求する神の民族と信じてきた。神の信条は武力である。その神は今や一挙に下界に墜落した訳だが、僕は第九条によって日本民族は依然として神の民族だと思う。何故なら武力は神でなくなったからである。神でないばかりか、原子爆弾という武力は悪魔である。日本人はその悪魔を投げ捨てることによって再び神の民族になるのだ。すなわち日本はこの神の声を世界に宣言するのだ。それが歴史の大道である。悠々とこの大道を行けばよい。死中に活というのはその意味である  。

・もし軍縮を可能にする方法があるとすれば一つだけ方法がある。それは世界が一せいに一切の軍備を廃止することである。 一、二、三の掛け声もろともすべての国が兵器を海に投ずるならば、忽ち軍縮は完成するだろう。もちろん不可能である。それが不可能なら不可能なのだ。ここまで考えを進めてきたときに、九条というものが思い浮かんだのである。そうだ。誰かが自発的に武器を捨てるとしたらー

・マッカーサーは非常に困った立場にいたが、僕の案は元帥の立場を打開するものだから、渡りに舟というか、話はうまく行った訳だ。しかし第九条の永久的な規定ということには彼も驚いていたようであった。僕としても軍人である彼が直ぐには賛成しまいと思ったので、その意味のことを初めに言ったが、賢明な元帥は最後には非常に理解して感激した面持ちで僕に握手した程であった。

 

憲法を変えたがっている人たちは、まず、

アメリカから押し付けられた憲法だ、自分たちの手で憲法を作るべきだと言いますが、

この資料を読んで考えて欲しいものです。 

 

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最悪な間違いだった...

2013-05-03 | 平和

目覚めはじめたアメリカ兵たちの声を聴いてください。

そして、私たちもそれに学びたい。

憲法、とりわけ9条を変えようよ!とおっしゃっている方々に見て欲しい。

 

 

 

 

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蘇陽峽と唐笠松と通潤橋のある町 「山都」

2013-05-02 | 

今日も快晴!

高千穂を出て、国道218号線を西へ。

今日の目的地は通潤橋ですが、その前にまず立ち寄ったのはここ。

この道の行き止まり、白い屋根のあるところは、長崎鼻展望台です。

長崎鼻と言っても、もちろん鹿児島でも長崎でもなく、ここは熊本県山都町

その展望台から見える景色は・・・

ジャーン!蘇陽峽です。

深さ150m~200mの谷が14kmも続く峡谷です。

「九州のグランドキャニオン」と呼ばれているそうで、

そのイメージで来ると、ちょっとがっかりしますが、

でも、それなりに雄大な眺めでした。

昨日の「石垣の村」同様、観光客は人っ子一人いなくて・・

この絶景を私たち二人で満喫。贅沢な気分に浸りました。

秋の紅葉の頃、また来てみたいな~

 

次に立ち寄ったのは・・

小高い丘の上の一本松、「池尻の唐笠松」と言います。

こ~んなに大きいんですよ。

と言ってもわからないので・・

私が横に立ってみました。

でも、そこは傾斜地で、私がいるのは幹よりも15mほど手前の高い場所ですから、

あまり参考にならないかもしれませんね。

説明板によると、樹高=8m、樹冠=東西30m、南北20m

樹齢300年以上になるアカマツで、地元の皆さんが大切に手入れされてるそうです。

 

さて、いよいよ今日の目的地「通潤橋」に着きました。

国の重要文化財、日本最大級の石造りアーチ水道橋です。

どこが最大って?

このような警告板も設置されています。

危険なので注意せよ、一切責任は負えないと書かれています。

これが、その橋の上です。

ただの石畳の道のように見えますが、これを下から見ると、

こーんな感じ。橋の高さがわかります。

手すりもないあの石畳の端っこを歩くのは、相当の勇気が必要です。

この橋は水道橋、中には3本の通水管が埋設されています。

江戸時代、水不足に苦しんでいた白糸台地の住民を救うため造られました。

1854年、肥後の石工たちの技術を結集したもので、今でも周辺の田畑を潤しています。

真ん中に見える小さな穴は通水管の堆積物を取り除くために定期的に行われる水抜き穴です。

ここから放水すると、こんな光景が見られるそうで、それを期待していたのですが、今日は無し。

 

観光放水は土・日・祝日の正午からで、3月や田植え期には行わないそうです。

 

通潤橋を渡り、近くにある五老ヶ滝まで足を伸ばしました。

近くと言っても、滝つぼまで歩くにはかなり長い道のりで・・

夫は途中でギブアップ。

すれ違ったご夫婦も途中でUターンしてきたとのこと。

ここまで来て諦めるわけにはいかないと、一人黙々と降りていくと、

見えてきました!

う~ん、最高!マイナスイオンいっぱいです。

山都町の数ある滝の中でも最大規模、落差50mの滝です。

水しぶきをたっぷり浴びて元気回復、今来た道をえっちらおっちら登って行きました。

 

道の駅「通潤橋」で、遅いお昼ご飯を食べて一休み。

今回の旅はここでおしまい。

くまモンが「また来てね~」と、お見送りしてくれました。   

 

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新緑の高千穂峽と石垣の村「戸川」

2013-05-01 | 

やっと今日のメインスポット、高千穂峽にやってきました。

柱状節理の白っぽい岩肌に新緑が映えます。

これは、昔阿蘇火山活動で噴出した溶岩流が、五ヶ瀬川に沿って帯状に流れ出し、

急激に冷却されてできたものだそうです。 

阿蘇山からここまで直線距離でも30km近くありそうなのに…ここまで溶岩が流れてきたのですね。

すごい! 

橋に立つ人を見ると、岩の大きさがわかりますね~

五ヶ瀬川の流れに削られたのか、あちこちにおおきな穴が見られます。

よく写真で見る構図ですが、やっぱり撮りたくなるんですよね~

ほんとは、この真名井の滝を下から撮りたかったけど・・

遊歩道の終着にある茶屋で一休み。

渓谷団子を食べながら見上げた木は枝の若葉だけじゃなく、

幹自身も緑のドレスをまとっていました。

小さなツル性の植物が縦横無尽に巻きついて、小さな若葉を無数に付けていました。

写真ではゾーっとしますが、実物はとても綺麗でしたよ。

 

さて、今日、最後に訪れたのは「石垣の村」です。

国道218号線にかかる東洋一のアーチ橋「青雲橋」。

地図によると、ここを渡る手前で左に折れて、日之影川に沿って北上するのですが・・

何しろ、車1台しか通れないような細い道をどこまでも・・

標識も出てないし・・

これでいいんだろうかと迷うことしばしば。

やっと、遠くに石垣が見えてきて・・

あそこに違いない!

と思った瞬間、余裕が出てきて、そばの川原に目をやると・・

その水の透明な美しさに驚き!

透明な水は周りの緑に染まっていますが、小さな小石までくっきり見えます。

まるで水など流れていないよう。。

やっと、このバス停に出会いました。

15年ほど前までは、ここまでバスが来ていたんですよ。

でも、みんなマイカーを持つようになって客がいなくなったので、バスも通らなくなったんです。

と、ここで出会った村人が教えてくれました。

石垣の高さにもびっくりですが、

家そのものが石造りというのは初めて見ました。

江戸時代に建てられたものだそうです。

約150年前の安政年間(1854-1860)に築かれたもので、

現在は7軒の家があります。

大正年間に牛馬の通る道ができるまでは外部との人の出入りはほとんどなく、

孤立した自給自足の生活を送っていた集落だったそうです。

この石垣は地元の人が田畑を開墾したときに出た石を根気よく積み上げたもので、

その当時は村人全てが石工であったらしい。

ここの棚田も百選に選ばれているようです。

よく行く川原(こうばる)の上の日向(ひなた)の棚田の風景を思い出し、ふと気づいた。

ひなたの棚田は日向の棚田と書く。

日向とは、「ひゅうが」と呼ぶのが普通だし、ひゅうが=宮崎だもの、

もしかしたら「ひなたの棚田」は、ここ宮崎の棚田の親戚かもしれませんね

 

緑と川と石と・・すべてが豊かな戸川の村が、いつまでも元気でありますように…

 

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「トンネルの駅」と高千穂神社

2013-05-01 | 

高千穂町に入ってまず立ち寄ったのは「トンネルの駅」

焼酎「ひむかのくろうま」で知られる神楽酒造の直営店。

トンネルの駅の歴史
旧国鉄時代に、高千穂線を延長して熊本県高森町まで結ぼうという九州横断鉄道建設の計画があり、
昭和48年延長約23kmのトンネル工事が始まった。
ところが、トンネル内に水がわき出る事故があり、工事は中断、トンネルだけが残ってしまった。

平成9年旧国鉄精算事業団から高千穂町に払い下げられ、
年間平均温度17度前後、湿度70%という焼酎をねかせるのにちょうどよい温度と湿度ということで、
焼酎の貯蔵庫として地元の神楽酒造が高千穂町と賃貸契約を結び平成12年にオープンしたもの。

 

とのことです。

な~んだ、つい最近できたスポットなのですね~

ここから先は立ち入り禁止ですが、樽の数のすごいこと!圧巻です。

ノンベエの夫は、さっそく直営店へ行き、箱で買い込んでいました。

ここはお酒だけではなく、いろんなお土産品も売っていますが、

竹細工や木工、焼き物の工芸品の安いこと!しかもいい仕事してます。

お箸やスプーンや急須や、いろ~んなものを私も買い込んでしまいました。

 

道草に時間がかかってしまいましたが、やっと高千穂神社に到着。

この門をくぐり、階段を上ると・・

神殿の周りは、杉の巨木がゴロゴロ!

樹齢800年の杉は源頼朝の代参として畠山重忠が手植したものだとか。

こちらの杉は2本が根っこで繋がっているので夫婦杉と呼ばれています。

この周りを手をつないで3回まわると夫婦円満、家内安全、子孫繁栄のご利益があるとか。

幼い子を連れた若いカップルがしっかり手を繋いで、3回まわっていました。

お父さんのほうが回りながら「神様ありがとう」と声に出して言うと、

女の子も「カミチャマ、アイガトウ」と言ってたのが、とっても可愛かった。

もしかしたら、以前ここでこのように3回まわって祈った後に生まれたこどもなのかもしれない…

 

息子夫婦や娘夫婦も、ここに連れてこようかしら?

なーんてふと思ったりしたけれど、ムダなことだとすぐに気づきました。

「手を繋いで回るの?ヤダー!」とか、

「そんなのは気休めだよ」とか言われそう。

私の子どもたちだもの。仕方ない・・・よね。 

 

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!! ドキドキ ?? わくわく 

2013-05-01 | 

今日は阿蘇から高千穂へ向かいます。

中学の修学旅行で行って以来、ン十年ぶりです。

あの時は雨で、バスの中から眺めただけ。ほとんど何も覚えていません。

 

阿蘇市を過ぎて高森町に入ると、風景は草原から森へと変わります。

若葉の輝きに目を奪われながら走っていると、視界に奇妙なものが・・・

何?あれ!

運転してた夫も同時に気づき、少し通り過ぎたところで急停車、そしてバック。

う~ん。なんだか門のようですが、柱は引っこ抜いた樹木そのもの。

看板も何もない。入っていいのか悪いのか・・

でも、好奇心には勝てません。

ゆっくりと進んでいくと・・

目の前に現れたのは大きなツリーハウス!

自然に伸びた枝をうまく利用して、いくつものお部屋ができていました。

右の渡り廊下につながって・・

こちらは、もっと大きな広い家が造られています。

2階の手すりから顔を出しているヘビは、もちろん木の枝。

うまく造ってあって、思わずギャーっと叫びそうになりました。

もしやここは、石と木で造られた遊園地?

それとも家の形をした迷路?

ワクワクドキドキ、興味津々。

上がり込んで探検したいな~

でも、夫がダメだというので断念。

 

裏門は、石造りでした。

それにしてもでっかい!

天井を支えているこの木は何だろう?

こんなに柔らかく、うまく曲がっているなんて・・まるで絵本の世界のよう。

 

いや、絵本というよりジブリの世界。

宮崎駿の世界。

もしかしたら、これは宮崎ワールドを実写映画にしようって試み?そのセット?

 

後ろ髪を引かれつつ車に戻って、再び高千穂方面へ。

 

いやー、ほんとに宮崎ワールドだね~

「千と千尋」を思い出して、怖くなったよ。

あのまま中に入っていったら、豚かなんかにされて、戻ってこれなくなりそうで・・

と、ほんとに怖そうな様子の夫。

んなわけないでしょ!

ああ、あの階段登りたかったな~

また、いつかぜったい行きたい。

それまで、あの不思議な建物がそのまま残っていますように!

観光客が押しかけてきて、周りにアイスクリームやたこ焼きを売る店ができたりしませんように。

入場券売り場や金属のゲートができたりしませんように。

そして、屋根や手すりに色が塗られたりしませんように・・・ 

 

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